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第21記
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続く作戦会議は終盤にかかると、そろそろお昼の用意ができるとの声が通って。
「テーブルの上を片付けなー!」
台所からおばさんたちの威勢のいい声に、会議中のみんなは顔を上げていた。
「いや作戦会議中だぞ!?」
アシャカさんが一番最初に大声を出してた。
「できたんだから食えばいいさね!」
「いや真面目な話をしてるんだよ!」
「食いながらでもできるだろう、アシャカ!」
「ちくしょう!」
「汚い言葉を使うんじゃないよ!」
なんか、アシャカさんより強そうなおばさんがいる、とミリアは瞬いて見てたけど。
マダック村長を振り返ったら、苦笑いの彼はそれに気づいて肩をすくめて。
隣のガイを見上げれば、目が合ったガイはこちらへ肩をすくめたようだった。
「まあまあ、食べましょうか。腹も減ったでしょうから、」
「そうですね」
「はぁったく、ダーナ、連中に準備連絡を入れておいてくれ」
「メシの時間が遅くなりそうだな。」
「お前もかよ」
「あいつらがゴネそうだ」
ダーナトゥさんの返答に、アシャカさんが肩をすくめてた。
「こいつらが食いしん坊なんだって言っとけ」
村長さんたちはすっかり食卓の準備を受け入れて準備を手伝っている。
リースやガイもその光景を目で追っている。
まあ、ミリアも正直に言うなら、会議途中から良い匂いがしていて気になっていた。
「ミリア殿、作戦は大体決まったな。切り上げるか」
「はい」
当面の作戦の大枠は決まった、あとは部外者の私の口出しは不要だろう。
なので、これから腹ごしらえをしよう。
周りを見れば、会議を解散した彼らは思い思いに立ち上がったり、テーブルへ運ばれてくる料理に笑顔をこぼしていた。
食事の用意が全部できるまで、家の軒先に出たミリアも伸びをして、少し固まった身体をほぐす。
ここから見える村の様子はさっきよりも落ち着いているようだ。
これから、色々な準備が始まる。
―――大体の作戦は決まった。
必要な準備、戦力の配置、非戦闘員の避難場所や当日の作戦の流れに戦術パターン、輜重の確認、想定される敵の戦力、侵入ルート、用いられる戦術、全て網羅して頭に叩き込む。
敵性勢力の戦力が想定を外れないなら、実戦へのシミュレートはそれなりにできていた。
・・・あとは。
・・・・私たちが・・――――。
「ミリア殿、」
ミリアがダーナトゥに呼び止められた。
「ん、はい。」
「謝ることがある。」
って・・・。
彼はその黒い瞳で真っ直ぐに見つめてきている。
その重々しい気配を感じてミリアは口を閉じる。
「子供が礼儀を欠いたようだ。気分を悪くさせたろう、謝る。すまん。」
「子供・・?」
「メレキだ。無理を要求したそうだな」
・・あの女の子、メレキのことか・・・。
応援を呼んでくれと言われて、断った件だ・・・。
「いえ、その、あれは私が無神経な言い方をして・・・」
彼女は真剣だった。
だから、私もはっきり言った方が良いと思った、けど・・・彼女を傷つけたかもしれない・・。
「話は聞いた。メレキが悪い。」
そうダーナトゥさんは。
「メレキは戦士ではない。戦士の判断に従わないのなら、それはメレキがまだ子供だということだ。」
彼らの哲学だろうか・・・プライドなのか。
「彼女の言い分も、わかりますから・・、」
村の心配を、親しい人たちへの心配をするのは誰だって当然で、メレキさんだって・・・。
「戦士への礼儀を欠いたのはメレキだ。貴方はメレキに、我らに許しを与えてほしい。」
独特な言い方だけれど。
よくわからない部分もあるけれど。
彼らは独特な考え方をする。
・・・素直に従った方が良い気がする。
私が、彼女を許さない理由はないのだから。
「許します。」
「感謝する。」
ダーナトゥさんが言うのは、それだけだ・・・まるで、儀式のようなやり取りだ。
・・そう、私を見つめていたダーナトゥさんが、口をまた開いた。
「ここは人間には厳しい場所だ。生きるための物資も無ければ食事も下手すれば食えない時期もある。約束は命を繋ぐ。」
静かな低い声だった・・・。
「君らには感謝する。約束は覆さない。規定の通りでいい。我々が結んだ対等なルールだ。」
―――ちらつく、『彼ら』の屈託のない笑顔。
・・・それは、たぶん・・私が・・・―――
「・・・はい。」
―――――裏切らない、って・・・―――――
ミリアは、また少しだけ、目頭が熱くなるのを感じていて。
「話は終わったか?」
って、アシャカさんが、後ろからひょっこり顔を出していた。
「・・代わりに謝罪を伝えておいた。」
「おう。かたっくるしいのは性に合わん!っはっはっは」
というか、アシャカさんがリーダーのはずだけれど、まるでリーダーのような風格のダーナトゥさんだから忘れてた。
アシャカさんは、嫌な事は部下に押し付けるタイプだと思う。
「まぁ、子供が心配する気持ちもわかるさ」
って、アシャカさんは言ってたけど。
そういえば、メレキさんが私たちが泊っている部屋に来た時、他には誰もいなかったはずだ。
「そういえば。その話は誰から聞いたんですか・・・?」
「メレキだ。」
ダーナトゥさんが教えてくれたけど。
「彼女が自分から・・?どうして?」
秘密にすればいいのに、怒られるなら・・・。
「・・罪は告白しなければいけない。そして、許されなければならない。穢れた人に精霊は宿らない。」
コァン・・・精霊だっけ、彼らの文化による考え方か。
特殊な考え方はよくわからないけれど。
精霊が宿ることが、大切なことらしい。
そう考えると、あの子、メレキさんも敬虔な信仰者なんだろうか。
ここの村の人たちもそうなのか・・・どうなんだろう。
特殊な話し方をする人と、そうじゃない人もいるみたいだし。
「そろそろ昼ご飯だよ、手ぇ洗ってきな」
「おう」
おばさんに言われるアシャカさんが家に戻ってく、なんか、子供みたいな扱いに見えてきた。
「さーてメシだー」
大きな声のアシャカさんで、私はちょっと、ダーナトゥさんと目が合って。
ちょっと、ダーナトゥさんは少しだけ笑ったような、だった。
「他のもう1人の方もお呼びしてこい」
と、いつの間にかそこにいたマダック村長がお手伝いの女の人に声を掛けている。
そういえばケイジがいなかった。
「あ、大丈夫ですよ。私が呼びます」
ミリアが村長にそう言って女の人を制して、耳元に手を当てて、装備している小型無線機のスイッチを切り替える。
いや、知ってはいたんだけれど。
どうせ作戦の話をしてても邪魔なだけだし。
「さっき俺が呼んどいた」
ってガイが言っていたが。
「お、アシャカもダーナも、酒はいるかい?」
「さすがによしとくやい」
「はっはっは、」
周りの人の話も大きくて、ミリアはもう通信を開いていた。
『んぁ?なんだ?』
「ケイジ、お昼ご飯、村長さんの所に来て」
一応念のため、もう一度ケイジに呼びかけておいてもいいだろう。
『おう』
ケイジの返事は数秒で返ってきた。
それを聞いてミリアは思い出したのだが、そういえばさっきなんだかケンカしたような感じで別れたんだっけ。
まぁ・・・ケイジの声も普段どおりだったし。
なんか、大丈夫そうだ。
ちらりとリースを見ると、料理が運ばれてくるテーブルの上を見ていた視線が、ミリアの視線に気付きこちらを向く。
そして不思議そうな視線を向けるだけだった。
みんなお腹空いてるみたいだ。
そして、自分もお腹が空いていて、テーブルのサンドイッチやスープとかに手を伸ばしかけたけど。
村の人たちがお祈りを始めたその言葉を聞いて、ぴたりと止まるミリアも、リースもガイも少し待つ。
・・その間、よく見てると、村の人たちとアシャカさんたちは違うお祈りをしているみたいだった。
って、ドアを開けて急に入ってきたケイジが早速、そのテーブルの空いてる椅子に着いて、サンドイッチを掴んで被りついていた。
「ちょっとケイジ、」
「はむぁん??」
きょとんとするケイジがサンドイッチを頬張ってる。
ミリアは、睨んでいるような目だったけど、ぷいっと顔を逸らしてた。
「まだ食べないで。」
「ふぁんん?」
ケイジが不可解そうな、眉を寄せてミリアへ睨むようだったけれど。
「ああいいんですよ、どうぞどうぞ、」
ちょうどお祈りが終わったのかもしれないけど、村長さんたちは笑顔でマナーが悪いのを許してくれる。
そう言われると、口を閉じるしかないミリアだ。
ケイジが普段どおりに、美味しそうなパンを齧って、芋と野菜のスープを食べていたのを横目にジト目で見てたけど。
「どうぞどうぞ、みなさんも、さあ美味しいよー」
給仕のお姉さんに言われて。
みんなが食べ始めるのを見て、ミリアも手を伸ばしてた。
「よ、楽しかったか?」
「ん、べつに?」
サンドイッチを頬張るガイとケイジが話してる。
・・ほんと、まあいいか、とそんなケイジたちの様子に対して思いながら。
クリームチーズを塗ったパンを1つ齧り、その芳醇な味わいにミリアは少し驚いてパンを齧った跡を見つめて咀嚼《そしゃく》してた。
「テーブルの上を片付けなー!」
台所からおばさんたちの威勢のいい声に、会議中のみんなは顔を上げていた。
「いや作戦会議中だぞ!?」
アシャカさんが一番最初に大声を出してた。
「できたんだから食えばいいさね!」
「いや真面目な話をしてるんだよ!」
「食いながらでもできるだろう、アシャカ!」
「ちくしょう!」
「汚い言葉を使うんじゃないよ!」
なんか、アシャカさんより強そうなおばさんがいる、とミリアは瞬いて見てたけど。
マダック村長を振り返ったら、苦笑いの彼はそれに気づいて肩をすくめて。
隣のガイを見上げれば、目が合ったガイはこちらへ肩をすくめたようだった。
「まあまあ、食べましょうか。腹も減ったでしょうから、」
「そうですね」
「はぁったく、ダーナ、連中に準備連絡を入れておいてくれ」
「メシの時間が遅くなりそうだな。」
「お前もかよ」
「あいつらがゴネそうだ」
ダーナトゥさんの返答に、アシャカさんが肩をすくめてた。
「こいつらが食いしん坊なんだって言っとけ」
村長さんたちはすっかり食卓の準備を受け入れて準備を手伝っている。
リースやガイもその光景を目で追っている。
まあ、ミリアも正直に言うなら、会議途中から良い匂いがしていて気になっていた。
「ミリア殿、作戦は大体決まったな。切り上げるか」
「はい」
当面の作戦の大枠は決まった、あとは部外者の私の口出しは不要だろう。
なので、これから腹ごしらえをしよう。
周りを見れば、会議を解散した彼らは思い思いに立ち上がったり、テーブルへ運ばれてくる料理に笑顔をこぼしていた。
食事の用意が全部できるまで、家の軒先に出たミリアも伸びをして、少し固まった身体をほぐす。
ここから見える村の様子はさっきよりも落ち着いているようだ。
これから、色々な準備が始まる。
―――大体の作戦は決まった。
必要な準備、戦力の配置、非戦闘員の避難場所や当日の作戦の流れに戦術パターン、輜重の確認、想定される敵の戦力、侵入ルート、用いられる戦術、全て網羅して頭に叩き込む。
敵性勢力の戦力が想定を外れないなら、実戦へのシミュレートはそれなりにできていた。
・・・あとは。
・・・・私たちが・・――――。
「ミリア殿、」
ミリアがダーナトゥに呼び止められた。
「ん、はい。」
「謝ることがある。」
って・・・。
彼はその黒い瞳で真っ直ぐに見つめてきている。
その重々しい気配を感じてミリアは口を閉じる。
「子供が礼儀を欠いたようだ。気分を悪くさせたろう、謝る。すまん。」
「子供・・?」
「メレキだ。無理を要求したそうだな」
・・あの女の子、メレキのことか・・・。
応援を呼んでくれと言われて、断った件だ・・・。
「いえ、その、あれは私が無神経な言い方をして・・・」
彼女は真剣だった。
だから、私もはっきり言った方が良いと思った、けど・・・彼女を傷つけたかもしれない・・。
「話は聞いた。メレキが悪い。」
そうダーナトゥさんは。
「メレキは戦士ではない。戦士の判断に従わないのなら、それはメレキがまだ子供だということだ。」
彼らの哲学だろうか・・・プライドなのか。
「彼女の言い分も、わかりますから・・、」
村の心配を、親しい人たちへの心配をするのは誰だって当然で、メレキさんだって・・・。
「戦士への礼儀を欠いたのはメレキだ。貴方はメレキに、我らに許しを与えてほしい。」
独特な言い方だけれど。
よくわからない部分もあるけれど。
彼らは独特な考え方をする。
・・・素直に従った方が良い気がする。
私が、彼女を許さない理由はないのだから。
「許します。」
「感謝する。」
ダーナトゥさんが言うのは、それだけだ・・・まるで、儀式のようなやり取りだ。
・・そう、私を見つめていたダーナトゥさんが、口をまた開いた。
「ここは人間には厳しい場所だ。生きるための物資も無ければ食事も下手すれば食えない時期もある。約束は命を繋ぐ。」
静かな低い声だった・・・。
「君らには感謝する。約束は覆さない。規定の通りでいい。我々が結んだ対等なルールだ。」
―――ちらつく、『彼ら』の屈託のない笑顔。
・・・それは、たぶん・・私が・・・―――
「・・・はい。」
―――――裏切らない、って・・・―――――
ミリアは、また少しだけ、目頭が熱くなるのを感じていて。
「話は終わったか?」
って、アシャカさんが、後ろからひょっこり顔を出していた。
「・・代わりに謝罪を伝えておいた。」
「おう。かたっくるしいのは性に合わん!っはっはっは」
というか、アシャカさんがリーダーのはずだけれど、まるでリーダーのような風格のダーナトゥさんだから忘れてた。
アシャカさんは、嫌な事は部下に押し付けるタイプだと思う。
「まぁ、子供が心配する気持ちもわかるさ」
って、アシャカさんは言ってたけど。
そういえば、メレキさんが私たちが泊っている部屋に来た時、他には誰もいなかったはずだ。
「そういえば。その話は誰から聞いたんですか・・・?」
「メレキだ。」
ダーナトゥさんが教えてくれたけど。
「彼女が自分から・・?どうして?」
秘密にすればいいのに、怒られるなら・・・。
「・・罪は告白しなければいけない。そして、許されなければならない。穢れた人に精霊は宿らない。」
コァン・・・精霊だっけ、彼らの文化による考え方か。
特殊な考え方はよくわからないけれど。
精霊が宿ることが、大切なことらしい。
そう考えると、あの子、メレキさんも敬虔な信仰者なんだろうか。
ここの村の人たちもそうなのか・・・どうなんだろう。
特殊な話し方をする人と、そうじゃない人もいるみたいだし。
「そろそろ昼ご飯だよ、手ぇ洗ってきな」
「おう」
おばさんに言われるアシャカさんが家に戻ってく、なんか、子供みたいな扱いに見えてきた。
「さーてメシだー」
大きな声のアシャカさんで、私はちょっと、ダーナトゥさんと目が合って。
ちょっと、ダーナトゥさんは少しだけ笑ったような、だった。
「他のもう1人の方もお呼びしてこい」
と、いつの間にかそこにいたマダック村長がお手伝いの女の人に声を掛けている。
そういえばケイジがいなかった。
「あ、大丈夫ですよ。私が呼びます」
ミリアが村長にそう言って女の人を制して、耳元に手を当てて、装備している小型無線機のスイッチを切り替える。
いや、知ってはいたんだけれど。
どうせ作戦の話をしてても邪魔なだけだし。
「さっき俺が呼んどいた」
ってガイが言っていたが。
「お、アシャカもダーナも、酒はいるかい?」
「さすがによしとくやい」
「はっはっは、」
周りの人の話も大きくて、ミリアはもう通信を開いていた。
『んぁ?なんだ?』
「ケイジ、お昼ご飯、村長さんの所に来て」
一応念のため、もう一度ケイジに呼びかけておいてもいいだろう。
『おう』
ケイジの返事は数秒で返ってきた。
それを聞いてミリアは思い出したのだが、そういえばさっきなんだかケンカしたような感じで別れたんだっけ。
まぁ・・・ケイジの声も普段どおりだったし。
なんか、大丈夫そうだ。
ちらりとリースを見ると、料理が運ばれてくるテーブルの上を見ていた視線が、ミリアの視線に気付きこちらを向く。
そして不思議そうな視線を向けるだけだった。
みんなお腹空いてるみたいだ。
そして、自分もお腹が空いていて、テーブルのサンドイッチやスープとかに手を伸ばしかけたけど。
村の人たちがお祈りを始めたその言葉を聞いて、ぴたりと止まるミリアも、リースもガイも少し待つ。
・・その間、よく見てると、村の人たちとアシャカさんたちは違うお祈りをしているみたいだった。
って、ドアを開けて急に入ってきたケイジが早速、そのテーブルの空いてる椅子に着いて、サンドイッチを掴んで被りついていた。
「ちょっとケイジ、」
「はむぁん??」
きょとんとするケイジがサンドイッチを頬張ってる。
ミリアは、睨んでいるような目だったけど、ぷいっと顔を逸らしてた。
「まだ食べないで。」
「ふぁんん?」
ケイジが不可解そうな、眉を寄せてミリアへ睨むようだったけれど。
「ああいいんですよ、どうぞどうぞ、」
ちょうどお祈りが終わったのかもしれないけど、村長さんたちは笑顔でマナーが悪いのを許してくれる。
そう言われると、口を閉じるしかないミリアだ。
ケイジが普段どおりに、美味しそうなパンを齧って、芋と野菜のスープを食べていたのを横目にジト目で見てたけど。
「どうぞどうぞ、みなさんも、さあ美味しいよー」
給仕のお姉さんに言われて。
みんなが食べ始めるのを見て、ミリアも手を伸ばしてた。
「よ、楽しかったか?」
「ん、べつに?」
サンドイッチを頬張るガイとケイジが話してる。
・・ほんと、まあいいか、とそんなケイジたちの様子に対して思いながら。
クリームチーズを塗ったパンを1つ齧り、その芳醇な味わいにミリアは少し驚いてパンを齧った跡を見つめて咀嚼《そしゃく》してた。
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****************************************************『KBOC』を読んでくれてありがとうございました。そして、お話は『セハザ《no1》-(2)- 』へ続きます。ー>https://www.alphapolis.co.jp/novel/295123493/94640929
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