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依頼主の村に着きゴブリンの討伐を開始した。
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「色々な店で食べて自分で真似して作ってみるとかさ」
「お店で食べるの?」
「そう。店で食べた味を自分なりに作って勉強するとかじゃないのか」
「えぇ……お店で食べたこと無いし……」
「ギルドでも食堂あるじゃん」
「あるけど……食べたこと無いよ?そんなお金ないし」
あ。そうか……銅貨50枚の暮らしに外食はキツすぎるよな。変な事を言っちゃったな……
「今度、一緒に食べに行く?勿論、俺がお金出すし」
「わぁ~い♪ユウヤと一緒に行きた~い!」
食事を食べ終わり少し休憩をして出発した。途中も何事もなく順調に歩き続けると予定より早く村へ着いた。
「思ってたより、かなり早く着いたな」
「そうなんだ?」
「3日掛かるって思ってたけど2日で着いちゃったな」
「へぇ……じゃあ、わたし頑張ったっ!わたし偉い!」
「うん。頑張ったな」
小さい胸を張ってニコニコしているアリーナの頭を撫でて褒めると、更にご機嫌そうに歩き出した。さっさと終わらせて帰るか~
「じゃあ。さっさと終わらせて帰るか」
「え?着いたばっかりなのに、もう討伐を始めるの?」
「この村に宿泊施設は無いと思うぞ?」
アリーナが村を見渡してガッカリした表情をした。
「うん……宿屋も無さそう……久し振りにベッドで寝た~いっ」
「そうだったのか?」
「寝るならベッドが良いよ~背中が痛いしー」
「じゃあ、さっさと終わらせよ?」
「う、うん……わたし何にも出来ないけど……ガンバるよっ!」
俺が言ったんだけどアリーナは何をガンバるんだ?
「お、おぅ……頑張ってくれ取り敢えず一緒に付いてきてくれれば良いから。それと……俺から離れないように頑張ってくれな」
「うん……がんばるっ!」
「あと一応、依頼主に話を聞いておくか。討伐をして帰って場所が違っていたら最悪だしな」
「そうだよね~うん。さいあくだっ!」
うちのリーダー大丈夫なのか?まあ……パーティを組んだ事が無いらしいし、討伐に出るのも初めてだって言ってたから仕方ないか……
村長を探して依頼を出したかの確認と、依頼主の名前を確認をして合っている事を確認を終えると、詳しい話を聞いてみた。村の近くの山の中腹あたりに良くゴブリンが出没していて、そのゴブリン達が、たまに村まで下りてきて被害をだしていると詳しく教えてくれた。
「山道だから気をつけてな」
「う、うん……気をつける。なんだか不気味で恐いなぁ……何か出てきそうだね……」
俺の服を掴みながら怯えながら歩いて付いてきていた。いや。何か出て来そうじゃなくて……その出てくるゴブリンを探して討伐をしに来てるんだけどな。
ガサガサ……
「きゃぁっ!」
驚いて怯えたアリーナに抱きつかれて動けないし……
「アリーナ大丈夫か?今のは小動物だぞ?」
「ふぅ~……だと思ったぁ~っ!あはは……はぁ……ビックリしたぁ……」
アリーナのぷにぷにっとした頬を、むにぃ~っと引っ張った。
「いらいっればぁ……」
「ん?なに?」
アリーナの頬は、いつ触っても柔らかくて気持ちいいな……癒される。触っていた頬が膨れてムッとした表情をして文句を言ってきた。
「ばかぁ……痛いってばぁっ!」
「落ち着いた?」
「あ、うん……落ち着いたぁ……ありがと……♪」
「ゴブリンに出会う前に討伐しておくか~汚くて臭いらしいし……」
「え?会う前に討伐……?」
近距離マップを出して魔物の反応を確認した。うぅ~ん……魔法は何が良いかな……?弱いゴブリンだしな……ファイアショット?いや貫通して周りに被害が出るかもだしなぁ……それで山火に事なんて起こしたらヤバいよな……いつものヘルフレイムで良いか、あれなら対象しか燃えないし。
頭上に手を翳して多重魔法のヘルフレイムを放つイメージをした。
頭上に複数の黒い不気味な魔法陣が現れると、魔法陣の中心から黒炎の火球が現れると辺りが暗くなり火球から複数のヘルフレイムがゴブリンを目掛けて放たれた。
「討伐数はどう?」
魔法の迫力に呆然としていたアリーナに声を掛けると我に返り慌てて討伐数を見て更に慌てだした。
「え?あ……ちょっと待って……え?は?な、なにこれ……?ん……?これ壊れちゃったみたい……」
アリーナが、依頼書を眺めて可愛く首を傾げて困っている表情をしていた。
「何?どうした?」
「えっと……186体って出てるけど……?おかしいよ……これ?壊れてるー」
ん?おかしい?何がおかしいんだ?少なかったか?でも周りに、これくらいしかゴブリンがいなかったしな……広域にすると俺を中心として広がるから……1000体前後に増えちゃうぞ?しかも山に出るゴブリンの討伐だろ?そんなもんじゃないのか?ほぼ殲滅に近いと思うけどな。
「おかしい?何がおかしいんだ?少なかったか?」
「な、何言ってるの?おかしいって数が多すぎるってばぁ……十分過ぎるってっ!わぁ~凄い!わたし2、3日掛けて10体くらい倒せれば良いかな……って思ってたんだよ!これじゃ……討伐じゃなくてゴブリンの群れの殲滅だよぉ。二人でお金持ちだね!」
困っていた顔が一転して笑顔になり嬉しそうに飛び跳ねて喜んでいた。あ、そうか……2、30体でも良かったのか……そっか、少しやり過ぎたかもな。
「お店で食べるの?」
「そう。店で食べた味を自分なりに作って勉強するとかじゃないのか」
「えぇ……お店で食べたこと無いし……」
「ギルドでも食堂あるじゃん」
「あるけど……食べたこと無いよ?そんなお金ないし」
あ。そうか……銅貨50枚の暮らしに外食はキツすぎるよな。変な事を言っちゃったな……
「今度、一緒に食べに行く?勿論、俺がお金出すし」
「わぁ~い♪ユウヤと一緒に行きた~い!」
食事を食べ終わり少し休憩をして出発した。途中も何事もなく順調に歩き続けると予定より早く村へ着いた。
「思ってたより、かなり早く着いたな」
「そうなんだ?」
「3日掛かるって思ってたけど2日で着いちゃったな」
「へぇ……じゃあ、わたし頑張ったっ!わたし偉い!」
「うん。頑張ったな」
小さい胸を張ってニコニコしているアリーナの頭を撫でて褒めると、更にご機嫌そうに歩き出した。さっさと終わらせて帰るか~
「じゃあ。さっさと終わらせて帰るか」
「え?着いたばっかりなのに、もう討伐を始めるの?」
「この村に宿泊施設は無いと思うぞ?」
アリーナが村を見渡してガッカリした表情をした。
「うん……宿屋も無さそう……久し振りにベッドで寝た~いっ」
「そうだったのか?」
「寝るならベッドが良いよ~背中が痛いしー」
「じゃあ、さっさと終わらせよ?」
「う、うん……わたし何にも出来ないけど……ガンバるよっ!」
俺が言ったんだけどアリーナは何をガンバるんだ?
「お、おぅ……頑張ってくれ取り敢えず一緒に付いてきてくれれば良いから。それと……俺から離れないように頑張ってくれな」
「うん……がんばるっ!」
「あと一応、依頼主に話を聞いておくか。討伐をして帰って場所が違っていたら最悪だしな」
「そうだよね~うん。さいあくだっ!」
うちのリーダー大丈夫なのか?まあ……パーティを組んだ事が無いらしいし、討伐に出るのも初めてだって言ってたから仕方ないか……
村長を探して依頼を出したかの確認と、依頼主の名前を確認をして合っている事を確認を終えると、詳しい話を聞いてみた。村の近くの山の中腹あたりに良くゴブリンが出没していて、そのゴブリン達が、たまに村まで下りてきて被害をだしていると詳しく教えてくれた。
「山道だから気をつけてな」
「う、うん……気をつける。なんだか不気味で恐いなぁ……何か出てきそうだね……」
俺の服を掴みながら怯えながら歩いて付いてきていた。いや。何か出て来そうじゃなくて……その出てくるゴブリンを探して討伐をしに来てるんだけどな。
ガサガサ……
「きゃぁっ!」
驚いて怯えたアリーナに抱きつかれて動けないし……
「アリーナ大丈夫か?今のは小動物だぞ?」
「ふぅ~……だと思ったぁ~っ!あはは……はぁ……ビックリしたぁ……」
アリーナのぷにぷにっとした頬を、むにぃ~っと引っ張った。
「いらいっればぁ……」
「ん?なに?」
アリーナの頬は、いつ触っても柔らかくて気持ちいいな……癒される。触っていた頬が膨れてムッとした表情をして文句を言ってきた。
「ばかぁ……痛いってばぁっ!」
「落ち着いた?」
「あ、うん……落ち着いたぁ……ありがと……♪」
「ゴブリンに出会う前に討伐しておくか~汚くて臭いらしいし……」
「え?会う前に討伐……?」
近距離マップを出して魔物の反応を確認した。うぅ~ん……魔法は何が良いかな……?弱いゴブリンだしな……ファイアショット?いや貫通して周りに被害が出るかもだしなぁ……それで山火に事なんて起こしたらヤバいよな……いつものヘルフレイムで良いか、あれなら対象しか燃えないし。
頭上に手を翳して多重魔法のヘルフレイムを放つイメージをした。
頭上に複数の黒い不気味な魔法陣が現れると、魔法陣の中心から黒炎の火球が現れると辺りが暗くなり火球から複数のヘルフレイムがゴブリンを目掛けて放たれた。
「討伐数はどう?」
魔法の迫力に呆然としていたアリーナに声を掛けると我に返り慌てて討伐数を見て更に慌てだした。
「え?あ……ちょっと待って……え?は?な、なにこれ……?ん……?これ壊れちゃったみたい……」
アリーナが、依頼書を眺めて可愛く首を傾げて困っている表情をしていた。
「何?どうした?」
「えっと……186体って出てるけど……?おかしいよ……これ?壊れてるー」
ん?おかしい?何がおかしいんだ?少なかったか?でも周りに、これくらいしかゴブリンがいなかったしな……広域にすると俺を中心として広がるから……1000体前後に増えちゃうぞ?しかも山に出るゴブリンの討伐だろ?そんなもんじゃないのか?ほぼ殲滅に近いと思うけどな。
「おかしい?何がおかしいんだ?少なかったか?」
「な、何言ってるの?おかしいって数が多すぎるってばぁ……十分過ぎるってっ!わぁ~凄い!わたし2、3日掛けて10体くらい倒せれば良いかな……って思ってたんだよ!これじゃ……討伐じゃなくてゴブリンの群れの殲滅だよぉ。二人でお金持ちだね!」
困っていた顔が一転して笑顔になり嬉しそうに飛び跳ねて喜んでいた。あ、そうか……2、30体でも良かったのか……そっか、少しやり過ぎたかもな。
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