溺愛オメガバース

暁 紅蓮

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いとおしい

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「も~翔はどこを見てるの?節穴?ちゃんと皐月ちゃん見てる?」
「はぁ?!お前より見てるわ!なぁ……」
と翔が振り向くと赤い顔を手で隠してる皐月がいた。
「……っ、皐月…?」
翔の顔は少し赤くなっていた。
「翔ったら見てないし気づいてもなかったのね…」
はぁ…ダメな番と美羽は呆れ返った。
「でも皐月はどうして赤くなってるんだ…?」
「分かってないの!?皐月ちゃんは…」
「うわあぁぁぁっ!!」
皐月は美羽の声を遮るように大きな声をあげた。
「ダメ!言っちゃダメぇぇ!」
「えぇ~?こーゆーのはわからせなきゃダメよ?」
「いいの!翔には言わないでっ」
「何?俺に言っちゃダメなことなのか?皐月教えて…?」
しょぼんとした感じに言う。
「翔は知らなくてもいいのっ」
「知りたい…教えて……?」
皐月の手をそっと取り、手の甲にキスをする。
「やっでも…っ」
「皐月ちゃんはヤキモチやいていたのよ」
「きゃああぁぁぁ!」
女の子のような声を出して全身真っ赤に染まった。
「ヤキモチ……?」
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