溺愛オメガバース

3年

2

クラスも特に変わりなく､1年からほぼ同じ｡
学校やめた人もいるから全てとは言えないけど…｡
それでも大半は同じ｡
相変わらず試験近くになると皆集まってきたけど｡

学校では着々と授業が進む｡
「うへぇ…数学無理ぃ……」
「せんせぇ､今日は自由時間にしよーぜぇ？」
「はいはい､その手には今は乗りません｡授業始めるよ」
担当の先生は1人の意見を跳ね除け､授業を進める｡

「皐月！今日の放課後空いてる？」
奈弥が皐月の席まで来た｡
「ん？空いてるよ？」
「じゃあさっ！燐ちゃんと3人でできたばかりのパンケーキ屋さんに行こうよ！」
奈弥がウキウキと答える｡
「うん､いいy……」
「お前ら3人だけで行くことは俺が許さん」
「翔！」
「はぁ？！ふざけんな！いいだろ！！」
翔が奈弥を睨んで言った｡
「お前らだけじゃ心配なんだよ｡俺だけじゃなくて正人さんや美羽だってダメだって言うと思うぜ」
「そりゃダメに決まってる！」
美羽がどこからともなく出てきた｡
「燐が行くなら私も行くよ～！」
「美羽1人だけじゃ心配だから俺も行く」
結局5人で行くことになった｡