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冬が近づく

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和哉はどうするのだろうか。
多分大学に行くんだろうな。俺は所詮Ωだし、大学に行ってもついていくのが精一杯だろう。そうなると就職か…なんて考え事をしていたら、

「悠考え事?」
「あ、和哉」

教室の窓から外を眺めていた俺を心配したのか、話しかけてきた。

「さっき玲衣が来てさ。珍しく落ち込んでたから」
「あいつでも落ち込むんだな」
「落ち込むよ~」

玲衣が進路について悩んでいることだけ和哉に伝えた。

「あいつ、菊原先輩と同じ所に行くんじゃねぇの?」
「行くと思うよ」
「本当仲良いよな~」

和哉は今進路どこに進もうか決めてるの?

そう聞こうと思ったけどやめてしまった。
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