たとえ運命の番じゃなくても

卒業式とこれからの生活

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「悠、机はどこに置こうか？」
「あっ、えっとね、それはー…」

和哉と2人で部屋の配置を決める。
2人が各自使っていたものがメインとはなるが、ベッドやインテリアは新しく買い替える事にした。

「ベッドは流石にシングル2つでも良かったと思うんだけど…」
「悠、そんな寂しいこと言うの？」
「…っ、ご、ごめん」

2人で1つのベッドで眠りたい。
和哉のその意見を取り入れて買い替えることにしたのだ。
インテリアとは言っても照明とかは元々前に居た人が置いていってくれたみたいで買わずに済んだし、食器類をいくつかお揃いを買ったり、ちょっとした観葉植物を1つ買っただけ。

「…よし！結構いい感じっ！」
「悠、お疲れ様」
「和哉も、おつかれ！」

2人の大学生活がスタートした。