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第四章~俺と伊織
4、
しおりを挟む家を飛び出し伊織の家へと向かう。隣家に行くのに数分もかからない。数秒で到着した俺は、息を乱しながら玄関扉を見上げた。
失敗した、俺は失敗した。二分の一とはいっても、きっと選ばれるのは俺だとどこかで思い込んでいた。だからこそあんなにも怯えていたのだ。
だがやはりこれは厳正な抽選であり、選ばれたのは伊織だった。何がどうして娘を溺愛している父親に殺されそうになっているのかは分からない。そもそも今飛び込んだところで間に合うとは思えない。
だって黒い球体の選択は絶対だから。
分かってはいても、最後まで抗いたい。そう思い、俺は扉に手をかける。
だが不意に聞こえた悲鳴に、俺の動きは止まる。
「ぎゃっ!」
伊織の悲鳴かと身を固くするも、そうではないとすぐに分かる。それは男の悲鳴だったから。低くくぐもった悲鳴。それは男の声で……伊織の父の声であることに気づいた。
途端に出るのは安堵の吐息。伊織の父親が悲鳴を上げたということは、伊織はまだ無事なのかもしれない。
良かったがまだ安心はできない。すぐに入って安否確認を、と再び扉に手をかけたところで気がついた。
ちょっと待て、と俺は思う。
(俺はなぜ勘違いしていた──?)
なぜかは分からない。だが俺はすっかり失念していた。
殺されそうになっている伊織を助ける、この行為の意味を。俺が球体に選択されたなら、殺されそうになっている伊織との入れ替わりが起こるということを完全に忘れていたのである。そばに近寄るのは危険なのだ。
伊織が選択されている可能性はあるが、俺はけして近づくべきではなかった。──自分が生き延びたいという考えを貫くならば。
ドクンと心臓が大きな音を立てて跳ねた。
なぜ、どうしてと思う。
どうして俺は思い違いを……こんな初歩的なことを忘れていた?
殺されそうになる伊織。これまでと同様に。そして俺は殺されそうな伊織に近づいている。同じ現場に入ろうとしている。
どっちだ?
球体は、どちらを選んだんだ?
答えはもうすぐ──
不意に、扉がカチャリと音を立てた。慌ててドアノブから手を離す。だが扉はそのままギイと開く。
ゴクリと喉を上下させ、食い入るように見つめる俺の前に姿を現したのは……
「りょ~うぜん♪」
伊織だった。
「伊織……」
「うん、私だよ」
ニコリと微笑んで、伊織がゆっくりと姿を現す。見えた姿に体が震えた。
「その格好……」
「ん? なにか変? あ、こんな深夜なのに制服着てるのがおかしいって? あはは、そうなんだよね~。着替える間がなくってさ」
落ちるかな。
そう言って制服のスカートを摘んで見る伊織。そこにはベットリと血がついていた。
スカートだけではない。ブレザーも……服だけではなく、手も足も顔さえも。
伊織は全身血まみれだった。
「一体何が……」
「ん~? つい、ね。刺しちゃった」
「刺しちゃったって……」
語尾に音符マークでも付きそうな軽い言い方に、目眩がする。グラグラと足元が揺れる感覚に、俺は立っていられなくなって倒れそうになった。「おっと」そんな俺を伊織が慌てて支える。
途端にゼロ距離となった伊織、鼻をつく悪臭……血の匂い。
「うわあっ⁉」
思わず悲鳴が口をつき、思い切り伊織の手を振りほどいた。彼女から離れようとして、結果俺は伊織の家に足を踏み入れる。途端に充満する血の匂いに、ますます気分が悪くなった。
「な、なんだよこれ……」
血、血、血……見上げれば、天井まで届く血の跡。それは廊下にも大量にあり、点々と奥へと続いている。
「なにが……伊織、お前怪我は……」
「ないよ」
こんなに大量の出血なのだ、普通ならば立ってもいられまいと振り返れば、両手を軽く挙げておどけた感じで答える伊織。
この状況でなぜそんな平然としていられるんだ? と異様な雰囲気に言葉を失った。
そこでハッと思い出す。先程自宅リビングの窓から見た光景を。先程聞こえた男の悲鳴を。
「オジサンは?」
俺の問いに答えない。答えないで伊織は微笑む。
「オバサンは?」
この質問にもやっぱり答えない。
「答えろよ!」
しびれを切らして怒鳴りつければ、肩をすくめてキッチンのほうを指し示した。慌てて俺はそちらへと土足で向かう。
「オジサン、オバサン!」
飛び込んで叫ぶ。
『どうしたんだい、良善君。血相変えて』
『まあまあどうしたの? ご飯でも食べていく?』
優しい人達だった。いつも俺を息子のように可愛がってくれていた。
くすぐったくも嬉しいと思っていた。
なのに、もうその人達が声を発することはない。口を開くこともなければ、俺を見ることもない。
「あ、あああ……」
広がる血の海。横たわる二人の大人。
死んでしまった伊織の両親。
「あああああ!!!!」
その行為になんら意味はない。叫んだところで、死んだ者は生き返らない。分かってはいても俺は叫んだ、叫び続けた。嗚咽が喉をつき、とめどなく涙が溢れ出た。
「なんで! なんでこんな……!!」
「仕方なかったんだよ」
意味不明に叫び続けていたら、背後から静かな声が言った。仕方なかったの、と。
「伊織?」涙を流しながら背後を見れば、困ったような笑みを浮かべる伊織。
(どうしてお前は笑っていられるんだ?)
「仕方ないって、なにが……」
「だってお父さんもお母さんも、良善が出ていくのは仕方ないって言うんだもの」
「え?」
「良善が遠くの大学に行くのも、家を売り払うのも、仕方ないんだって。良善の好きにさせてあげなさいって。パパったら私の頼みならなんだって聞いてくれたのに、今回は駄目だって言うんだもの。うちが良善の家を買い取ったり管理するの、駄目だって……だったらいいやって」
「いいや?」
「要らないって思ったから」
「思ったから?」
「殺しちゃった♪」
その瞬間、伊織は笑った。まるで可愛いイタズラをした子供のように……いや、実際伊織の精神は幼くなっているのだろう。久しく呼ばなかった『パパ』という呼び方を聞いた。
純粋無垢に、幼い心で、邪魔者を排除したと伊織は言う。
その純粋な笑みに、俺の全身はゾッと恐怖に震える。
「伊織が、殺した……?」
「うん。料理しているママの背中をこうブスッとね。そしたら悲鳴を聞いてパパが慌てて止めに来て……」俺が見た光景は、その瞬間だったのか。
「包丁を奪われて焦ったけど、もう一本持ってたから、それでパパを刺したの」
そんな簡単に? と思うが真に簡単だったのだろう。
妻を殺されても、娘がやったと瞬時に理解できなかった父親。突然のことに正常な対応は困難で……加えて、それでもやはり娘を害することはできなかった父親。
対して、殺すという確固たる意思を持った伊織。
結果なんて最初から決まっていたのだ。
「なんでだよ!」
思わず俺は叫んだ。
「なんで、なんでこんな……! 俺は家から出ても、大学生ともなれば連絡なんて簡単にできた! 頻繁でなくとも会うことだってできる! なのになんで親を……⁉」
「そんなのひどいよ良善。ずっと私があなたを守ってきたのに」
「え?」
思わず伊織を責めれば、傷ついた顔をする。そして放たれた言葉に、俺は言葉を失った。
「ずっとあの黒い玉から良善を守ってきたんだよ? 感謝して欲しいくらい」
「……」
「なのに感謝どころか、良善ったら私から離れるって言い出すしさ……そんなの納得いかないわ」
こっちは命をかけてたんだから。
言われたことが耳に届くも、理解が追いつかない。
「黒い、玉……?」見たのか? あれを?
「そ、黒い玉。夢に出てきた」伊織、お前もあれを……「見たのか」「見たよ」簡潔な答えが返ってくる。
「俺も見た」
「あ、やっぱり?」
そうじゃないかな~って思ってたんだ! 言って笑う伊織。
「選択肢があっただろう?」
「うん。いっつも二択で嫌になっちゃう」
「二択?」
「そ。私か良善、どちらか死ぬ方を選べだって。とんでもない選択よねえ」
「俺か伊織か……」
脳裏に記憶がかすめる。精神病院で会った、元教師の言葉を。
『気をつけろ』黒い球体について聞けば、あの元教師は言い放った。
そして続けたのだ。
『あれは俺のところにも現れていたんだ』と。
しかも元教師は、常に選択肢が二つだったと言っていた。元教師か、彼を慕う女生徒か。
元教師がした選択は──
「伊織は自分を選んだんだな?」
確信のもとに俺は聞く。かつて元教師がそうしたように、伊織の選択もきっとそうだったのだろう。だから黒い球体は……俺や女生徒の元にも現れた。
俺の問いに、今度は静かに……どこか悲しげに微笑む伊織。その表情が全てを物語る、俺の予想が正しいことを告げる。
「良善を選べるわけないじゃない」
良善も私を選べなかったでしょう? 言われて俺は何も言えない……それが答え。
ずっと自分の死を選び続けた伊織。それはどれほどの精神力が必要だったろう。だからこそ、伊織もあの元教師のように、どんどんおかしくなっていったんだ。
「でも私は死ななかった。最初は矢井田君だったかな。車が迫ってくるのが見えて、ああ私はこうやって死ぬんだ、そう思ったのに……死ななかった。確かに車にはねられた感触が体に残っているのに、私は立って生きていて……」
血に濡れた手を伊織は見つめる。そこに無いはずの矢井田の血でも見えるのか。
「奥田君の時もそう。刺されたはずなのに、私は立っていて、奥田君が刺されていて良善が驚いているのが見えて……その時全てを理解したの」
良善も黒い玉を見ているんだって。そう静かに伊織は言った。
「オバサンのことはごめんね」
続けて言う伊織は悲しそうに顔を曇らせる。実の両親を殺害しておきながら、伊織は俺の母の死を悲しむのか。
「苦しい選択をさせてしまって……」
「伊織は」
言葉を遮る俺を、不思議そうに見る伊織。その目を真正面から受け止めて、俺は問うた。
「伊織は迷わなかったのか? 恐くなかったのか?」
「恐くなんてないわ。良善が死んでしまうほうが恐いもの」
自分を選べば死ぬことになる。そのことに恐怖を感じなかったと伊織は言う。俺とは正反対の答えだ。
元教師は、何度も自分を選択し続けることで精神に異常をきたした。おかしくなっているところに、守り続けた女生徒の自殺。
『彼女は、僕のために色々な人間の死を選び続けた。僕は僕を選び続けることに限界を感じて、彼女に黒い球体の話をしたんだ。あのときの彼女の顔、今も忘れない……』
ショックを受けた顔が、彼女を見た最後だったと元教師は言った。次の日、八人目が死んで数日後に彼女は自らの命を断った。女生徒に思いを寄せていた元教師はとうとう本格的におかしくなって、八年ものあいだ行方不明となっていたのだ。
『入れ替わりは起きず、自らの意思で彼女は死んだ。ただ分かるのは、彼女の死をもって僕は黒い球体の夢を見なくなった。いつも二つだった僕の選択肢から彼女が消えて、選択肢は無くなった。つまり、選択肢が無くなるまで、あの球体は現れ続けるんだ』
気をつけろ。
もう一度言ってから、また元教師は無表情となりダンマリとなる。何を聞いても体を揺さぶっても反応はなく、心ここにあらずとなって……それでも声をかけ続け、医師が制止するまで、俺は問いかけ続けた。
全てを終わらせる方法はただ一つ。その言葉だけが残される。
俺はゆっくりと台所に目を向ける。床に倒れている、伊織の母の遺体に顔をしかめて……できるだけ距離をとって、目的の場所へと向かう。
子供の頃から頻繁に来ていた家だ、何がどこにあるかなんて大体は把握している。
そして台所の棚の小さな扉を開けば、目的の物はそこにあった。
オジサンの体に刺さったままの刃。床に転がっている包丁。
そして。
スラッともう一本の包丁を、俺は取り出した。
「どうするの?」
「最後の一人になるまで、あの球体は現れ続けるんだ」
もう今さら、あれがなんであるかなんて、どうでもいい。
伊織もそうなのだろう。一瞬目を見開いてから、すっと細める。細めて「そう」と呟いた。
「昨日、良善の夢に出た選択肢は誰?」
「俺と伊織の二人だよ」
「どっちを選んだの?」
「選べなかった。球体は、自動で決まるって言って消えた」
「そっか。じゃあ分からないんだね」
言って、伊織は自分の胸元を指さした。
「伊織?」
「刺して」
言われたことに息を呑む。いや、俺はたしかに今からそれをするところだったのだが、だからと言って言われると恐ろしい。
「そういうことでしょう? 別に逆でもいいんだけど……良善、自分を刺せるの?」
「……できない」
言って自分が恥ずかしくなる。情けなくなる。
そう思うと、八年前のあの少女はなんと潔かったことか。
そう思うのに、俺は自分に刃を向けることができない。クズな俺は、震える手でもって、包丁を伊織に突きつけた。
「今から伊織を刺す」
「うん」
「球体が伊織を選んでいるなら、そのまま死ぬだろう」
「そしたら良善は殺人犯だね。逆でも一緒だけど。どちらかが生存して、同時に殺人犯となる、か」
それもいいねと伊織は笑う。
「球体が俺を選んだのなら伊織は死なず、入れ替わりが発生して俺が死ぬ」
「その時は私も一緒に死ぬよ」
迷わず放たれる言葉に顔をしかめた。
「駄目だ」言って俺は伊織の頬に手を添えて、顔を近づける。伊織が驚愕に目を瞠るのを見ながら、俺は彼女にキスをした。触れるだけの、優しいキス。
顔を離せば、伊織は涙を流していた。
「死ぬのは許さない。俺が絶対許さない。約束だ、絶対に死ぬな。殺人犯になっても……生きていてくれ」
「……うん。良善も」
「ああ」
頷き、もう一度顔を近づける。気配を感じて伊織が目を閉じる。
不意にドンドンッと扉や窓を叩く音が響いた。耳をすませば、それが早川刑事の声だと気づく。
「相良くん、神澤さん、いるのかい⁉ いたら返事を……いや、鍵を開けてくれ!」
フッと口元に笑みを浮かべてから、もう一度閉じる。唇に柔らかな感触。そして包丁を握った手が動き、その切っ先が伊織の胸元にあてがわれた。それでも俺達は目を開くことなく、お互いの唇を貪り合う。
「くそ! おい、バールか、なければ大きな石かなにか……窓を割って入るぞ!」
声が聞こえた瞬間、包丁は胸元に深々と突き刺さった。
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