24 / 24
番外編
シーナ
しおりを挟む
らがまふぃん投稿開始二周年記念 第五弾
アルファポリス様にて投稿させていただき、みなさまに支えられながら活動して二年が経ちました。いつも楽しく活動出来ているのは、優しく見守ってくださるみなさまのおかげです。これからもほそぼそ頑張って参りますので、これまで同様、温かい目で見守って、お付き合いくださいませ。
*∽*∽*∽*∽*
「システィー、シーナ殿は、また厨房かな」
庭園で、自ら花を摘むシスティアに、リュクスが声をかけた。リュクスの後ろにはリュセスもいる。二人の姿に、システィアは微笑んだ。
最近、シーナは厨房に入り浸っている。
いつもお世話になっているお礼に、それぞれにおいしいものを振る舞おうと腕を磨きに行っているようだ。厨房を使う許可に来たときに、そう言っていた。
「いつもお世話になっているみなさんに、お礼をしたくて。これは秘密なので、なぜ厨房を使いたいかは聞かないでいただけるとありがたいです。理由を言わないと、許可は下りませんかね」
少ししゅんとしたように言うシーナがあまりに可愛くて、リュクスは思わずニヤけた口元を慌てて隠した。
裏表のないシーナは、嘘が下手だ。カマなどかけなくても、自爆するほどに。
理由はわかったので許可を出すと、シーナからお花がぱあぁ、と飛び出す幻覚が見えた。それもやっぱり可愛くて、両手で顔を覆ってしまったのはご愛敬。
兄二人に挨拶をすると、システィアは悪戯を思いついた子どものような笑みで言った。
「ええ。今日は甘くないチョコレートケーキですって」
甘くないチョコレートケーキ。
リュクスとリュセスは、揃って頬を染めた。
二人、甘い物が苦手なのだ。
「本日はお天気も良いですし、お兄様方も一緒に庭園でお茶にしませんか?」
システィアの提案に、二人は嬉しそうに頷いた。
「シーナ殿、いるかな?」
突然厨房に現れた第一王子に、厨房の者たちは慌てたが、リュクスが片手をあげて気にしないよう伝えると、奥の方から元気な声がした。
「はーい!いませんよー!」
逃げも隠れもせず、返事をしておいていないことを伝えつつ、いることをアピールしてしまうシーナ。本気でいないアピールをしているのだ、これでも。リュクスたちへの感謝のケーキを試作中なのだ。バレたらサプライズにならないから。
「終わったらバラ園に来てもらえるよう伝えてくれ」
近くにいたキッチンメイドに伝えると、メイドは恐縮したように頭を下げた。
「シーナ殿に贈り物をしたいけど、何が喜ぶかな」
シーナをバラ園で待ちながら、リュクスは用意されたナッツを手に取り、頬杖をついてそれを眺めながらそんなことを口にした。
「シーナ殿は何にでも全力すぎますからね。わかりやすそうでわからないです。不甲斐ないです」
そう言って落ち込むリュセスに、難しそうに眉を寄せるリュクス。そんな二人を微笑ましく見つめるシスティアは、積極的に二人とシーナの仲を取り持つことはしない。多少応援はするし、手助けもするが、基本本人たちに頑張って欲しいのだ。大切な大切なシーナを、誰よりも何よりも大切にして欲しいから。
けれど、システィアは複雑だった。
シーナがこの先で選ぶ未来に、自分はいるのだろうか。システィアはクロウスケィアことアルケイデアの伴侶として生きていく。
シーナは、人として生きていくのだろうか。
精霊女王様の伴侶として、生きるのか。
誰かの人生の選択に、口を出すべきではない。
助言を求められたなら、もちろんそれに答える。
しかし、自ら首を突っ込んではならない。況して、シーナの進むべき道は、普通の選択肢の中に存在しないもの。
シーナの中で、システィアの存在が大きいことはわかっている。自惚れなどではない。そんなシスティアの言葉は、シーナの選択に間違いなく影響を及ぼす。
だから待つ。
シーナの選択を、待つのだ。
システィアの気持ちは、もちろん精霊女王の伴侶となって、悠久の時を共に歩みたいに決まっている。だからこそ、積極的に兄たちの恋を応援出来ない。憎まれ口ばかりだが、クロウスケィアも同じ気持ちだとシスティアにはわかっている。
精霊女王は、生まれ変わった番に何度か出会っているようだ。何度か出会う、ということは、人として生涯を終えていたということ。
以前、図らずも女王の気持ちを聞くことが出来た。
………
……
…
「またね、ってね、言うの」
ケイが、“伴侶として迎え入れられないことに、淋しさはないのか”と、女王様に聞いた。
ケイが精霊王となって、わたくしがルシスティーアから初めての生まれ変わりとしてシスティアの生を受けたとき、すでにケイはわたくしを見つけ、側にいてくれた。ケイは、わたくしが生まれ変わるまでの時間さえ、淋しさと不安に押し潰されそうだったという。前精霊王様の気持ちが、現実のものとして襲いかかったのだ。
いつ会えるともしれない、会える保障も何もない。
恐ろしかった。
けれど、やっぱり会いたくて。
諦めるなんて、出来なくて。
ケイは、そんな気持ちを真っ直ぐに伝えてきて。
わたくしは、ケイの女王様への無礼な質問を、咎めることが出来なかった。そんなケイに、女王様は怒ることもなく、それどころか、穏やかな笑みを浮かべながら、そう答えて下さった。
「命潰えるその瞬間、わたくしだけを見つめて、“またね”と、そう、約束をするのよ」
ケイもわたくしも、目を見開く。
「悪くない、そう思ったわ」
女王様は、精霊たちと遊び疲れて眠るシーナの髪を、愛しく撫でた。
眠っているシーナが、女王様の手の温もりに頬を緩めた。その安らいだ顔に、女王様もわたくしも、ケイでさえ優しく微笑む。誰もが、シーナの幸せを願う。
「この子の性格から、わかるでしょう?」
いつだって真っ直ぐで、まわりを明るく照らす、太陽の子。
「約束を、必ず守ってくれるの」
そう。シーナは、わたくしたちのシーナは、いつだって守ってくれる。
結構抜けていて、おバカさんだったりするけれど。
「なかなか出会えないはずの番。でも、わたくしとこの子は、必ず出会えるのよ」
絶対に間違えてはいけないことを、違えることはない。
「こんな形の番を、結構気に入っているのよ」
女王様は、とても美しく、笑った。
………
……
…
兄を手放しで応援は出来ないが、精霊女王と番の約束にも、僅かに期待を寄せてしまっていたりもして。
もしも、そうなったなら、シーナの隣には、兄のどちらかがいて欲しい、なんて思っていたりもして。
だから、ほんの少しだけ、背中を押すのだ。
「そうそう、先日シーナと街へお忍びでお買い物に行ったのですが、その時シーナが――」
暫くして姿を見せたシーナは、満面の笑みで手を振りながら走り寄ってきた。
ビターなチョコレートの香りがほんのり鼻腔を擽る。
シーナ殿からの甘い匂いは、悪くない。
そう思っていることが丸わかりな二人の兄に、システィアは小さく笑みを零したのだった。
*おしまい*
らがまふぃん活動二周年記念、第五弾。
いかがでしたか。
悪くない、なんてちょっと余裕そうに見せているけど、全然気持ちを隠せていない可愛い王子様たちだと愛でていただければ。女王様とシスティアの気持ちは、こんな感じです。
今後の二周年記念といたしまして、
第一弾 R6.10/29 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 公開中
第二弾 R6.10/30 あなたは一体、誰ですか? 公開中
第三弾 R6.10/31 自分がされて嫌なことは、人にしてはいけません。と、言うことは、だ。 公開中
第四弾 R6.11/1 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 公開中
第六弾 R6.11/3 では、復讐するか
第七弾 R6.11/4 美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
以上のスケジュールでお届け予定です。
お時間の都合のつく方は、是非のぞいていただけると嬉しいです。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
アルファポリス様にて投稿させていただき、みなさまに支えられながら活動して二年が経ちました。いつも楽しく活動出来ているのは、優しく見守ってくださるみなさまのおかげです。これからもほそぼそ頑張って参りますので、これまで同様、温かい目で見守って、お付き合いくださいませ。
*∽*∽*∽*∽*
「システィー、シーナ殿は、また厨房かな」
庭園で、自ら花を摘むシスティアに、リュクスが声をかけた。リュクスの後ろにはリュセスもいる。二人の姿に、システィアは微笑んだ。
最近、シーナは厨房に入り浸っている。
いつもお世話になっているお礼に、それぞれにおいしいものを振る舞おうと腕を磨きに行っているようだ。厨房を使う許可に来たときに、そう言っていた。
「いつもお世話になっているみなさんに、お礼をしたくて。これは秘密なので、なぜ厨房を使いたいかは聞かないでいただけるとありがたいです。理由を言わないと、許可は下りませんかね」
少ししゅんとしたように言うシーナがあまりに可愛くて、リュクスは思わずニヤけた口元を慌てて隠した。
裏表のないシーナは、嘘が下手だ。カマなどかけなくても、自爆するほどに。
理由はわかったので許可を出すと、シーナからお花がぱあぁ、と飛び出す幻覚が見えた。それもやっぱり可愛くて、両手で顔を覆ってしまったのはご愛敬。
兄二人に挨拶をすると、システィアは悪戯を思いついた子どものような笑みで言った。
「ええ。今日は甘くないチョコレートケーキですって」
甘くないチョコレートケーキ。
リュクスとリュセスは、揃って頬を染めた。
二人、甘い物が苦手なのだ。
「本日はお天気も良いですし、お兄様方も一緒に庭園でお茶にしませんか?」
システィアの提案に、二人は嬉しそうに頷いた。
「シーナ殿、いるかな?」
突然厨房に現れた第一王子に、厨房の者たちは慌てたが、リュクスが片手をあげて気にしないよう伝えると、奥の方から元気な声がした。
「はーい!いませんよー!」
逃げも隠れもせず、返事をしておいていないことを伝えつつ、いることをアピールしてしまうシーナ。本気でいないアピールをしているのだ、これでも。リュクスたちへの感謝のケーキを試作中なのだ。バレたらサプライズにならないから。
「終わったらバラ園に来てもらえるよう伝えてくれ」
近くにいたキッチンメイドに伝えると、メイドは恐縮したように頭を下げた。
「シーナ殿に贈り物をしたいけど、何が喜ぶかな」
シーナをバラ園で待ちながら、リュクスは用意されたナッツを手に取り、頬杖をついてそれを眺めながらそんなことを口にした。
「シーナ殿は何にでも全力すぎますからね。わかりやすそうでわからないです。不甲斐ないです」
そう言って落ち込むリュセスに、難しそうに眉を寄せるリュクス。そんな二人を微笑ましく見つめるシスティアは、積極的に二人とシーナの仲を取り持つことはしない。多少応援はするし、手助けもするが、基本本人たちに頑張って欲しいのだ。大切な大切なシーナを、誰よりも何よりも大切にして欲しいから。
けれど、システィアは複雑だった。
シーナがこの先で選ぶ未来に、自分はいるのだろうか。システィアはクロウスケィアことアルケイデアの伴侶として生きていく。
シーナは、人として生きていくのだろうか。
精霊女王様の伴侶として、生きるのか。
誰かの人生の選択に、口を出すべきではない。
助言を求められたなら、もちろんそれに答える。
しかし、自ら首を突っ込んではならない。況して、シーナの進むべき道は、普通の選択肢の中に存在しないもの。
シーナの中で、システィアの存在が大きいことはわかっている。自惚れなどではない。そんなシスティアの言葉は、シーナの選択に間違いなく影響を及ぼす。
だから待つ。
シーナの選択を、待つのだ。
システィアの気持ちは、もちろん精霊女王の伴侶となって、悠久の時を共に歩みたいに決まっている。だからこそ、積極的に兄たちの恋を応援出来ない。憎まれ口ばかりだが、クロウスケィアも同じ気持ちだとシスティアにはわかっている。
精霊女王は、生まれ変わった番に何度か出会っているようだ。何度か出会う、ということは、人として生涯を終えていたということ。
以前、図らずも女王の気持ちを聞くことが出来た。
………
……
…
「またね、ってね、言うの」
ケイが、“伴侶として迎え入れられないことに、淋しさはないのか”と、女王様に聞いた。
ケイが精霊王となって、わたくしがルシスティーアから初めての生まれ変わりとしてシスティアの生を受けたとき、すでにケイはわたくしを見つけ、側にいてくれた。ケイは、わたくしが生まれ変わるまでの時間さえ、淋しさと不安に押し潰されそうだったという。前精霊王様の気持ちが、現実のものとして襲いかかったのだ。
いつ会えるともしれない、会える保障も何もない。
恐ろしかった。
けれど、やっぱり会いたくて。
諦めるなんて、出来なくて。
ケイは、そんな気持ちを真っ直ぐに伝えてきて。
わたくしは、ケイの女王様への無礼な質問を、咎めることが出来なかった。そんなケイに、女王様は怒ることもなく、それどころか、穏やかな笑みを浮かべながら、そう答えて下さった。
「命潰えるその瞬間、わたくしだけを見つめて、“またね”と、そう、約束をするのよ」
ケイもわたくしも、目を見開く。
「悪くない、そう思ったわ」
女王様は、精霊たちと遊び疲れて眠るシーナの髪を、愛しく撫でた。
眠っているシーナが、女王様の手の温もりに頬を緩めた。その安らいだ顔に、女王様もわたくしも、ケイでさえ優しく微笑む。誰もが、シーナの幸せを願う。
「この子の性格から、わかるでしょう?」
いつだって真っ直ぐで、まわりを明るく照らす、太陽の子。
「約束を、必ず守ってくれるの」
そう。シーナは、わたくしたちのシーナは、いつだって守ってくれる。
結構抜けていて、おバカさんだったりするけれど。
「なかなか出会えないはずの番。でも、わたくしとこの子は、必ず出会えるのよ」
絶対に間違えてはいけないことを、違えることはない。
「こんな形の番を、結構気に入っているのよ」
女王様は、とても美しく、笑った。
………
……
…
兄を手放しで応援は出来ないが、精霊女王と番の約束にも、僅かに期待を寄せてしまっていたりもして。
もしも、そうなったなら、シーナの隣には、兄のどちらかがいて欲しい、なんて思っていたりもして。
だから、ほんの少しだけ、背中を押すのだ。
「そうそう、先日シーナと街へお忍びでお買い物に行ったのですが、その時シーナが――」
暫くして姿を見せたシーナは、満面の笑みで手を振りながら走り寄ってきた。
ビターなチョコレートの香りがほんのり鼻腔を擽る。
シーナ殿からの甘い匂いは、悪くない。
そう思っていることが丸わかりな二人の兄に、システィアは小さく笑みを零したのだった。
*おしまい*
らがまふぃん活動二周年記念、第五弾。
いかがでしたか。
悪くない、なんてちょっと余裕そうに見せているけど、全然気持ちを隠せていない可愛い王子様たちだと愛でていただければ。女王様とシスティアの気持ちは、こんな感じです。
今後の二周年記念といたしまして、
第一弾 R6.10/29 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 公開中
第二弾 R6.10/30 あなたは一体、誰ですか? 公開中
第三弾 R6.10/31 自分がされて嫌なことは、人にしてはいけません。と、言うことは、だ。 公開中
第四弾 R6.11/1 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 公開中
第六弾 R6.11/3 では、復讐するか
第七弾 R6.11/4 美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
以上のスケジュールでお届け予定です。
お時間の都合のつく方は、是非のぞいていただけると嬉しいです。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
101
お気に入りに追加
427
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(4件)
あなたにおすすめの小説
結界師、パーティ追放されたら五秒でざまぁ
七辻ゆゆ
ファンタジー
「こっちは上を目指してんだよ! 遊びじゃねえんだ!」
「ってわけでな、おまえとはここでお別れだ。ついてくんなよ、邪魔だから」
「ま、まってくださ……!」
「誰が待つかよバーーーーーカ!」
「そっちは危な……っあ」
新しい聖女が見付かったそうなので、天啓に従います!
月白ヤトヒコ
ファンタジー
空腹で眠くて怠い中、王室からの呼び出しを受ける聖女アルム。
そして告げられたのは、新しい聖女の出現。そして、暇を出すから還俗せよとの解雇通告。
新しい聖女は公爵令嬢。そんなお嬢様に、聖女が務まるのかと思った瞬間、アルムは眩い閃光に包まれ――――
自身が使い潰された挙げ句、処刑される未来を視た。
天啓です! と、アルムは――――
表紙と挿し絵はキャラメーカーで作成。

覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。

初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。

王太子妃が我慢しなさい ~姉妹差別を受けていた姉がもっとひどい兄弟差別を受けていた王太子に嫁ぎました~
玄未マオ
ファンタジー
メディア王家に伝わる古い呪いで第一王子は家族からも畏怖されていた。
その王子の元に姉妹差別を受けていたメルが嫁ぐことになるが、その事情とは?
ヒロインは姉妹差別され育っていますが、言いたいことはきっちりいう子です。

聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。

私、実は若返り王妃ですの。シミュレーション能力で第二の人生を切り開いておりますので、邪魔はしないでくださいませ
もぐすけ
ファンタジー
シーファは王妃だが、王が新しい妃に夢中になり始めてからは、王宮内でぞんざいに扱われるようになり、遂には廃屋で暮らすよう言い渡される。
あまりの扱いにシーファは侍女のテレサと王宮を抜け出すことを決意するが、王の寵愛をかさに横暴を極めるユリカ姫は、シーファを見張っており、逃亡の準備をしていたテレサを手討ちにしてしまう。
テレサを娘のように思っていたシーファは絶望するが、テレサは天に召される前に、シーファに二つのギフトを手渡した。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
お疲れ様でした。楽しいお話ありがとうございます!また作者様のお話楽しみにしております。
ちょっと続きが読みたいけど、脳内補完します。
松平悠里様、いつもありがとうございます。
続きが、と言っていただけて、とても嬉しいです。
読んでいておもしろかったと言っていただける作品が作れるよう
これからも精進して参りますので、
機会がありましたらぜひまたお会い出来ると嬉しいです。
ここまでお付き合いくださり、
本当にありがとうございました。
松平悠里様、再度の感想ありがとうございます。
シーナとレアの過去は、とってもふわあっとしか考えておりませんでした。
基本このままのシーナママで、しっかり者の娘レア、
シーナママが何やら訳ありで亡くなって、
娘レアがシーナママに会いたい、
という感じです。
マザコン?とは少し違うかも。
くらいのフワッと感です。
構想が固まる日が来たら、日の目を見るかもしれません。
その時はぜひ。
mim様、ありがとうございます。
なんと!と思っていただけるよう書いていたので、
予想外と思っていただけたなら嬉しいです。
ざまぁなどに関しましては、作者の力不足としか言いようがありません。
ですが、もったいないと言っていただけるようなネタにはなっていたようですので、
さらなる努力をしていきたいと思います。
番外編で、精霊たちの会話で成り立っている話を投稿予定ですが、
その会話の内容で、少しでもスッキリ(するかなぁ?)していただけたらと思います。
作者的にはこの番外編、書いていて楽しかったです。
まだいくつか番外編をお届け予定ですので、
そちらにもお付き合いくださると嬉しいです。