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10話 好きだという気持ちを抑えて……
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寝る支度が終わり……自分のユナちゃんへの気持ちに気付き、夕方から意識してしまい気不味い。
昨日までは頬と頬が触れても嬉しくて喜んでいたのに……今じゃ目を合わせるのも恥ずかしいくらい……多分、顔が赤くなってしまうと思う。
そんな状態なのに、一緒のベッドで寝られる訳がないよ……。
「お姉ちゃん、おやすみー。今日は心配かけちゃってごめんね?なんか怒ってるよね……反省してるから機嫌直して……ね?」
「え?怒ってないしー気のせいだって!」
「そうかな……?目も合わせてくれないし……寝る前に……ぎゅぅ♡ってしてくれなかったよ」
えっ!?あ……約束してたような……それ、凄いしたいんですけど……今はドキドキして無理だよ……
「て、手を繋いで、寝よっか……?」
「うん!手を繋ご……」
はぁ。顔を見なければ、なんとか大丈夫……ドキドキ……して寝られずにいると、ユナちゃんが寝てしまいゴロっと抱きしめてきた。そ、そこ……私の胸……くすぐったい……微妙に手を動かさないで……モゾモゾと動いて態勢を変えると向かい合ってしまったが、ユナちゃんが寝ているので……可愛い寝顔を見てるとドキドキしてしまい、そっと頬に触り撫でた。柔らかくて気持ち良い……ぷにぷにしてる……それに唇も柔らかそうだなぁ……♪
段々と落ち着いてきて、私もユナちゃんの体に腕を回して幸せな気分で眠りについた。
翌朝……
スマホのアラームで目が覚めていつも通りに支度をして学校でテストを受けて帰宅した。
「ただいま~」
パタパタ……と足音がリビングからして嬉しそうに駆け寄ってきた。
「お姉ちゃん、おかえりなさい」
「うちにも、だいぶ慣れてきたみたいだねー」
「うん。もう大丈夫だよ」
「家ばっかりに居たら良くないと思うから、散歩にでも一緒に行こうか?」
「お姉ちゃんと一緒!?行くっ」
バタバタと部屋に向かって行ってしまった……元気だねー……あ!今、部屋に入ると……一緒に着替えることになるよね……それは不味いなぁ……チラチラと見ちゃいそうだし……リビングで紅茶でも飲んで待ってよっかなぁ。
バタバタ……と足音が聞こえると、リビングのドアが勢いよく開いた。
「もぉ……お姉ちゃん出掛けるんだよねぇ!?」
珍しく興奮気味のユナちゃんが駆け寄ってきた。
「一緒に服を選んでもらおうと思って待ってたのにー」
え?ファンションに興味がなさそうだったユナちゃんが?
「え?随分と積極的だね……それに可愛い服を着てる!?」
「……お姉ちゃんと一緒に出掛けるんだもん……これで良いと思う?似合ってる?」
可愛い系のワンピース姿で、恥ずかしそうにクルっと回って見せてくれた。うわぁ……今の私にはツライって……可愛すぎる。
「う、うん……可愛い!」
「ほんとー?あんまり見てくれてないけど……お姉ちゃんも着替えてきてー」
急かされて部屋に入ると普段着に着替えてリビングに降りた。
「出掛けるよー」
「はーい」
いつもより元気に返事をして出てくると腕を組まれてドキッとして緊張をしてしまう。
「じゃあ行こうかー。どこに行こうかな~」
「うぅーん……公園とか?」
「そうだね、ベンチに座って休んで、散歩して帰ろうか♪」
「うん!」
公園に着くと……ユナちゃんの知り合いの子達が寄ってきた。え?わぁっ。かなり人気者じゃないの……ユナちゃん……あっという間に追い出されちゃったよ……
男女の5人組のグループにユナちゃんが取り囲まれていたので……仕方ないのでベンチに座り眺めていた。
……へぇー楽しそうに笑って話をしてるなぁ……モヤモヤしてきちゃった……これってヤキモチってヤツだよね……ユナちゃんが他の人と仲良くしてるの見るとイライラしてくるし……ユナちゃんを取られちゃった気分……
ユナちゃん達も近くのベンチに座り話をしだした。
「ユナちゃん!元気だった?ずっと学校を休んでて心配したよー!」
「うん。元気だったよ」
「ユナちゃん……イメージ変わったねー可愛い!」
「えっと……お姉ちゃんに選んでもらったの」
「へーお姉ちゃんいたんだ!良いなー」
「知り合いになったお姉ちゃんだよ」
「家に様子を見に行ったら誰も居ないんだもん心配しちゃったよ」
「今……お姉ちゃんの家にお世話になってるんだー」
「それなら、うちに着てくれてもいいのにー。ね?来てよー大歓迎だよ!」
「う、うん……考えておくね。ありがと……」
ふぅーん……考えるんだ……そっかぁ……ずっと一緒にって言ってたのになぁ……はぁ。人の話を聞いてちゃ悪いし、長くなりそうだし……夕飯の準備もあるし……帰ろうかなぁ……一人で寂しいし……
ベンチから立ち上がるけど……気付かないみたいだし帰ろう……ユナちゃんは帰ってくるのかな?友達の家にお世話になるのかな……?
一人で寂しく公園を出て振り向くとまだ、楽しく友達と話をしていて追いかけてくるかもと思って、何度か振り返り確認をしながら帰り家に着いた。
夕飯を作る気力も無くなって簡単なモノを作り部屋に戻りベッドに横になった。
あぁー。だから……さっきは積極的だったのかぁ……てっきり私と、一緒に出掛けるからオシャレで可愛い服を選んだと思ってたけど、友達に見せる為だったんだ……
昨日までは頬と頬が触れても嬉しくて喜んでいたのに……今じゃ目を合わせるのも恥ずかしいくらい……多分、顔が赤くなってしまうと思う。
そんな状態なのに、一緒のベッドで寝られる訳がないよ……。
「お姉ちゃん、おやすみー。今日は心配かけちゃってごめんね?なんか怒ってるよね……反省してるから機嫌直して……ね?」
「え?怒ってないしー気のせいだって!」
「そうかな……?目も合わせてくれないし……寝る前に……ぎゅぅ♡ってしてくれなかったよ」
えっ!?あ……約束してたような……それ、凄いしたいんですけど……今はドキドキして無理だよ……
「て、手を繋いで、寝よっか……?」
「うん!手を繋ご……」
はぁ。顔を見なければ、なんとか大丈夫……ドキドキ……して寝られずにいると、ユナちゃんが寝てしまいゴロっと抱きしめてきた。そ、そこ……私の胸……くすぐったい……微妙に手を動かさないで……モゾモゾと動いて態勢を変えると向かい合ってしまったが、ユナちゃんが寝ているので……可愛い寝顔を見てるとドキドキしてしまい、そっと頬に触り撫でた。柔らかくて気持ち良い……ぷにぷにしてる……それに唇も柔らかそうだなぁ……♪
段々と落ち着いてきて、私もユナちゃんの体に腕を回して幸せな気分で眠りについた。
翌朝……
スマホのアラームで目が覚めていつも通りに支度をして学校でテストを受けて帰宅した。
「ただいま~」
パタパタ……と足音がリビングからして嬉しそうに駆け寄ってきた。
「お姉ちゃん、おかえりなさい」
「うちにも、だいぶ慣れてきたみたいだねー」
「うん。もう大丈夫だよ」
「家ばっかりに居たら良くないと思うから、散歩にでも一緒に行こうか?」
「お姉ちゃんと一緒!?行くっ」
バタバタと部屋に向かって行ってしまった……元気だねー……あ!今、部屋に入ると……一緒に着替えることになるよね……それは不味いなぁ……チラチラと見ちゃいそうだし……リビングで紅茶でも飲んで待ってよっかなぁ。
バタバタ……と足音が聞こえると、リビングのドアが勢いよく開いた。
「もぉ……お姉ちゃん出掛けるんだよねぇ!?」
珍しく興奮気味のユナちゃんが駆け寄ってきた。
「一緒に服を選んでもらおうと思って待ってたのにー」
え?ファンションに興味がなさそうだったユナちゃんが?
「え?随分と積極的だね……それに可愛い服を着てる!?」
「……お姉ちゃんと一緒に出掛けるんだもん……これで良いと思う?似合ってる?」
可愛い系のワンピース姿で、恥ずかしそうにクルっと回って見せてくれた。うわぁ……今の私にはツライって……可愛すぎる。
「う、うん……可愛い!」
「ほんとー?あんまり見てくれてないけど……お姉ちゃんも着替えてきてー」
急かされて部屋に入ると普段着に着替えてリビングに降りた。
「出掛けるよー」
「はーい」
いつもより元気に返事をして出てくると腕を組まれてドキッとして緊張をしてしまう。
「じゃあ行こうかー。どこに行こうかな~」
「うぅーん……公園とか?」
「そうだね、ベンチに座って休んで、散歩して帰ろうか♪」
「うん!」
公園に着くと……ユナちゃんの知り合いの子達が寄ってきた。え?わぁっ。かなり人気者じゃないの……ユナちゃん……あっという間に追い出されちゃったよ……
男女の5人組のグループにユナちゃんが取り囲まれていたので……仕方ないのでベンチに座り眺めていた。
……へぇー楽しそうに笑って話をしてるなぁ……モヤモヤしてきちゃった……これってヤキモチってヤツだよね……ユナちゃんが他の人と仲良くしてるの見るとイライラしてくるし……ユナちゃんを取られちゃった気分……
ユナちゃん達も近くのベンチに座り話をしだした。
「ユナちゃん!元気だった?ずっと学校を休んでて心配したよー!」
「うん。元気だったよ」
「ユナちゃん……イメージ変わったねー可愛い!」
「えっと……お姉ちゃんに選んでもらったの」
「へーお姉ちゃんいたんだ!良いなー」
「知り合いになったお姉ちゃんだよ」
「家に様子を見に行ったら誰も居ないんだもん心配しちゃったよ」
「今……お姉ちゃんの家にお世話になってるんだー」
「それなら、うちに着てくれてもいいのにー。ね?来てよー大歓迎だよ!」
「う、うん……考えておくね。ありがと……」
ふぅーん……考えるんだ……そっかぁ……ずっと一緒にって言ってたのになぁ……はぁ。人の話を聞いてちゃ悪いし、長くなりそうだし……夕飯の準備もあるし……帰ろうかなぁ……一人で寂しいし……
ベンチから立ち上がるけど……気付かないみたいだし帰ろう……ユナちゃんは帰ってくるのかな?友達の家にお世話になるのかな……?
一人で寂しく公園を出て振り向くとまだ、楽しく友達と話をしていて追いかけてくるかもと思って、何度か振り返り確認をしながら帰り家に着いた。
夕飯を作る気力も無くなって簡単なモノを作り部屋に戻りベッドに横になった。
あぁー。だから……さっきは積極的だったのかぁ……てっきり私と、一緒に出掛けるからオシャレで可愛い服を選んだと思ってたけど、友達に見せる為だったんだ……
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