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アシュカ共和国編 *切ない*
前編
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新しい話始めました。
今回は、ひとつの世界観の元、各国でひっそり育まれた?愛にスポットをあてています。
最初に世界観をお読みいただきましたら、あとはどの章からお読みいただいても差し支えありません。
どのような内容かは、章の横にサブタイトルのようについたタグでご判断ください。
こちらの話は幼女趣味の話ではありませんが、そう感じられたら申し訳ありません。
虐待表現もございます。
苦手な方はこのまま閉じてください。
*~*~*~*~*
大陸の覇者、サファ帝国の北西に位置する小さな国アシュカ共和国。
首都ラーザレイには、この国最大のマフィアが生息している。そのマフィアの端くれではあるが、数名の部下を持つ兄貴的存在の男がいた。名前はディーン。
このディーン、貴族級の魔力保持者のため、かつては貴族に仕えていた。それが何故マフィアへと転身したか。
仕えた貴族がとんでもないクズであった。
汚れ仕事ばかりやらされていたが、これも仕事と割り切ってはいたのだ。
この貴族、子どもに恵まれなかったため、従兄の三男を赤子の頃に養子に迎えた。だが、その子が四歳を迎える頃、自分たちの子どもが出来たのだ。すると、今まで跡取りとして育ててきた従兄の子どもが邪魔になる。ディーンが何を命じられたか解るだろう。
幼い子どもを手にかけることなど到底出来ない。ディーンは刺し違える覚悟でその貴族を葬ろうとしたが失敗し、追われて今に至る。
あの子どもは無事だろうか。時々思い出しては、首を振っていた。自分がもっと強ければ、なんて今更だ。
自分は守れなかった。
ただそれだけ。
基本面倒見がいいので、部下たちに慕われていた。
今日も部下たちに誘われて、安酒を呑みに出た。その帰り道のことだ。
ふと、いつもなら気にもならない路地裏に目をやる。
「なんだ?」
いつも通り汚れて、ゴミが積まれている。そのはずだが。
「どしたんスか、兄貴?」
ディーンが突然路地に入り込んだので、部下の一人が声をかけた。ディーンは無言でゴミの山に進んでいく。わからないままに、部下たちもディーンに付いて行く。
「うわっ、まだガキじゃねぇか」
部下の一人が同情したように声を出した。
貧民街の人間は、日常的に死が転がっている。身寄りのない子どもが道端で動かなくなっているのもまた、時々見かける。
「子どもの死は慣れねぇッス」
ディーンは思わず手を伸ばした。痩せ細った体に、暴行を受けたような痕。悼むように顔を歪ませ、そっとその頬に手を添えた。
「可哀相にな」
ピクリ。
「あ?」
「兄貴?」
「!!」
子どもの手が微かに震えている。
「生きてる!まだ生きてるぞ!」
ディーンは急ぎ抱き上げると、その子はなけなしの力で懸命にディーンの指を掴んだ。
「っ」
ディーンは部下たちと共に、医者の元へ急いだ。
裏の世界の人間は、裏の世界に生きる者を頼る傾向にある。お尋ね者など、ほぼ表の世界に痕跡を残すことはしない。
ディーンは貴族の殺人未遂でお尋ね者となっているため、所属する組織の縄張り以外で行動をしない。治癒魔法を扱う貴族御用達の神殿なんて、以ての外だ。治癒魔法を受けるには高額な報酬を払わなくてはならない。お金のない平民は、怪しい民間療法を扱う医者に頼るしかない。
「攫って来たんか、ディーン」
無精ヒゲにボサボサ頭の闇医者、ハルタヒコがニヤニヤとディーンをからかう。ハルタヒコは医師の資格を剥奪された元医者だ。だが腕はどの医者よりも確かだった。民間療法ではなく、治療の出来る医者。そこいらの似非医者より余程頼りになる。なぜ資格を剥奪されたかは、聞いていないのでわからない。
「アホぬかせ。で?助かるのか、こいつ」
ぶっきらぼうな態度だが、心配していることがありありと解る。
「オレァ天才だからな。潰れた左目と体中の古い傷痕は無理だが背中の火傷は何とか出来るだろうよ。あとはゆっくり休ませて栄養あるもの摂らせりゃいい」
その言葉に安堵の息を漏らしたディーンに、ハルタヒコはそっと笑った。
「とりあえず前金だ。足りねぇ分はまた後でいいだろ」
「ああ、構わねぇさ」
「イト、ちっと行ってくるからな。しっかり戸締まりしとけ」
イト、と呼ばれた少女は、コクリと頷いた。ディーンはワシワシとその頭を撫でると、玄関を出た。
ディーンは拾った少女を引き取った。こんな稼業だ。自分にいつ何が起こるかわからないことは重々承知している。それでも、その少女を見捨てられなかった。
二週間ほどハルタヒコの元で世話になった後、ディーンは自宅へ連れて来た。おぼつかない足取りの少女を急かすことなく、歩調を合わせる。途中、顔見知りに会う度にからかわれたが、うるせぇ、と一蹴してゆっくり帰ってきた。
「オレはディーン。おまえは?」
家に着いて、そう尋ねてみた。しかし少女は不思議そうな顔でディーンを見るばかり。耳が聞こえないのかと思ったが、違うと首を振る。では喋れないのかと訊くと、それも違うと首を振る。ディーンはどうしたものかと逡巡していると、蚊の鳴くような声がした。
「なま、え、わから、わかり、ま、せん」
ディーンは眉を顰めた。その顔を見て、少女は大きく肩を揺らした。体が震え出す。ディーンはハッとして、少女にゆっくり近付く。
「おまえに怒ってるんじゃねぇよ。大丈夫だ」
そう言ってまたゆっくりと手を伸ばし、優しく頭に触れた。少女の糸のように細い目が目一杯開かれる。
「イト。おまえの名前はイトだ」
これからよろしくな、とワシワシと頭を撫でる。少女の目からたくさんの涙が零れた。
*中編に続く*
今回は、ひとつの世界観の元、各国でひっそり育まれた?愛にスポットをあてています。
最初に世界観をお読みいただきましたら、あとはどの章からお読みいただいても差し支えありません。
どのような内容かは、章の横にサブタイトルのようについたタグでご判断ください。
こちらの話は幼女趣味の話ではありませんが、そう感じられたら申し訳ありません。
虐待表現もございます。
苦手な方はこのまま閉じてください。
*~*~*~*~*
大陸の覇者、サファ帝国の北西に位置する小さな国アシュカ共和国。
首都ラーザレイには、この国最大のマフィアが生息している。そのマフィアの端くれではあるが、数名の部下を持つ兄貴的存在の男がいた。名前はディーン。
このディーン、貴族級の魔力保持者のため、かつては貴族に仕えていた。それが何故マフィアへと転身したか。
仕えた貴族がとんでもないクズであった。
汚れ仕事ばかりやらされていたが、これも仕事と割り切ってはいたのだ。
この貴族、子どもに恵まれなかったため、従兄の三男を赤子の頃に養子に迎えた。だが、その子が四歳を迎える頃、自分たちの子どもが出来たのだ。すると、今まで跡取りとして育ててきた従兄の子どもが邪魔になる。ディーンが何を命じられたか解るだろう。
幼い子どもを手にかけることなど到底出来ない。ディーンは刺し違える覚悟でその貴族を葬ろうとしたが失敗し、追われて今に至る。
あの子どもは無事だろうか。時々思い出しては、首を振っていた。自分がもっと強ければ、なんて今更だ。
自分は守れなかった。
ただそれだけ。
基本面倒見がいいので、部下たちに慕われていた。
今日も部下たちに誘われて、安酒を呑みに出た。その帰り道のことだ。
ふと、いつもなら気にもならない路地裏に目をやる。
「なんだ?」
いつも通り汚れて、ゴミが積まれている。そのはずだが。
「どしたんスか、兄貴?」
ディーンが突然路地に入り込んだので、部下の一人が声をかけた。ディーンは無言でゴミの山に進んでいく。わからないままに、部下たちもディーンに付いて行く。
「うわっ、まだガキじゃねぇか」
部下の一人が同情したように声を出した。
貧民街の人間は、日常的に死が転がっている。身寄りのない子どもが道端で動かなくなっているのもまた、時々見かける。
「子どもの死は慣れねぇッス」
ディーンは思わず手を伸ばした。痩せ細った体に、暴行を受けたような痕。悼むように顔を歪ませ、そっとその頬に手を添えた。
「可哀相にな」
ピクリ。
「あ?」
「兄貴?」
「!!」
子どもの手が微かに震えている。
「生きてる!まだ生きてるぞ!」
ディーンは急ぎ抱き上げると、その子はなけなしの力で懸命にディーンの指を掴んだ。
「っ」
ディーンは部下たちと共に、医者の元へ急いだ。
裏の世界の人間は、裏の世界に生きる者を頼る傾向にある。お尋ね者など、ほぼ表の世界に痕跡を残すことはしない。
ディーンは貴族の殺人未遂でお尋ね者となっているため、所属する組織の縄張り以外で行動をしない。治癒魔法を扱う貴族御用達の神殿なんて、以ての外だ。治癒魔法を受けるには高額な報酬を払わなくてはならない。お金のない平民は、怪しい民間療法を扱う医者に頼るしかない。
「攫って来たんか、ディーン」
無精ヒゲにボサボサ頭の闇医者、ハルタヒコがニヤニヤとディーンをからかう。ハルタヒコは医師の資格を剥奪された元医者だ。だが腕はどの医者よりも確かだった。民間療法ではなく、治療の出来る医者。そこいらの似非医者より余程頼りになる。なぜ資格を剥奪されたかは、聞いていないのでわからない。
「アホぬかせ。で?助かるのか、こいつ」
ぶっきらぼうな態度だが、心配していることがありありと解る。
「オレァ天才だからな。潰れた左目と体中の古い傷痕は無理だが背中の火傷は何とか出来るだろうよ。あとはゆっくり休ませて栄養あるもの摂らせりゃいい」
その言葉に安堵の息を漏らしたディーンに、ハルタヒコはそっと笑った。
「とりあえず前金だ。足りねぇ分はまた後でいいだろ」
「ああ、構わねぇさ」
「イト、ちっと行ってくるからな。しっかり戸締まりしとけ」
イト、と呼ばれた少女は、コクリと頷いた。ディーンはワシワシとその頭を撫でると、玄関を出た。
ディーンは拾った少女を引き取った。こんな稼業だ。自分にいつ何が起こるかわからないことは重々承知している。それでも、その少女を見捨てられなかった。
二週間ほどハルタヒコの元で世話になった後、ディーンは自宅へ連れて来た。おぼつかない足取りの少女を急かすことなく、歩調を合わせる。途中、顔見知りに会う度にからかわれたが、うるせぇ、と一蹴してゆっくり帰ってきた。
「オレはディーン。おまえは?」
家に着いて、そう尋ねてみた。しかし少女は不思議そうな顔でディーンを見るばかり。耳が聞こえないのかと思ったが、違うと首を振る。では喋れないのかと訊くと、それも違うと首を振る。ディーンはどうしたものかと逡巡していると、蚊の鳴くような声がした。
「なま、え、わから、わかり、ま、せん」
ディーンは眉を顰めた。その顔を見て、少女は大きく肩を揺らした。体が震え出す。ディーンはハッとして、少女にゆっくり近付く。
「おまえに怒ってるんじゃねぇよ。大丈夫だ」
そう言ってまたゆっくりと手を伸ばし、優しく頭に触れた。少女の糸のように細い目が目一杯開かれる。
「イト。おまえの名前はイトだ」
これからよろしくな、とワシワシと頭を撫でる。少女の目からたくさんの涙が零れた。
*中編に続く*
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