たとえ運命の番じゃなくても

新しいクラス side悠

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だからといって何が変わるわけでもなく､相変わらず梨衣と一緒にいる日々｡
まぁ､Ωである俺に話しかけてくる人なんて物好きか仲がいいか同居してる人たちくらい｡
すごい楽だ｡

ブーッブーッ

俺の携帯が鳴った｡
誰からだ？
見ると､親であるさちゅからだった｡

『近いうちに帰ってこない？僕寂しいな(´・ω・｀)帰ってきて～!!!!!!』

…親でもあるさちゅ…そうは言っても40近い人が顔文字……？
ま､まぁいいんだけど……取り敢えず帰ってこいってこと？
近いうちって…ゴールデンウィーク…？
GW？？
それしかないよね？

「近いうちっていつ？GW？…と､送信」

送るとすぐに返ってきた｡

『帰って来れるなら帰ってきて♡』

…帰らなくていいかな｡
でもまぁ､親不孝者と言われてもめんどいから帰るか……｡

「分かった｡いつでもいいのなら中日にでも帰るね…と……」

急遽､GWに帰ることになった｡