溺愛オメガバース

暁 紅蓮

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いとおしい

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「まっ…待って翔っ」
「待たない」
「せめてフェロモン抑えてぇっ」
「無理」
ハートが付いてるかと思うくらいの言い方。
皐月は翔の腕の中でモジモジする。
「もっやだぁっ翔…ちょぅだぃっ」
目がハートに見えるくらい翔のフェロモンにやられていた。
「さ~つき、チューしよ?」
「ん…ちゅー……」
濡れた音が空き教室に響く。
「は、ぁ…」
「皐月完勃ち?」
クスクスと笑われた。
「翔のせいだから…ね、ヤろ…?」
こてんと首を傾げた。
「っ、ヤろっか」
翔は机の上に皐月を乗せた。
「机冷たくない?なにか敷く?」
「もういいからぁ…焦らさないでっ」
皐月は翔の首に腕を回した。
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