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薬屋として・・・
冒険者ギルドに来てみたら想像していた通りの場所で異世界という感じでテンションが上った。
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「皆、作業を止め目を閉じる事を最優先しろ!これは命令だぞっ!従わぬ者は厳罰に処する!」
皆が目を閉じたのを確認して……ミリアのぷにぷにっとしてそうな頬にキスをしすると、見た目通りにプニッとした感触で柔らかくスベスベして良い匂いがしてきた。
「きゃっ♡ わぁ……♡ うふふ……っ♪」
「ミリア様!大丈夫ですか!?」
「大丈夫です♡ 何でもありません。目を閉じてなさい!問題ありませんわっ!」
ミリアの耳元で小声で聞いてみた。
「機嫌は直った?」
「うぅ~ん……まだですね……えへへ……♪」
笑顔だし機嫌は直ってる気がするけど?
「もう一度お願いしますわぁ♡」
「はぁ……」
はぁ……と照れ隠しで溜息をついて、もう一度長めに頬にキスをした。
一応言っておくけど……前世も含めて女の子にキスをしたの初めてだからね?前世でも彼女居なかったし……
ミリアの肩を掴むとビクッと体を反応させて、俺の方へ赤くなった頬を向けるので緊張してきた。音を立てないように唇をミリアの頬に当てると、しばらくミリアの頬の感触を味わった。
「もう良いでしょ?」
「はいっ♪ とっても満足ですわぁ♡」
ミリアは機嫌が直りニコニコの笑顔になっていた。
「もう目を開けても良いですわよ……はぅ……♡」
「何をされたんでしょうか?」
「目を閉じてと言った意味が分からないのですか?あなたは……!それでも警備兵の総隊長なのですか?まったくっ!」
せっかく機嫌を良くしてたのに総隊長さんは余計な事を言って……
「……失礼しました。秘密の為にですね……」
「許してあげてね?」
「ううぅ……はい……」
納得してない様子だったのでもう一度、笑顔で念を押した。
「ね?」
「はいっ♪」
「ここに居ると危険そうなので出ていきたいのですが……」
「はい。本当に有難うございました。助かりました……ユウヤ様」
名前も覚えられて様付け?
「次は無いですわよ……分かりましたか?」
ミリアがムッとした表情で睨んだ。
「はい!全員に言い聞かせます!」
兵士全員が頭を下げてきた。
ん?なんだかとても感謝されてるんだけど……そこまで?
「じゃあ行こうか?」
「はぁい♪」
詰め所を出ると、またミリアではない男性の怒鳴り声が聞こえた。
今日は俺が建物から出ると怒鳴り声が良く聞こえてくる日だなぁ……
「先程はビックリしましたわ~ユウヤ様ったら……もぉ♡」
と言って腕を組んできた。
「皆が見てなかったから大丈夫でしょ?」
ミリアは頬を赤くして恥ずかしそうに答えた。
「……はいっ♪今度は……ユウヤ様の意思ですよわね?」
「まぁ……そうだね俺の意思だね」
「そうですか~嬉しいですわっ♡」
「そういえば護衛は?」
「ちゃんと分からないように散らばっていますわよ?」
「ちゃんとしてくれたんだね」
「はいっ♪」
ミリアのキレイな金髪の頭を撫でると物凄い殺気を色んな方向から感じた……恐いな。
撫でられてる本人は頬を赤くして嬉しそうにしているんだけど?ダメなの?
うん。護衛は、ちゃんと居るね……
男女の私服の護衛2人と私服のメイド1人とミリアと俺の5人で町の中を歩いてる。その周りにも大勢の平民服を着た冒険者風の護衛が帯剣して護衛をしているっぽい。
「ユウヤ様、わたし初めて町の中を歩きますわ。いつもは馬車で移動ですので」
「そうなんだ?実は俺も、この町は初めてなんだよね」
「どちらに向かわれてるのですか?」
「冒険者ギルドってあるのかな?」
「ありますけれど……冒険者になられるのですか?商売をするのでは?」
ミリアが可愛く首を傾げて俺を見つめてきた。……その仕草は可愛すぎ。
「治癒薬を売るのは冒険者が良いと思うんだよね。冒険者が一番使うんじゃないかと思ってさ」
「そうかもしれませんが……あまりオススメは出来ませんわよ」
「そうなの?まぁ恐い人達って感じだよね」
「そうです。戦いを好む人達の集まりだと聞いていますし……」
不安そうな表情になり組んでいるミリアの腕に力が入った。
場所の案内でメイドが先頭を歩いて案内をしてくれて冒険者ギルドへ辿り着き、ギルドの建物の中へ入ると半分は食堂の様な感じで半分が役場の様な感じの受付に数人並んでいて変わった雰囲気の場所だった。
うわ~ここが冒険者ギルドか~すごい!アニメで見た感じそのままって感じだね。防具を装備して武器を持っていて受付に並んでいたり、隣の食堂?居酒屋?に座って料理を食べてる。元いた世界だと……銃刀法違反ですぐに捕まっちゃうだろうな。いやぁ~この空間好きかも。絡まれなかったらだけど。
昼過ぎだったので人は思ったより人は居なかった。俺は受付に並んでいるとミリアが不安そうに話しかけてきた。
「冒険者の登録をするのですか?」
「違うって、ここで治療薬を売って良いかの確認をしようと思ってさ」
「そうだったんですか……てっきり登録をするのかと……」
安心したようでミリアが移動するとメイドと女性の護衛と記入台の方へ向かいミリアは椅子に座って何かを記入していた。俺には男性の護衛が付いてくれている。
ん?ミリアが冒険者にでもなるのかな?そんな訳無いか。もしかしてメイドさんが?女性の護衛が?
しばらくすると皆が列に戻ってきてミリアがニコニコしていた。ご機嫌そうで良かった。
順番がきて受付嬢が飽きた表情で、やる気の無さそうな感じで話しかけてきた。
「は~い。次の方~ご要件は何でしょうか~?初めて見る顔なので冒険者の登録ですか~?依頼の紹介ですか~?」
「違います。えっと……こちらで傷薬等を売らせて欲しいのですが……」
「それは、えっとぉ~ギルマスから許可を頂かないと無理ですね~。ま~多分……許可は出ないと思いますよ~許可を出していたら既に商人が出入りしてるはずですしね~まぁ、たまに同じ様に聞きにきますけど全部断られてますよ。残念でしたね~」
「まぁそうですよね……」
そうだった・・・売り子が一人も居ないのはそういう事だったのね。って事はギルドの建物の周辺もダメって事かな。
皆が目を閉じたのを確認して……ミリアのぷにぷにっとしてそうな頬にキスをしすると、見た目通りにプニッとした感触で柔らかくスベスベして良い匂いがしてきた。
「きゃっ♡ わぁ……♡ うふふ……っ♪」
「ミリア様!大丈夫ですか!?」
「大丈夫です♡ 何でもありません。目を閉じてなさい!問題ありませんわっ!」
ミリアの耳元で小声で聞いてみた。
「機嫌は直った?」
「うぅ~ん……まだですね……えへへ……♪」
笑顔だし機嫌は直ってる気がするけど?
「もう一度お願いしますわぁ♡」
「はぁ……」
はぁ……と照れ隠しで溜息をついて、もう一度長めに頬にキスをした。
一応言っておくけど……前世も含めて女の子にキスをしたの初めてだからね?前世でも彼女居なかったし……
ミリアの肩を掴むとビクッと体を反応させて、俺の方へ赤くなった頬を向けるので緊張してきた。音を立てないように唇をミリアの頬に当てると、しばらくミリアの頬の感触を味わった。
「もう良いでしょ?」
「はいっ♪ とっても満足ですわぁ♡」
ミリアは機嫌が直りニコニコの笑顔になっていた。
「もう目を開けても良いですわよ……はぅ……♡」
「何をされたんでしょうか?」
「目を閉じてと言った意味が分からないのですか?あなたは……!それでも警備兵の総隊長なのですか?まったくっ!」
せっかく機嫌を良くしてたのに総隊長さんは余計な事を言って……
「……失礼しました。秘密の為にですね……」
「許してあげてね?」
「ううぅ……はい……」
納得してない様子だったのでもう一度、笑顔で念を押した。
「ね?」
「はいっ♪」
「ここに居ると危険そうなので出ていきたいのですが……」
「はい。本当に有難うございました。助かりました……ユウヤ様」
名前も覚えられて様付け?
「次は無いですわよ……分かりましたか?」
ミリアがムッとした表情で睨んだ。
「はい!全員に言い聞かせます!」
兵士全員が頭を下げてきた。
ん?なんだかとても感謝されてるんだけど……そこまで?
「じゃあ行こうか?」
「はぁい♪」
詰め所を出ると、またミリアではない男性の怒鳴り声が聞こえた。
今日は俺が建物から出ると怒鳴り声が良く聞こえてくる日だなぁ……
「先程はビックリしましたわ~ユウヤ様ったら……もぉ♡」
と言って腕を組んできた。
「皆が見てなかったから大丈夫でしょ?」
ミリアは頬を赤くして恥ずかしそうに答えた。
「……はいっ♪今度は……ユウヤ様の意思ですよわね?」
「まぁ……そうだね俺の意思だね」
「そうですか~嬉しいですわっ♡」
「そういえば護衛は?」
「ちゃんと分からないように散らばっていますわよ?」
「ちゃんとしてくれたんだね」
「はいっ♪」
ミリアのキレイな金髪の頭を撫でると物凄い殺気を色んな方向から感じた……恐いな。
撫でられてる本人は頬を赤くして嬉しそうにしているんだけど?ダメなの?
うん。護衛は、ちゃんと居るね……
男女の私服の護衛2人と私服のメイド1人とミリアと俺の5人で町の中を歩いてる。その周りにも大勢の平民服を着た冒険者風の護衛が帯剣して護衛をしているっぽい。
「ユウヤ様、わたし初めて町の中を歩きますわ。いつもは馬車で移動ですので」
「そうなんだ?実は俺も、この町は初めてなんだよね」
「どちらに向かわれてるのですか?」
「冒険者ギルドってあるのかな?」
「ありますけれど……冒険者になられるのですか?商売をするのでは?」
ミリアが可愛く首を傾げて俺を見つめてきた。……その仕草は可愛すぎ。
「治癒薬を売るのは冒険者が良いと思うんだよね。冒険者が一番使うんじゃないかと思ってさ」
「そうかもしれませんが……あまりオススメは出来ませんわよ」
「そうなの?まぁ恐い人達って感じだよね」
「そうです。戦いを好む人達の集まりだと聞いていますし……」
不安そうな表情になり組んでいるミリアの腕に力が入った。
場所の案内でメイドが先頭を歩いて案内をしてくれて冒険者ギルドへ辿り着き、ギルドの建物の中へ入ると半分は食堂の様な感じで半分が役場の様な感じの受付に数人並んでいて変わった雰囲気の場所だった。
うわ~ここが冒険者ギルドか~すごい!アニメで見た感じそのままって感じだね。防具を装備して武器を持っていて受付に並んでいたり、隣の食堂?居酒屋?に座って料理を食べてる。元いた世界だと……銃刀法違反ですぐに捕まっちゃうだろうな。いやぁ~この空間好きかも。絡まれなかったらだけど。
昼過ぎだったので人は思ったより人は居なかった。俺は受付に並んでいるとミリアが不安そうに話しかけてきた。
「冒険者の登録をするのですか?」
「違うって、ここで治療薬を売って良いかの確認をしようと思ってさ」
「そうだったんですか……てっきり登録をするのかと……」
安心したようでミリアが移動するとメイドと女性の護衛と記入台の方へ向かいミリアは椅子に座って何かを記入していた。俺には男性の護衛が付いてくれている。
ん?ミリアが冒険者にでもなるのかな?そんな訳無いか。もしかしてメイドさんが?女性の護衛が?
しばらくすると皆が列に戻ってきてミリアがニコニコしていた。ご機嫌そうで良かった。
順番がきて受付嬢が飽きた表情で、やる気の無さそうな感じで話しかけてきた。
「は~い。次の方~ご要件は何でしょうか~?初めて見る顔なので冒険者の登録ですか~?依頼の紹介ですか~?」
「違います。えっと……こちらで傷薬等を売らせて欲しいのですが……」
「それは、えっとぉ~ギルマスから許可を頂かないと無理ですね~。ま~多分……許可は出ないと思いますよ~許可を出していたら既に商人が出入りしてるはずですしね~まぁ、たまに同じ様に聞きにきますけど全部断られてますよ。残念でしたね~」
「まぁそうですよね……」
そうだった・・・売り子が一人も居ないのはそういう事だったのね。って事はギルドの建物の周辺もダメって事かな。
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