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パーティ始めよう!
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「ところで、朝ご飯は食べてきた?」
美羽がソファに座って足を組む。
「一応軽くは……」
「起きてすぐ来たから食べてない」
皐月と翔は食べてきた。
正人も食べた。
寝坊した奈弥だけ食べていない。
「お昼まで待てそう…?」
「うーん……」
「あっ、そうだ!」
皐月は思い出し、鞄から紙袋を出す。
「ガトーショコラ作ってきたから食べる?」
「食べる!皐月の作ったもの美味しいんだよ~!」
皐月からガトーショコラを受け取った奈弥はさっそく袋から取り出し食らいつく。
「ん~!おいしー!」
「美羽ちゃんも食べる?」
「頂く!ありがとう」
皐月から受け取り、1口食べた。
「あ、美味しい…皐月ちゃんとても上手なのね」
もぐもぐと次から次へと食べていく。
「ごちそうさま~!」
美羽が半分ほど食べていた時、奈弥はもう食べ終わっていた。
「美味しいのならよかった…奈弥は食べるの早すぎ!正人さんにもありますけど…いります……?」
「あ、本当?嬉しいなぁ…有難くいただくよ」
皐月は正人にわたした。
「皐月俺にも」
「朝も食べたよね!?」
「はぁ?こんな美味しいもの翔は朝も食べてきたの?!翔の分私にくれ!」
「おれもほしい!」
「やらねぇよ!」
翔は皐月の手にあったガトーショコラを素早く取り口にパクッと入れてしまう。
「あ~!おれのガトーショコラぁ!」
「私の……」
奈弥と美羽が落ち込んだ。
「まだあるから安心して?」
皐月が入っている紙袋を渡す。
「わぁい!」
「おい俺にも寄越せよ」
「お前は家で食べてるだろ!!」
そんな言い合いが長く続いた。
ちゃんと僕が分けましたよ…。
美羽がソファに座って足を組む。
「一応軽くは……」
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正人も食べた。
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もぐもぐと次から次へと食べていく。
「ごちそうさま~!」
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「朝も食べたよね!?」
「はぁ?こんな美味しいもの翔は朝も食べてきたの?!翔の分私にくれ!」
「おれもほしい!」
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翔は皐月の手にあったガトーショコラを素早く取り口にパクッと入れてしまう。
「あ~!おれのガトーショコラぁ!」
「私の……」
奈弥と美羽が落ち込んだ。
「まだあるから安心して?」
皐月が入っている紙袋を渡す。
「わぁい!」
「おい俺にも寄越せよ」
「お前は家で食べてるだろ!!」
そんな言い合いが長く続いた。
ちゃんと僕が分けましたよ…。
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