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卒業式
1 side皐月
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高校3年間色々とあった。
1番は運命の番に出逢えたこと。
運命は都市伝説だと思っていた。
そのくらい確率が低く、出逢えずに皆亡くなっていく。
それなのに出逢えたということはもう奇跡だ。
「卒業か…」
「1人想いに更けてるのか?」
「翔!」
後ろから翔が抱きしめてきた。
「…お腹、大きくなったな」
「うん。もうすぐだよ多分」
「予定日は4月の頭の方だもんな」
「うん。楽しみだね」
「早く生まれてこねぇかな」
「まだちょっと早いよ」
クスクス笑い合っている時、卒業生に向けての放送が流れた。
「…行くか」
「うん」
2人は手を繋ぎ、皆が並び始めた列に向かう。
1番は運命の番に出逢えたこと。
運命は都市伝説だと思っていた。
そのくらい確率が低く、出逢えずに皆亡くなっていく。
それなのに出逢えたということはもう奇跡だ。
「卒業か…」
「1人想いに更けてるのか?」
「翔!」
後ろから翔が抱きしめてきた。
「…お腹、大きくなったな」
「うん。もうすぐだよ多分」
「予定日は4月の頭の方だもんな」
「うん。楽しみだね」
「早く生まれてこねぇかな」
「まだちょっと早いよ」
クスクス笑い合っている時、卒業生に向けての放送が流れた。
「…行くか」
「うん」
2人は手を繋ぎ、皆が並び始めた列に向かう。
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