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おまけの没集
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没集
☆のついた文章が没になった案です。☆のついていない話は、言い訳や葛藤です。
裏設定のようなものが混ざっています。
3話
ちなみに人や動物など、魔物以外に浄化魔法をかけたからといって、その体を粒子化させてしまうわけではない。魔物以外には何の効果もないということが基本だ。では何故私は粒子化するのか。はっきりしたことはわからない。出来るんじゃね?と思ってやったら出来た。魔法はイメージが大事、とかそういうものかも知れない。だから、浄化魔法をかけられたら自分も粒子化して消えてしまう、と常々思っているネガティブ思考な人に誤って使ってしまったら、粒子化してしまうかも知れない。その程度の曖昧な認識だ。
→服や物は?説明できないので、ご都合主義の世界だからね、ということで、敢えて説明せずに済ませました。
9話
――さん。何度言えばわかるのかしら。あなたこの仕事向いてないんじゃない?
ホント何考えているかわからない。気持ち悪いのよあんた。
☆キミは僕といてもつまらなそうだ。キミは仕事をしている方が好きなようだね。だったらそうしたらいい。僕だって僕を好きだと言ってくれる人と一緒にいたいしね。
→真白に恋人いた説。でも真白のトラウマ的なものを考えると、恋人がいるのもなあ、と思い没。ずっとフリーの真白誕生。
14話
魔族はあらゆる魔法に精通している。だが、聖女が使う魔法だけは、扱えないという。
「キミが、アッサムが見つけた子か。私はアールグレイ。この国で王をしている」
☆王城の一室。穏やかな笑みを浮かべた、非常に美しい王様が、優しい声音で話しかけてくれた。
→最初はお城で会う予定だった。魔族のフランクさをより醸し出すため、農場へとシフトチェンジ。りんごの話が作者的にツボ。
15話
それでいいのか、王様。まあ、何も裏がないならいいけど。本当のことを言っているかはわからないけど。本当だとしたら、側近が側にいなくてはままならないのでは。
「昨日も森にいたけど、王様の側にいなくていいの?それとも何かの密命?」
☆「いや、今日は休みだ。だから、おまえともっと話がしたくて探していた」
→アッサム側近説。真白に惚れている魔族の役にしようと思っていたが、今後の展開に支障を来すと没。ちなみにアールグレイは攻略対象予定だったが、話を上手く収集できなくなりそうだったのでこれも没。魔族はひたすら魔法のお勉強をさせてくれた人たちとなった。もっと作者に能力があれば、魔族をそんな勿体ない使い方をせずに済んだと反省。
19話
「ご自身は優秀でいらっしゃるから、半年で開花させることが出来たのでしょうけれど、他の者たちにまで、一年以内に、なんて期限を付けるのはおかしいです」
「私たちが束になったところで、サリュア様一人分の働きも出来ないのよ」
☆表情を読み取らせないよう俯く聖女に、候補、コルシュは尚も言い募る。
→ここで言い合う少々気の強い候補をコルシュにしようと思っていた。後に出てくるコルシュと少々性格が違う気がしたので、名もない候補へと変更。
20話
人助けも、バレなきゃいいのよははん。実験の結果、助けた形になったってだけだけどな。急に消えた魔物に困惑しておるわ。悩むが良い、ホモサピエンス。
☆戦闘が突然止んだためか、馬車からそっと顔を覗かせた人物に顔が引き攣る。ブルーエイ家の人間じゃねぇか。
→ここで登場するのは王子たちではなく、ブルーエイ家の予定だった。妹だと気付かれないまま実の兄に惚れられたり、その経由でリィン様に出会ってリィン様に惚れられたりなんて考えていた。12話のリィン様sideを書きながら、この構想は消えた。20話が12話の構想で?とお思いかも知れないが、作者の話の作り方の問題だと思ってもらえると。
26話
人と交わりたがらないシラユキ。理由のひとつに、言葉を厭う傾向にある。前世が影響していることは、わかっている。それに触発されているのか、私は喋ることが出来ない。けれど、それでシラユキが安心出来るなら、一向に構わない。
→当初は喋れる予定だった。影艶という存在と真白との関係を色々考慮し、葛藤の末、この設定に。喋ることが出来ていたら、もう少し違う物語になっていたと思う。
29話~
裁判のシーン。当初は真白と侯爵の直接対決だった。罪状などももう少し軽く少なかったが、片眼鏡と兄のタッグにより殺人罪まで引き合いに出されるほどの大事に。
51話
「いつも、ありがとう、影艶」
背に跨がりながら、首に抱きつく。嬉しそうに影艶の喉が鳴った。
☆しばらく水中散歩を満喫していると、洞窟のような穴を見つけた。影艶と顔を見合わせる。
→湖底の散歩中に洞窟を発見して冒険する予定だった。辿り着いた先で、四つめの禁書を見つける予定だった。ちなみに神殿にある残りの禁書は蘇生と創造。湖底で見つける予定だった禁書は時間。禁書が絡んだ話や他の攻略対象が出てくる話が書けていたら、より面白くなったのだろうと猛省。
77話
兄が私の手を握る。兄を見上げると、冷たい目が千年聖女を見ていた。それを見て、私は考えを振り払うように首を振る。
☆「お待たせいたしました、兄上!」
→当初、ソフィが到着して、ソフィに指示をする予定だった。ソフィの影は5話に登場しているが、リィン様の影が出ていないと気付き、急遽役目変更。
81話
直感とか野生の勘とかの類いじゃん。
ひとつ息を吐く。
☆「沙羅」
→どちらの名前にしようか悩んだ挙げ句、真白に軍配があがる。白雪と名乗っていたので、真白の方が馴染みやすいと思った。
107話
☆神獣が姿を消して七日目の夜。
→当初、三日ではなく七日だった。あんな状態の真白を、そんなに長くリィン様が放置するはずがないと思い至り、短いとお思いかも知れないが、三日にした。リィン様の真白への想いを考えると、よく三日も我慢した。
同じく107話
「お願いだ、真白の気持ちを、教えてくれ」
真白から話してくれることを待っていたが、もう待てない。頭を真白の胸に乗せ、震える声で懇願する。
☆そんな場合じゃないと思うのだが、真白は着痩せするタイプのようだ。以外と胸がある。
→シリアスになりすぎないよう入れようと考えるが、あまりにもそぐわず後が続かないと没。ちなみにCカップ。どうでもいいですね。
幻の話
「ね、こっち、向いて。真白」
「やだ」
そっと頬に手を添えて、優しく自分の方に顔を向けさせる。素直に首は向けてくれたけど、視線が逸らされたままだ。本当に可愛い。
「真白」
さらりと髪を撫でる。
「真白」
ゆっくり顔を近付ける。真白の体に力が入る。
「真白」
唇が、重なった。
柔らかい。
そして、甘い。
真白がギュッと目を瞑っている。顔が真っ赤だ。私を男として認識してくれている。そう思うだけで堪らなくなった。
唇を重ねたまま、真白の唇を舐める。ビクリと真白が揺れて、薄く唇が開いた。その隙間から舌を侵入させると、真白が驚いて目を開けた。至近距離で目が合うと、さらに顔を赤くして、また目を瞑った。なんて可愛い反応。より深く真白の口腔を犯す。絡まる舌の水音に、真白はますます羞恥に染まる。ゆっくり体を倒していく。水音に混じって真白の声が漏れ聞こえる。
止まれない。
「は、真白っ」
願い続けた。
→誰かと結ばれる話を書こうとして、最後まで作者が真白の相手を選べなかったため、日の目を見ることがなくなった。作者の中で、誰と結ばれても使えるところまで作成していた。投稿中もどうにか誰かと結ばせようと試行錯誤していたが、結局書き直すことはなく、この話の出番はなくなってしまったので、読者のみなさまのお気に入りと結ばせてやってください。兄sideの話が多かったので、兄でいってみようかと思っていた時期もある。
*おしまい*
こんなにどうでもいい話にまでお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
長編を書いてみて、そこまで長くはありませんが、とても難しいと思いました。何百、何千話と続けていらっしゃる方の凄さに、改めて頭が下がりました。
いつかまたこの作品を読み返して笑っていただけると、とても嬉しいです。
☆のついた文章が没になった案です。☆のついていない話は、言い訳や葛藤です。
裏設定のようなものが混ざっています。
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ちなみに人や動物など、魔物以外に浄化魔法をかけたからといって、その体を粒子化させてしまうわけではない。魔物以外には何の効果もないということが基本だ。では何故私は粒子化するのか。はっきりしたことはわからない。出来るんじゃね?と思ってやったら出来た。魔法はイメージが大事、とかそういうものかも知れない。だから、浄化魔法をかけられたら自分も粒子化して消えてしまう、と常々思っているネガティブ思考な人に誤って使ってしまったら、粒子化してしまうかも知れない。その程度の曖昧な認識だ。
→服や物は?説明できないので、ご都合主義の世界だからね、ということで、敢えて説明せずに済ませました。
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――さん。何度言えばわかるのかしら。あなたこの仕事向いてないんじゃない?
ホント何考えているかわからない。気持ち悪いのよあんた。
☆キミは僕といてもつまらなそうだ。キミは仕事をしている方が好きなようだね。だったらそうしたらいい。僕だって僕を好きだと言ってくれる人と一緒にいたいしね。
→真白に恋人いた説。でも真白のトラウマ的なものを考えると、恋人がいるのもなあ、と思い没。ずっとフリーの真白誕生。
14話
魔族はあらゆる魔法に精通している。だが、聖女が使う魔法だけは、扱えないという。
「キミが、アッサムが見つけた子か。私はアールグレイ。この国で王をしている」
☆王城の一室。穏やかな笑みを浮かべた、非常に美しい王様が、優しい声音で話しかけてくれた。
→最初はお城で会う予定だった。魔族のフランクさをより醸し出すため、農場へとシフトチェンジ。りんごの話が作者的にツボ。
15話
それでいいのか、王様。まあ、何も裏がないならいいけど。本当のことを言っているかはわからないけど。本当だとしたら、側近が側にいなくてはままならないのでは。
「昨日も森にいたけど、王様の側にいなくていいの?それとも何かの密命?」
☆「いや、今日は休みだ。だから、おまえともっと話がしたくて探していた」
→アッサム側近説。真白に惚れている魔族の役にしようと思っていたが、今後の展開に支障を来すと没。ちなみにアールグレイは攻略対象予定だったが、話を上手く収集できなくなりそうだったのでこれも没。魔族はひたすら魔法のお勉強をさせてくれた人たちとなった。もっと作者に能力があれば、魔族をそんな勿体ない使い方をせずに済んだと反省。
19話
「ご自身は優秀でいらっしゃるから、半年で開花させることが出来たのでしょうけれど、他の者たちにまで、一年以内に、なんて期限を付けるのはおかしいです」
「私たちが束になったところで、サリュア様一人分の働きも出来ないのよ」
☆表情を読み取らせないよう俯く聖女に、候補、コルシュは尚も言い募る。
→ここで言い合う少々気の強い候補をコルシュにしようと思っていた。後に出てくるコルシュと少々性格が違う気がしたので、名もない候補へと変更。
20話
人助けも、バレなきゃいいのよははん。実験の結果、助けた形になったってだけだけどな。急に消えた魔物に困惑しておるわ。悩むが良い、ホモサピエンス。
☆戦闘が突然止んだためか、馬車からそっと顔を覗かせた人物に顔が引き攣る。ブルーエイ家の人間じゃねぇか。
→ここで登場するのは王子たちではなく、ブルーエイ家の予定だった。妹だと気付かれないまま実の兄に惚れられたり、その経由でリィン様に出会ってリィン様に惚れられたりなんて考えていた。12話のリィン様sideを書きながら、この構想は消えた。20話が12話の構想で?とお思いかも知れないが、作者の話の作り方の問題だと思ってもらえると。
26話
人と交わりたがらないシラユキ。理由のひとつに、言葉を厭う傾向にある。前世が影響していることは、わかっている。それに触発されているのか、私は喋ることが出来ない。けれど、それでシラユキが安心出来るなら、一向に構わない。
→当初は喋れる予定だった。影艶という存在と真白との関係を色々考慮し、葛藤の末、この設定に。喋ることが出来ていたら、もう少し違う物語になっていたと思う。
29話~
裁判のシーン。当初は真白と侯爵の直接対決だった。罪状などももう少し軽く少なかったが、片眼鏡と兄のタッグにより殺人罪まで引き合いに出されるほどの大事に。
51話
「いつも、ありがとう、影艶」
背に跨がりながら、首に抱きつく。嬉しそうに影艶の喉が鳴った。
☆しばらく水中散歩を満喫していると、洞窟のような穴を見つけた。影艶と顔を見合わせる。
→湖底の散歩中に洞窟を発見して冒険する予定だった。辿り着いた先で、四つめの禁書を見つける予定だった。ちなみに神殿にある残りの禁書は蘇生と創造。湖底で見つける予定だった禁書は時間。禁書が絡んだ話や他の攻略対象が出てくる話が書けていたら、より面白くなったのだろうと猛省。
77話
兄が私の手を握る。兄を見上げると、冷たい目が千年聖女を見ていた。それを見て、私は考えを振り払うように首を振る。
☆「お待たせいたしました、兄上!」
→当初、ソフィが到着して、ソフィに指示をする予定だった。ソフィの影は5話に登場しているが、リィン様の影が出ていないと気付き、急遽役目変更。
81話
直感とか野生の勘とかの類いじゃん。
ひとつ息を吐く。
☆「沙羅」
→どちらの名前にしようか悩んだ挙げ句、真白に軍配があがる。白雪と名乗っていたので、真白の方が馴染みやすいと思った。
107話
☆神獣が姿を消して七日目の夜。
→当初、三日ではなく七日だった。あんな状態の真白を、そんなに長くリィン様が放置するはずがないと思い至り、短いとお思いかも知れないが、三日にした。リィン様の真白への想いを考えると、よく三日も我慢した。
同じく107話
「お願いだ、真白の気持ちを、教えてくれ」
真白から話してくれることを待っていたが、もう待てない。頭を真白の胸に乗せ、震える声で懇願する。
☆そんな場合じゃないと思うのだが、真白は着痩せするタイプのようだ。以外と胸がある。
→シリアスになりすぎないよう入れようと考えるが、あまりにもそぐわず後が続かないと没。ちなみにCカップ。どうでもいいですね。
幻の話
「ね、こっち、向いて。真白」
「やだ」
そっと頬に手を添えて、優しく自分の方に顔を向けさせる。素直に首は向けてくれたけど、視線が逸らされたままだ。本当に可愛い。
「真白」
さらりと髪を撫でる。
「真白」
ゆっくり顔を近付ける。真白の体に力が入る。
「真白」
唇が、重なった。
柔らかい。
そして、甘い。
真白がギュッと目を瞑っている。顔が真っ赤だ。私を男として認識してくれている。そう思うだけで堪らなくなった。
唇を重ねたまま、真白の唇を舐める。ビクリと真白が揺れて、薄く唇が開いた。その隙間から舌を侵入させると、真白が驚いて目を開けた。至近距離で目が合うと、さらに顔を赤くして、また目を瞑った。なんて可愛い反応。より深く真白の口腔を犯す。絡まる舌の水音に、真白はますます羞恥に染まる。ゆっくり体を倒していく。水音に混じって真白の声が漏れ聞こえる。
止まれない。
「は、真白っ」
願い続けた。
→誰かと結ばれる話を書こうとして、最後まで作者が真白の相手を選べなかったため、日の目を見ることがなくなった。作者の中で、誰と結ばれても使えるところまで作成していた。投稿中もどうにか誰かと結ばせようと試行錯誤していたが、結局書き直すことはなく、この話の出番はなくなってしまったので、読者のみなさまのお気に入りと結ばせてやってください。兄sideの話が多かったので、兄でいってみようかと思っていた時期もある。
*おしまい*
こんなにどうでもいい話にまでお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
長編を書いてみて、そこまで長くはありませんが、とても難しいと思いました。何百、何千話と続けていらっしゃる方の凄さに、改めて頭が下がりました。
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