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集合!
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しおりを挟むピンポーン……
「はいはーい!おかえりなさーい!」
呼び出し鈴を鳴らすと、美羽が出てきた。
「ただいまー!もう帰ってきてたんだね!」
「奈弥ちゃん可愛い…!そうよ~!あの後すぐ帰ってきて服の整理してたの!」
リビングに入ると、まだ仕分けているのか、いくつか服があった。
「あげられる人はいるんだけど貰ってくれるかどうか分からないからその人の趣味に引っかかってないやつは売っちゃおうと思って」
クール系、可愛い系の中でも、肩が出ているもの、半袖、長袖など、仕分けられていた。
「女ってこんなに服必要なのか?」
翔が呆れ気味に言う。
「女だけじゃないでしょ?αでプライドの高すぎる男なんて1日に3回も4回も服変えるらしいじゃん?私はそんな事しないから!」
そこは威張れる所ではないと皆が思った事は置いておこう。
「おデートは楽しめました?」
ニヤニヤしながら4人に問う。
「ぁ、う…」
「すごい楽しかったー!」
「可愛かった」
「小動物みたいで可愛かったよ」
皐月だけ感想を述べていない。
「皐月ちゃん?」
「…は、ずかしかった……」
とても小さく囁いた。
「うーん…あざといねぇ……これはあざといっ!」
美羽は鼻血が出そう、と言いながら鼻を押さえた。
「あ、一応夕ご飯食べてから帰るんだよね?」
そのつもりだ、と皆が言う。
「最後の晩餐はピザです…心してお召し上がりください……」
「どうして怖く言うの!?」
何があるのか分からず少しだけ怖いと思う皐月だった。
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