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初めての買い物で子供を拾う
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アスモと二人で出掛けて、俺も・・あまり詳しくはないが町を案内をした。
「お前買い物は出来るのか?略奪はするなよ!」
アスモ「問題ありません」
アスモに金を渡し果物を買ってこさせた。
アスモ「買ってきました。なぜか、おまけをして貰えました」
「そうか、良かったな!それはお前が後で食べて良いぞ。」
アスモ「宜しいのでしょうか。ありがとう御座います」
路地裏から子供達が遊んでる声がする。
アスモ「悪魔の気配がします」
「は?こんな町中でか?他にも悪魔が居たのか?」
アスモ「上級の悪魔ですが弱っているのか反応が小さいです。どうなされますか?討伐でしょうか?なら私が行って参りますが。」
「見てから決める。案内しろ」
行ってみると子供達から石を投げられ、いじめられている女の子だった。
子供達を追い払い話をしてみた。
髪の毛はショートカットでボサボサで色は薄い紫で汚れている歳は10歳くらいか・・泣きながら、うずくまっている。
「どうしたんだ?こんなところで」
女の子「・・・」
アスモ「答えろ!ご主人様の問いだぞ!」
怯えた表情で声も小さく、やっと聞こえる程だった。
女の子「家に居たら知らない人が家に入ってきて、襲われて家族を殺されて逃げてきて、この町に来たの・・・」
アスモ「召喚されるか転移の扉を使って来なければ、ここには来れないはずだが?」
女の子「逃げている時に扉みたいなのに入って逃げてきました」
「そうか、大変だったな。行くところはあるのか?」
女の子「ない・・・です。」
「いっしょに来るか?」
女の子「・・・意地悪しないですか?痛い事もしないですか?」
アスモ「ご主人様が温情をお掛けしているのに。なんだと思っているのだ!!始末されても、おかしい状況ではないのだぞ!」
女の子「ごめんなさい!」
「良い気にするな。俺はハルと呼んでくれ」
女の子「わたしは、リリです。」
「ここに居てもまた、いじめられるだけだろ?飯はどうしてるんだ?」
リリ「人間が捨てたのを食べてるの・・」
アスモ「ご主人様このような悪魔は捨てていくか処分するのをお勧めいたします。」
リリ「え?・・・」
「いや。連れて帰る。それで良いか?リリ」
リリ「うん。うん。おねがいします!」
首を必死に縦に振る。
「じゃあ。帰るか」
リリの汚れた手を握って歩き出すが、リリがビックリして手を引っ込めるがハルが手を伸ばして握ってきた。
リリは困った表情をしてハルの顔を見上げている。
アスモ「ご主人様、汚い子供の手を握られてはご主人様の手が汚れます。」
アスモが機嫌が悪くなったようでリリを睨んでいる。
家に着くとサヤが睨んでいる・・・
サヤ「どっから拐って来たのですか!?」
「拐ってはいないぞ。」
サヤに事情を話し説明をした。
呆れた表情をしていたサヤだったがリリを同情の目で見ていた。
サヤ「まったく・・・仕方ありませんね。ちゃんと面倒を見て上げてくださいね!わたしは知りませんからね。」
リリを風呂場に連れていき一緒に風呂に入る。
サヤ「一緒にお風呂ですか!?」
「まだ、子供だぞ?何を考えているんだ?」
サヤ「十分女の子じゃないですか!」
「お前が面倒を見ろと言っただろ?」
サヤ「・・・ですが」
「風呂の外でうるさいぞ。」
サヤ「すみません。」
シャープをすると泡が黒くなってくるので2回目で白い泡になった。見違えるほどキレイな髪の毛になりリンスもして髪の毛は洗い終わった。
体も汚れていたので洗うと日焼けをした様な肌から透き通る白さの肌になった。
痩せているがちゃんと胸は少しは成長しているんだな・・・
「これでお前は悪魔なのか?擬態か?」
リリ「悪魔です。擬態はしていません。」
「そうなのか・・・キレイな髪の毛と肌だな」
リリ「初めて言われました。いつもは気味が悪いとか気持ち悪いとか不吉な色と言われてました。」
「ああ、気にするな、そんなの忘れろ。」
リリ「はい。」
リリを抱き上げ一緒に湯船に浸かった。
申し訳無さそうな顔をしてハルの顔を見つめてお礼を言った。
リリ「色々と、ありがとうございます。」
リリのお腹を抱えて嬉しそうな表情だ。
「見違えるほど可愛くなったな」
リリ「そうなのですか?気に入って貰えましたか?」
「ああ、気に入ったぞ」
リリを抱きかかえて抱きしめる。
リリが泣き出したので慌てて離して謝った。
「嫌だったか。悪かったな」
そりゃ知らない男に裸で抱きしめられたら嫌だろうな。
リリ「違います。優しくされて嬉しくて安心できて・・・」
「そうだったか。」
もう1度、抱き上げて抱きしめ頭を撫でる。
今度は、リリも向い合せになり抱き付いてきた。
サヤは風呂場の前で待っているのか泣き声が聞こえたようで。
サヤ「何をしてるんですか!何で泣かせているのですか!」
「うるさいぞ。」
リリを抱き抱えて風呂から出て体を拭いてあげ、下着と部屋着を出して着せた。
リリが驚いていたが、嬉しそうな顔になって笑顔になった。
リリ「え?あ・・ありがとうございます。」
うん。よし!可愛くなったな。
それから、家の中では、ずっと俺の服を掴んで後ろを付いてくるようになって、ハルは嬉しそうだった。
外では抱き抱えて歩いていて、サヤが文句を言うと「子供の歩調に合わせていると日が暮れるからな」と言う。
あ、サヤにエロい格好をさせて遊ぶことが出来なくなったな。
子供の教育に良くないよな。どうしようか・・・
アスモに教育を任せてみよう!
その間にサヤと遊べるかな。
「アスモ、リリの教育係を任せる。出来そうか?」
アスモ「ご主人様のご命令であれば・・・」
「ただし、傷つけるなよ。体にも心にもな」
アスモ「心得ました。」
「まずはリリの能力を知りたい。上級の悪魔なんだろ?」
アスモ「大した能力はないと思いますが・・・」
「別に構わない。戦闘力が欲しくて連れてきた訳ではないからな。」
アスモ「では、何故あのような者を・・・」
「あのまま放っておいたら死んでしまうんじゃないか?可哀想だろ?お前の事も放っておけば良かったのか?」
アスモ「本当に心の広いお方ですね・・・」
「では、さっそくリリに負担が掛からない程度に調べてくれ」
アスモ「かしこまりました。」
アスモとリリが外に出ていくと、リリの出掛ける時用にドレスを出して、ドレスを着たリリを想像しながらニヤニヤしながらサヤに聞いた。
「これリリに似合いそうじゃないか?」
サヤ「え?ダメでしょ。こんなドレス着て歩いてたら拐われますよ。それに、貴族じゃないのにドレスは着れないですよ」
「え。そうなの?」
サヤ「町の中を見ましたか?そんなドレスを着てる人いました?居たとしても護衛付きの馬車で移動ですよ。」
「じゃあ貴族になるぞ」
サヤ「え・・・そんなに簡単になれる物じゃないですよ?」
「大丈夫だろ」
サヤ「なんだか不安になってきたんですけど。」
「サヤも貴族になりたいだろ?」
サヤ「もしハル様が貴族になっても、わたしが貴族になる訳じゃないですから。貴族には、なりたくはないですね。そんな柄ではないので。」
「明日に行動に移す。」
ハルも外に出て行った。
サヤ「はぁ・・・リリにドレスを着せたい為に貴族にね・・・」
大きな独り言を呟いた。
ハルは外でリリとアスモも見守っていた。
魔法を調べているようだな・・
アスモがリリに手をあげようとした。
リリが目をつむり叩かれるのを覚悟していた。
ハルが反応しアスモを睨み付け、物凄い殺気をだした。
アスモは、殺気を感じて、とてつもない恐怖を感じて全身が動かなくなりその場で座り込む。
改めて力の差の次元が違うと感じた。
命令を軽く考えていて最上級の最上位の悪魔が何故、上級悪魔の面倒を見ないといけないのかと少し不満を持って仕方なく従っていた・・・
考えを完全に改めて最上級とか考えを捨てよう。
主人の命令ならば、たとえ下級悪魔の面倒でも喜んでみよう。
そして改めて忠誠を捧げよう。
「アスモ、何をしようとしている?さっき言っただろ忘れたのか?お前は別に必要ではないぞ?この世から消えるか?」
アスモ「す、す、す・・・すみません。つい手を・・二度といたしません。」
「リリこっちに来い。」
心配そうな顔で走り寄ってきて座って手を広げているハルに抱き付く。
笑顔になったハル。
リリ「調べるのは、もう良いの?」
「ああ、もうやらないで良い。お前はただ側に居てくれればそれで良い。」
リリ「わかった。でも、魔法は練習した方が良いかな?」
「リリに任せるぞ」
アスモ「これが最後のチャンスだ、リリに魔法を教えられるか?」
アスモ「は、は、はい。お任せください・・・」
「アスモ、話は違うが、魔物の群れを集められるか?」
アスモ「魔物群れくらいならば容易いかと。群れを集めて何をなされるのですか?」
「王都を攻めろ。」
アスモ「王都をですか?」
「王国を助け王にデカイ借りを作らせる。出来るか?」
アスモ「勿論、簡単な事です。私の得意分野で御座います」
アスモの得意分野で大好きな事で自然と笑顔になっていた。
「悪いが攻めてきた魔物は殲滅する。魔物には犠牲になって貰う事になるが大丈夫か?」
アスモ「ご主人様のお役に立てて死ねるのです。彼らも幸せでしょう。」
「では、さっそく取り掛かってくれ。」
アスモ「はい。では行って参ります」
アスモが消えた。
家の中に入りミヤの作った夕食を食べている。
ミヤ「誰っすか、そこの可愛い娘は?」
サヤ「ハル様が町で拾ってきた娘ですよ。」
ミヤ「捨て猫みたいな感じっすか。大事にしないとっすよ」
サヤ「そうですね。ばかネコ」
リリはお腹が空いていたのか、もくもくと食べている。
「リリもっとゆっくり食べなさい。」
リリ「は、はい。」
あれ?親口調になってしまってる?
サヤ「いつからお父さんになったんですか?」
「俺も今、思ってたぞ。何でだ?」
サヤ「そ、そんなの知りませんよ。」
ミヤ「お味の方は、どうっすか?リリちゃん」
ミヤはリリが気に入ったのか笑顔で接している。
リリ「おいしです。」
サヤ「アスモさんは?」
「明日の準備で出掛けたぞ?」
サヤ「明日の準備って、まさか・・・」
「貴族計画だ。」
ハルはニヤリと笑い悪そうな表情になった。
サヤ「やっぱり・・・」
リリ「貴族ですか?」
サヤ「リリちゃんは知らない方が良いよ。」
リリ「わかりました。」
可愛く耳を塞いで目も閉じた。
ミヤ「リリちゃん素直で可愛いっす。後で、ぎゅーして良いっすか?」
リリ「はい。」
サヤ「で、リリちゃんは、どこで寝かせるんですか?」
「勿論、俺の隣だな」
リリ「やった!」
サヤ「じゃあ、バカねこの方に寝かせてくれますか?」
ミヤ「え。良いいんすか?やったーリリちゃん一緒に寝ようっす」
「リリを邪魔にするなよ。サヤ」
リリ「サヤお姉ちゃんは、わたしがキライですか?」
上目遣いで潤んだ目でサヤを見つめる。
サヤ「嫌いじゃないよ。わたし寝相が悪くてリリちゃんを蹴っちゃうかもしれないから。」
ミヤ「寝相が悪いんすね。サヤは」
サヤ「そうよ。バカねこ」
夕食も食べ終わり、皆でベッドに転がる。
ミヤが宣言通りに、リリを捕まえて抱きしめている。
リリも嬉しそうにしているので放っておく。
リリ「お布団に寝るの久しぶりです」
「これからずっと一緒だから安心しろな。布団もお風呂も食事も用意してやるぞ。」
リリが笑顔で抱き付いてきた。
リリ「ありがとうございます」
「さぁー明日は早いから寝るか。」
ミヤ「明日は早いんすか?」
「ああ。俺は、ちょっと予定があるからな」
サヤ「もしかして、わたし達も?」
「いや。リリと、ここで留守番しててくれ」
サヤ「ビックリしました」
リリが抱き付いてくるので頭を撫でて寝かし付けた。
隣ではサヤが服を引っ張ってくる。
サヤを振り返って頭を撫でようと思ったら胸に当たってそのまま撫でる・・・
サヤ「わざとですよね?ねぇ?」
「いや。事故ですよ?」
サヤ「いい加減に胸を撫でるの止めてください。そこ頭じゃないんですけど」
「バレちゃいました?」
サヤ「当たり前です。自分の胸なのですから!」
「いや、触り心地が良くてつい・・・」
サヤ「もう少しだけですよ!今日も特別ですからね!!」
「揉んだりは?」
サヤ「揉んだら、すぐに終わりにします!」
しばらくして。
サヤ「もう満足しました?わたしも寝れないんですけど」
「ああ、満足した。」
サヤ「じゃあ・・頭を撫でてください・・」
頭を撫でてると、二人共いつの間にか寝ていた。
「お前買い物は出来るのか?略奪はするなよ!」
アスモ「問題ありません」
アスモに金を渡し果物を買ってこさせた。
アスモ「買ってきました。なぜか、おまけをして貰えました」
「そうか、良かったな!それはお前が後で食べて良いぞ。」
アスモ「宜しいのでしょうか。ありがとう御座います」
路地裏から子供達が遊んでる声がする。
アスモ「悪魔の気配がします」
「は?こんな町中でか?他にも悪魔が居たのか?」
アスモ「上級の悪魔ですが弱っているのか反応が小さいです。どうなされますか?討伐でしょうか?なら私が行って参りますが。」
「見てから決める。案内しろ」
行ってみると子供達から石を投げられ、いじめられている女の子だった。
子供達を追い払い話をしてみた。
髪の毛はショートカットでボサボサで色は薄い紫で汚れている歳は10歳くらいか・・泣きながら、うずくまっている。
「どうしたんだ?こんなところで」
女の子「・・・」
アスモ「答えろ!ご主人様の問いだぞ!」
怯えた表情で声も小さく、やっと聞こえる程だった。
女の子「家に居たら知らない人が家に入ってきて、襲われて家族を殺されて逃げてきて、この町に来たの・・・」
アスモ「召喚されるか転移の扉を使って来なければ、ここには来れないはずだが?」
女の子「逃げている時に扉みたいなのに入って逃げてきました」
「そうか、大変だったな。行くところはあるのか?」
女の子「ない・・・です。」
「いっしょに来るか?」
女の子「・・・意地悪しないですか?痛い事もしないですか?」
アスモ「ご主人様が温情をお掛けしているのに。なんだと思っているのだ!!始末されても、おかしい状況ではないのだぞ!」
女の子「ごめんなさい!」
「良い気にするな。俺はハルと呼んでくれ」
女の子「わたしは、リリです。」
「ここに居てもまた、いじめられるだけだろ?飯はどうしてるんだ?」
リリ「人間が捨てたのを食べてるの・・」
アスモ「ご主人様このような悪魔は捨てていくか処分するのをお勧めいたします。」
リリ「え?・・・」
「いや。連れて帰る。それで良いか?リリ」
リリ「うん。うん。おねがいします!」
首を必死に縦に振る。
「じゃあ。帰るか」
リリの汚れた手を握って歩き出すが、リリがビックリして手を引っ込めるがハルが手を伸ばして握ってきた。
リリは困った表情をしてハルの顔を見上げている。
アスモ「ご主人様、汚い子供の手を握られてはご主人様の手が汚れます。」
アスモが機嫌が悪くなったようでリリを睨んでいる。
家に着くとサヤが睨んでいる・・・
サヤ「どっから拐って来たのですか!?」
「拐ってはいないぞ。」
サヤに事情を話し説明をした。
呆れた表情をしていたサヤだったがリリを同情の目で見ていた。
サヤ「まったく・・・仕方ありませんね。ちゃんと面倒を見て上げてくださいね!わたしは知りませんからね。」
リリを風呂場に連れていき一緒に風呂に入る。
サヤ「一緒にお風呂ですか!?」
「まだ、子供だぞ?何を考えているんだ?」
サヤ「十分女の子じゃないですか!」
「お前が面倒を見ろと言っただろ?」
サヤ「・・・ですが」
「風呂の外でうるさいぞ。」
サヤ「すみません。」
シャープをすると泡が黒くなってくるので2回目で白い泡になった。見違えるほどキレイな髪の毛になりリンスもして髪の毛は洗い終わった。
体も汚れていたので洗うと日焼けをした様な肌から透き通る白さの肌になった。
痩せているがちゃんと胸は少しは成長しているんだな・・・
「これでお前は悪魔なのか?擬態か?」
リリ「悪魔です。擬態はしていません。」
「そうなのか・・・キレイな髪の毛と肌だな」
リリ「初めて言われました。いつもは気味が悪いとか気持ち悪いとか不吉な色と言われてました。」
「ああ、気にするな、そんなの忘れろ。」
リリ「はい。」
リリを抱き上げ一緒に湯船に浸かった。
申し訳無さそうな顔をしてハルの顔を見つめてお礼を言った。
リリ「色々と、ありがとうございます。」
リリのお腹を抱えて嬉しそうな表情だ。
「見違えるほど可愛くなったな」
リリ「そうなのですか?気に入って貰えましたか?」
「ああ、気に入ったぞ」
リリを抱きかかえて抱きしめる。
リリが泣き出したので慌てて離して謝った。
「嫌だったか。悪かったな」
そりゃ知らない男に裸で抱きしめられたら嫌だろうな。
リリ「違います。優しくされて嬉しくて安心できて・・・」
「そうだったか。」
もう1度、抱き上げて抱きしめ頭を撫でる。
今度は、リリも向い合せになり抱き付いてきた。
サヤは風呂場の前で待っているのか泣き声が聞こえたようで。
サヤ「何をしてるんですか!何で泣かせているのですか!」
「うるさいぞ。」
リリを抱き抱えて風呂から出て体を拭いてあげ、下着と部屋着を出して着せた。
リリが驚いていたが、嬉しそうな顔になって笑顔になった。
リリ「え?あ・・ありがとうございます。」
うん。よし!可愛くなったな。
それから、家の中では、ずっと俺の服を掴んで後ろを付いてくるようになって、ハルは嬉しそうだった。
外では抱き抱えて歩いていて、サヤが文句を言うと「子供の歩調に合わせていると日が暮れるからな」と言う。
あ、サヤにエロい格好をさせて遊ぶことが出来なくなったな。
子供の教育に良くないよな。どうしようか・・・
アスモに教育を任せてみよう!
その間にサヤと遊べるかな。
「アスモ、リリの教育係を任せる。出来そうか?」
アスモ「ご主人様のご命令であれば・・・」
「ただし、傷つけるなよ。体にも心にもな」
アスモ「心得ました。」
「まずはリリの能力を知りたい。上級の悪魔なんだろ?」
アスモ「大した能力はないと思いますが・・・」
「別に構わない。戦闘力が欲しくて連れてきた訳ではないからな。」
アスモ「では、何故あのような者を・・・」
「あのまま放っておいたら死んでしまうんじゃないか?可哀想だろ?お前の事も放っておけば良かったのか?」
アスモ「本当に心の広いお方ですね・・・」
「では、さっそくリリに負担が掛からない程度に調べてくれ」
アスモ「かしこまりました。」
アスモとリリが外に出ていくと、リリの出掛ける時用にドレスを出して、ドレスを着たリリを想像しながらニヤニヤしながらサヤに聞いた。
「これリリに似合いそうじゃないか?」
サヤ「え?ダメでしょ。こんなドレス着て歩いてたら拐われますよ。それに、貴族じゃないのにドレスは着れないですよ」
「え。そうなの?」
サヤ「町の中を見ましたか?そんなドレスを着てる人いました?居たとしても護衛付きの馬車で移動ですよ。」
「じゃあ貴族になるぞ」
サヤ「え・・・そんなに簡単になれる物じゃないですよ?」
「大丈夫だろ」
サヤ「なんだか不安になってきたんですけど。」
「サヤも貴族になりたいだろ?」
サヤ「もしハル様が貴族になっても、わたしが貴族になる訳じゃないですから。貴族には、なりたくはないですね。そんな柄ではないので。」
「明日に行動に移す。」
ハルも外に出て行った。
サヤ「はぁ・・・リリにドレスを着せたい為に貴族にね・・・」
大きな独り言を呟いた。
ハルは外でリリとアスモも見守っていた。
魔法を調べているようだな・・
アスモがリリに手をあげようとした。
リリが目をつむり叩かれるのを覚悟していた。
ハルが反応しアスモを睨み付け、物凄い殺気をだした。
アスモは、殺気を感じて、とてつもない恐怖を感じて全身が動かなくなりその場で座り込む。
改めて力の差の次元が違うと感じた。
命令を軽く考えていて最上級の最上位の悪魔が何故、上級悪魔の面倒を見ないといけないのかと少し不満を持って仕方なく従っていた・・・
考えを完全に改めて最上級とか考えを捨てよう。
主人の命令ならば、たとえ下級悪魔の面倒でも喜んでみよう。
そして改めて忠誠を捧げよう。
「アスモ、何をしようとしている?さっき言っただろ忘れたのか?お前は別に必要ではないぞ?この世から消えるか?」
アスモ「す、す、す・・・すみません。つい手を・・二度といたしません。」
「リリこっちに来い。」
心配そうな顔で走り寄ってきて座って手を広げているハルに抱き付く。
笑顔になったハル。
リリ「調べるのは、もう良いの?」
「ああ、もうやらないで良い。お前はただ側に居てくれればそれで良い。」
リリ「わかった。でも、魔法は練習した方が良いかな?」
「リリに任せるぞ」
アスモ「これが最後のチャンスだ、リリに魔法を教えられるか?」
アスモ「は、は、はい。お任せください・・・」
「アスモ、話は違うが、魔物の群れを集められるか?」
アスモ「魔物群れくらいならば容易いかと。群れを集めて何をなされるのですか?」
「王都を攻めろ。」
アスモ「王都をですか?」
「王国を助け王にデカイ借りを作らせる。出来るか?」
アスモ「勿論、簡単な事です。私の得意分野で御座います」
アスモの得意分野で大好きな事で自然と笑顔になっていた。
「悪いが攻めてきた魔物は殲滅する。魔物には犠牲になって貰う事になるが大丈夫か?」
アスモ「ご主人様のお役に立てて死ねるのです。彼らも幸せでしょう。」
「では、さっそく取り掛かってくれ。」
アスモ「はい。では行って参ります」
アスモが消えた。
家の中に入りミヤの作った夕食を食べている。
ミヤ「誰っすか、そこの可愛い娘は?」
サヤ「ハル様が町で拾ってきた娘ですよ。」
ミヤ「捨て猫みたいな感じっすか。大事にしないとっすよ」
サヤ「そうですね。ばかネコ」
リリはお腹が空いていたのか、もくもくと食べている。
「リリもっとゆっくり食べなさい。」
リリ「は、はい。」
あれ?親口調になってしまってる?
サヤ「いつからお父さんになったんですか?」
「俺も今、思ってたぞ。何でだ?」
サヤ「そ、そんなの知りませんよ。」
ミヤ「お味の方は、どうっすか?リリちゃん」
ミヤはリリが気に入ったのか笑顔で接している。
リリ「おいしです。」
サヤ「アスモさんは?」
「明日の準備で出掛けたぞ?」
サヤ「明日の準備って、まさか・・・」
「貴族計画だ。」
ハルはニヤリと笑い悪そうな表情になった。
サヤ「やっぱり・・・」
リリ「貴族ですか?」
サヤ「リリちゃんは知らない方が良いよ。」
リリ「わかりました。」
可愛く耳を塞いで目も閉じた。
ミヤ「リリちゃん素直で可愛いっす。後で、ぎゅーして良いっすか?」
リリ「はい。」
サヤ「で、リリちゃんは、どこで寝かせるんですか?」
「勿論、俺の隣だな」
リリ「やった!」
サヤ「じゃあ、バカねこの方に寝かせてくれますか?」
ミヤ「え。良いいんすか?やったーリリちゃん一緒に寝ようっす」
「リリを邪魔にするなよ。サヤ」
リリ「サヤお姉ちゃんは、わたしがキライですか?」
上目遣いで潤んだ目でサヤを見つめる。
サヤ「嫌いじゃないよ。わたし寝相が悪くてリリちゃんを蹴っちゃうかもしれないから。」
ミヤ「寝相が悪いんすね。サヤは」
サヤ「そうよ。バカねこ」
夕食も食べ終わり、皆でベッドに転がる。
ミヤが宣言通りに、リリを捕まえて抱きしめている。
リリも嬉しそうにしているので放っておく。
リリ「お布団に寝るの久しぶりです」
「これからずっと一緒だから安心しろな。布団もお風呂も食事も用意してやるぞ。」
リリが笑顔で抱き付いてきた。
リリ「ありがとうございます」
「さぁー明日は早いから寝るか。」
ミヤ「明日は早いんすか?」
「ああ。俺は、ちょっと予定があるからな」
サヤ「もしかして、わたし達も?」
「いや。リリと、ここで留守番しててくれ」
サヤ「ビックリしました」
リリが抱き付いてくるので頭を撫でて寝かし付けた。
隣ではサヤが服を引っ張ってくる。
サヤを振り返って頭を撫でようと思ったら胸に当たってそのまま撫でる・・・
サヤ「わざとですよね?ねぇ?」
「いや。事故ですよ?」
サヤ「いい加減に胸を撫でるの止めてください。そこ頭じゃないんですけど」
「バレちゃいました?」
サヤ「当たり前です。自分の胸なのですから!」
「いや、触り心地が良くてつい・・・」
サヤ「もう少しだけですよ!今日も特別ですからね!!」
「揉んだりは?」
サヤ「揉んだら、すぐに終わりにします!」
しばらくして。
サヤ「もう満足しました?わたしも寝れないんですけど」
「ああ、満足した。」
サヤ「じゃあ・・頭を撫でてください・・」
頭を撫でてると、二人共いつの間にか寝ていた。
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