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3年生になる
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「……というわけです」
すべて話し終わり、チラッと和哉を見ると少し悲しげな顔をしていた。
「…俺としては、同じ所に行きたい。もし悠が就職を選ぶのなら俺も就職する」
「えっ…それはダメだよ!和哉は進学した方が……っ」
いいよ、そう続けたかったが和哉に肩を掴まれて続けられなかった。
「番が近くにいないなんて考えられない…番にはそばにいて欲しい」
それは独占欲なのか、本能なのか。
多分本能なんだろうなと思いながら悠は言う。
「最終的には和哉自身が決める事だから俺は言わないけど…ちゃんと家族には相談するんだよ…?」
「ん、分かった」
和哉はさっきとは逆に優しく肩を抱きしめた。
すべて話し終わり、チラッと和哉を見ると少し悲しげな顔をしていた。
「…俺としては、同じ所に行きたい。もし悠が就職を選ぶのなら俺も就職する」
「えっ…それはダメだよ!和哉は進学した方が……っ」
いいよ、そう続けたかったが和哉に肩を掴まれて続けられなかった。
「番が近くにいないなんて考えられない…番にはそばにいて欲しい」
それは独占欲なのか、本能なのか。
多分本能なんだろうなと思いながら悠は言う。
「最終的には和哉自身が決める事だから俺は言わないけど…ちゃんと家族には相談するんだよ…?」
「ん、分かった」
和哉はさっきとは逆に優しく肩を抱きしめた。
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