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私の大切な人
*愛しきキミと一緒に_3
しおりを挟むもどかしそうにモジモジと手を合わせて指先を動かすゆあに、ハルトは少し考えて言った。
「こっちにおいで?」
起き上がり、胡坐をかいてベッドの上へ座ると、手招きしてゆあも起き上がるように促した。言われるがまま起き上がりおずおずとハルトの前へ来ると、ハルトがゆあの両手を取る。
「ほらココ、またいでみて? ゆっくりで良いから」
「う、うん」
ハルトの脚をまたいで立膝の形で対面へと動く。距離が近いためバランスを崩しそうになると、ハルトはゆあを自分のほうへと抱き寄せて、もたれかかるような体勢にして抱き締めた。何度触れ合っても温かく優しい肌の感触に、いつもそばにいる安心感を感じながらゆあは目を閉じる。
「寒くない? 大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ?」
「良かった。……じゃあ、このままでも良い?」
「? ……ん……っ、んんっ……」
腕に力が入り、ハルトにしがみつく形になった。ハルトの手はゆあのお尻へと伸びて、その柔らかさを楽しんでいる。指先で押せば肌が弾み、ギュッと揉めば指に吸い付く。爪でなぞれば背筋が伸びて、太腿や下腹部へ指先を伸ばせば、反対に身体を引きながら息が荒くなった。
「ん、あっ、うぅ、ん……んんっ……うぅ……ふっ、っ……」
「どこ触ってもさ、ゆあの反応って可愛いよね」
「うぅぅ――!!」
「いや、否定しても可愛いよ? ……その反応も、何度でも見たくてね。わかっていても、つい聞いちゃうの」
「んんんっ、い、いじわる……」
「ゆあに甘えちゃってるから。ゆあがいるから頑張れるんだよ。大好き、愛してる」
「あっ、わ、わっ……わたし、んんっ……わ、私も……っ……ん、んん……あっ……あぁ……っ」
「いっぱい愛してるから。いっぱい、一緒に気持ち良くなろうね?」
「んん、あぅぅ……」
お尻を撫でる指先は背中へと移り、ゆっくりと肌の表面を動いていく。そこから太腿の内側へと移動し、いつの間にか秘部へと侵入していた。
「ん……」
表面をなぞるだけでも濡れているのがわかる。入っていった人差し指は、グニグニと内壁を押してもう一本指が入りやすいように広げていく。
「んぅ」
中指が入り二本になった膣内の指は、交互に動かされてグチグチと愛液の音を鳴らしていた。慣れるようにと何度も動かされた指のおかげか、太腿を伝って愛液は滴り、指の動きに合わせてキュウゥと指を締めようとする内壁が、ニチョニチョといやらしい音を立てる。そしてハルトは胸を持ち上げるように空いている手で支えると、乳首を口に含み、舌先で優しく転がした。
「あぁっ!」
唾液を口に含み、少しばかり吸いながら舌先を動かしている。その間も胸に添えた指はゆっくりと肌を撫で、膣内に入った指はゆあの反応が一番大きくなる場所を擦り続けていた。膣壁は大きく動き、ゆあの腰は引けている。それが気持ち良いところに当てようとグネグネと腰を動かしているように思えて、ハルトは指の位置や動かす速さを変えながら、さらに三本目の指もナカへ入れると、親指を使ってクリトリスへの刺激も始めた。
「んっ、うっ、あぅ……」
ビクリと身体が仰け反って、ゆあも大きな声を出した。
「気持ち良いところあったみたいだね? ナカがパクパク動いてる」
「ん、んんっ……ふぅ、ふぅ……」
「もう少し、強いほうが良いかな?」
「んんっ!」
「……ね? 好きなだけ、気持ち良くなって?」
親指に込める力を、ハルトは少しだけ強くした。そうすることで、ゆあのクリトリスへの密着面を増やし、気持ち良さを感じられる面積を増やしたのだ。ただ強くするだけでは痛くなってしまうかもしれない。しかし、包み込むように刺激を受ける部分を増やすのならば……。と、ハルトは考えて行動していた。そんなハルトの思いは真っ直ぐとゆあに刺さり、クリトリスを指で擦るたびにビクビクと身体を震わせていた。時々身体を強張らせては俯き、膣もキュッとしまってゆあ自身は『わかりやすい反応をしてしまっている』と恥ずかしくなっている。それがハルトへも伝わっていることは理解していたものの、どうすることもできずに、ただ寄せては返す波のように訪れる心地よさと気持ち良さに身体を震わせていた。
「んっ……あ……う……」
「もうイきそう?」
「んん……」
「やめたりしないから大丈夫だよ? ……この辺りかな? 少し膨らんできた気がする。あと、こうやって擦るのが、気持ち良さそうだよね」
「あぅぅ――!」
「ここなら、クリトリスの裏側に近いのかな? すごいよね、根っこみたいになってるんだって、クリトリスの見えていない先のほうって。そこも気持ちが良いのかもしれないよ? だから、一緒に潰しちゃおう?」
「――っ! んんんっ――!!」
ハルトは言葉にした通り、クリトリスを上から、そしてGスポットの辺り、クリトリスの反対側に近い位置を一気に刺激した。ゆあがハルトへしがみつく腕と手のひらの力も強くなっている。
「――うぅぅぅぅ――!! ――っ、うぅ……う、ふぅ……っ、ふー……ふー……」
ビクビクと大きく体を震わせたあと、脈打つような仕草を見せながらゆあは果てた。呼吸を整えながらまだ残る余韻に身体を預けている。半分目を閉じて代わりに口は半分開いたまま、まだ言葉は出せないでいた。
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