たとえ運命の番じゃなくても

卒業式とこれからの生活

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それから、高校のオメガ寮から大学の番寮に変わる為の手続きをした。
これから通う大学には番同士で借りられる部屋がある寮が備わっていた。
別々になる事も出来たけど和哉の意向もあり、言葉に甘えることにした。

それでも、大学に入って和哉の運命の番が現れたらと考える時もある。
その度に梨衣や玲衣にお説教されてあまり考えないようにした。

とにかく何も考えないように大学生活を送ろうと思いながら、また新たな生活を始める為に足を進めた。