精霊の使い?いいえ、違います。

らがまふぃん

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番外編

精霊たちの、遊びと言うにはかなり過激な遊び

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ホラーな表現あります。苦手な方は読まないようにしてください。


*∽*∽*∽*∽*


 勉強やマナーが始まるまでは、侯爵家の人間はシーナに優しかった。
 だから、侯爵家は順風満帆どころではないほど、怖いほど超順風満帆だった。
 精霊は遊びが大好き。
 人間の子どもは、体力の限界まで遊び、事切れたように眠る。大人になるにつれてそれがなくなっていくことを、精霊たちは理解していた。だからこそ、全力で遊べる内は遊んで欲しいのに。
 特に精霊女王の加護を受けるほど、精霊たちに愛されるシーナ。
 精霊たちは、もの凄く一緒に遊びたいに決まっている。
 それなのに、幼い内から机に縛り付け、挙げ句の果てに、虐げるとは。

「シーナを手放さなくてはならなくなるほど没落させよう」
「それだと没落するまでの間、シーナが困ることになるデショ」
「シーナとしっかり遊べない分、アイツらでよ」
「今日、侯爵クソジジイがシーナを叩いてたよね」
「コロソウ」
「賛成」
「しちゃダメデショ。シーナに怒られるデショ」
「あそこに飾ってある甲冑が離れなくなるのは?」
「抱きつかせよう。顔のところがジジイの頭に噛みつく感じにしてさ」
「髪の毛剃らないと取れないように、髪の毛を隙間にうまく絡みつかせよう」
「まだらにハゲ散らかったジジイの出来上がりダヨ」
クソガキもシーナを突き飛ばしてたデショ」
「やたらと転ぶようにしよう」
「転んだ先には必ず鋭利なものがあるようにしよう」
「突き刺さらないようにネ」
「掠るくらいならいいデショ」
侯爵夫人ビービーエーもついでに葬ろう」
「口紅に毒でも塗るか」
「だからダメだよ。シーナに怒られる」
「唇が腫れる程度の毒なら可」
ただれるのは?」
「ギリセーフデショ」
メスガキだけ仲間外れ、良くない」
「じゃあ髪の毛燃やす?」
「うーん、派手でキライじゃないけど、シーナにバレるかも?」
「お風呂をお湯の代わりに煮えたぎった油に」
「こんがり揚がっちゃう」
「アレもダメコレもダメ、じゃあどうすればいいのさ」
「まだ二つしか言ってないじゃん。どんだけメスガキ葬りたいの」
「超怖い夢見せて、O・NE・SHO、させちゃうYO」
「大洪水ー!全身が濡れるほど洪水起こさせよー!」
「それならジジイにも悪夢見せようよ」
「仕事中に勃起がおさまらなくて笑い物にされるのは如何でしょう」
「恥ずかしー!死にたくなるー!」
「夢と現実がわからなくなってそのまま死ねばいいのにー!」
「ビービーエーは?どんな夢?」
「喋るたび、よだれが出る」
「やばー!ばっちーぃ!」
「涎を抑えようと口を閉じると鼻水が出る」
悲惨ひさーん!」
「穴という穴から体液が出て死ねばいいのにー!」
「じゃあじゃあ、クソガキは?クソガキは?」
「女の子と話そうとすると、卑猥な発言しか出て来ない」
「エロガキー!ヘンターイ!」
「顔も卑猥」
「どんな顔だよー!」
「わいせつ物陳列罪ー!」
「陳列させるなよー!」
「ところでメスガキの超怖い夢って結局どんなのにするの?」
「どう考えても入らないサイズの小さな箱に、顔の見えないずんぐりむっくりしたおっさんに無言で体を入れられる」
「リアルに怖ーっ!!」

 精霊たちを怒らせては、いけない。



*おしまい*
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