たとえ運命の番じゃなくても

暁 紅蓮

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新しいクラス side悠

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日が沈んであたりは真っ暗になった。

「夕飯はどうする?食べてく?」
「食べていきたいな…」
「じゃああそこのレストラン入るか」
「うん」

近くのレストランに入ると、落ち着いた空間だった。
木材を基調とした造りで、席と席の間はある程度の空間があった。

「どれ食べる?」
「どれも美味しそう…」

メニューを見る限り全て美味しそうで迷っていた。

「俺はこのハンバーグセットにしようかな」
「じゃあ俺はこのオムライスで…」
「決まったな。すいませーん!」

全て和哉が頼んでくれて、しばらく経つと料理が運ばれてきた。

「いい匂い…!美味しそう……」
「じゃあ食べようか」
「頂きます!」
「頂きます」

頼んだオムライスを1口食べると、卵のふわふわ感とケチャップライスが良いハーモニーを産んでいてとても美味しかった。

「ハンバーグも美味しいぞ。1口食べる?」
「え、いいの?」
「いいよ。あーん」
「あ、あーん…モグ……美味しー!」

あーん、は恥ずかしかったけどハンバーグはとても美味しかった。
噛む度に肉汁が染み出てきて口の中が幸せだった。

「オムライス食べる?」
「ん、頂戴」
「あーん…」
「あー…、ん……モグモグ…美味い!」
「でしょう?美味しいよね」
「めちゃくちゃ美味いな」

デザートも頼み、美味しく頂いた。
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