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後夜祭
1 side皐月
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『あと10分で後夜祭が始まります。生徒の皆さんは―』
後夜祭の放送が流れ始めた。
「…もうそんな時間か」
「ずっと話してたね」
奈弥と燐ちゃんが去ってからもずっとベンチで話していた2人は、まだ話していたい欲を押さえ込み体育館へ向かった。
「人多いな…あいつはどこだ?」
「奈弥…奈弥……分かんない…」
人が多く、奈弥が小さいため翔でも探しづらそうだった。
「あ!さーつきー!」
「奈弥!」
遠くからぴょんぴょんと跳ねながら走ってきた。
「よぉ、チビ。おまえチビのくせに人多い中に突っ込むから分からねぇよ」
「うるせぇー!」
翔が奈弥の頭をガシガシと掴みながら言った。
「見つかったんだからいいだろっ!皐月!こんな奴なんて置いといてステージまで見に行こう!」
「う、うん!」
奈弥に連れられてステージ近くまで行った。
後夜祭の放送が流れ始めた。
「…もうそんな時間か」
「ずっと話してたね」
奈弥と燐ちゃんが去ってからもずっとベンチで話していた2人は、まだ話していたい欲を押さえ込み体育館へ向かった。
「人多いな…あいつはどこだ?」
「奈弥…奈弥……分かんない…」
人が多く、奈弥が小さいため翔でも探しづらそうだった。
「あ!さーつきー!」
「奈弥!」
遠くからぴょんぴょんと跳ねながら走ってきた。
「よぉ、チビ。おまえチビのくせに人多い中に突っ込むから分からねぇよ」
「うるせぇー!」
翔が奈弥の頭をガシガシと掴みながら言った。
「見つかったんだからいいだろっ!皐月!こんな奴なんて置いといてステージまで見に行こう!」
「う、うん!」
奈弥に連れられてステージ近くまで行った。
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