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ハイカブリ(同居人×女主/王子×女主/複数/媚薬/歪/二穴)
*シアと一緒に_1
しおりを挟む“やだ……ほんとに、ほんとにおさまらない……!”
どんどん熱くなっていく身体にフレリアは不安を覚えた。風邪を引いた時に熱が出るのとは違う。心臓の音が大きく聞こえ、何もしていないのに鼻の奥がツーンと痛い。普通に呼吸をしようにも、浅く息を吸ったらそのまま吐かれてしまう。深呼吸など夢のまた夢だ。
「……怖がらないでください。……大丈夫」
布団はすべてはぎとられ、部屋着のフレリアがただベッドに横たわっている。薄っすら開いた瞳は、その視界にシアとランスを捉えていた。
「……服が擦れるのも苦しいですか?」
「……っ、く、くる、しい……っ……ぁ」
「では、脱いだ方が良さそうですね」
服の前面についたボタンを、シアは丁寧に外していった。その下に身に着けていたのはショーツだけで、胸元は露わになっている。
「ふ、う……」
目に入った瞬間、シアは息を呑んだ。横にいたランスも、目を見開いて手のひらをぎゅっと握っている。
「あ……はぁ……」
ひんやりとした空気が汗ばんだ肌に触れ、心地の良い冷たさがフレリアを包んだ。決して目立つような寒い日でも暑い日でもなかったが、上がった体温が外気によって冷やされ、ほんの少しだけ落ち着きを与えた。
「……やはり、汗をかいていますね。ランス、クローゼットに何か拭く物は入っていませんか?」
「あ、あぁ。ちょっと待ってろ」
シアの言葉にハッと気が付いたランスは、急いで部屋の中にあるフレリアの服が入ったクローゼットを開けた。ガサゴソと言われた拭く物を探し、ふわふわと柔らかくてきめ細かい、非常に手触りの良いタオルを一枚手に取ると、それを欲していたシアへと渡した。
「これで良いだろ?」
「えぇ。ありがとうございます」
「……この刺激も、ダメでしょうか?」
受け取ったタオルを恐る恐るフレリアの身体に近付け、手始めに手のひらへと重ねた。
「ん……」
「どうですか?」
「だっ、だいじょうぶ……う、うん……」
“なんなの、もう……”
大丈夫、と口に出しつつも、実際は全く大丈夫ではなかった。ふわふわのタオルのはずなのに、何故か肌を伝う感覚はザラザラしている。しかし、そのザラザラとした感覚は、不思議と嫌なものではなく、むしろ何とも言えぬ気持ちの良いものだった。
「……できるだけ、手早く済ませます。少しだけ我慢してください。……汗ばんで気持ち悪いのは嫌でしょう?」
返事の代わりに目を閉じると、その身をシアに委ねた。
――ススス。
「ん……ん……」
――ススススス。
「……ぁ……っ、ん、ぅ……」
――ススス。――スススス。
「っ、ふ……ぅ……」
タオルが動く度に声が漏れた。わざとではない。勝手に出てしまうのだ。なんてことのない、ただ身体を拭いているだけなのに、感じたことのない気持ち良さに襲われている。
それでもシアは精一杯手早く済ませ、諦めた背中側以外は一か所を残して拭き終わっていた。
「……残りは、ここ、ですが……」
「ひ……ぃ……っ」
シアの指先がフレリアの太腿に触れる。そしてそのまま、脚で隠れた秘部をなぞった。
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