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束の間の時間
*【夜】離れ難い
しおりを挟む部屋の中に、息遣いと喘ぎ声、そして結合部からの水音が響く。淡い光の中、うっすらと汗をかきながら、二人は愛を確かめ合っていた。
「……やっぱり、アヤのナカは気持ち良いな」
「あっあっ……」
「好きだ、アヤ」
「うぁ……っ……あ……ぼ、ぼく、も……す、すき、すきっ……ぃ……」
何度も何度も行われるピストンに、アヤは意識を飛ばしそうになる。
“気持ち良い、から……。また、またすぐに……っ……い、イッちゃう……!”
ユキトはアヤの望み通り、自分のモノを根元まで押し込んでグリグリと動かしたり、ゆっくりとギリギリまで引き抜いては一気に奥まで突くことを繰り返していた。
“あああ――! ダメなところが……弱いところが……抉られてる……!”
指で触っている時に見つけた、一番快楽を強く感じる場所。ユキトのモノが強く擦られると、その場所も一緒にゴリゴリと押されている。
「ぁ……あっ……ふ……っぅ……あ……!」
突いて出る言葉、というのが正しいのだろうか。そこが押される度に、目の前に星が飛ぶほどの快感に襲われ、喉の奥から単語と呼ぶには乏しい音が鳴る。
「……やっぱり、ここなんだな」
「……っぉ……う……あ……ぁ……あ、あ、ぅ……」
激しい動きにベッドが軋む。シーツはよれて大きな波を作り、アヤの小さな身体を受け止めていた。
「……お尻だけじゃなくて、こっちもだったな」
「っ……く……あぁぁ――!」
ユキトは腕を伸ばしてアヤのおちんちんを捉えると、腰の動きはそのままに指で扱き始めた。
「あぁ……っ……! んん……! ひっ……ぃ……! あぁぁぁ……!」
「あー……アヤ、すげぇ声出てる……。それだけ、気持ち良いんだな」
「ぅぐ……っ……。あ、ああ……っ……ぅ!」
“こ……こんなの……! し、しん、じゃ……う……!”
容赦のない攻め。優しさはあるが、アヤの希望を最大限に汲もうとした結果、快楽に感覚と体力を奪われ続けたアヤには、重たくて身体が持って行かれそうなほどの強さを持っていた。
「ふっ……うぅ……! あああ……っ……く……ぅ……ぉ……」
「こんなにしたら、身体がもたないか……? ……あぁでも、アヤも限界みたいだな」
アナルの締め付けが強くなり、ユキトのピストンを阻害する。この反応に、おそらくもうすぐイクだろうとユキトは思った。そして、その予想は大当たりで、アヤの身体に緊張が走り力も入る。
「気持ち良いなら何より、だ」
「ひっ……ぃ……。あ……ユ、ユキ、トさ……ぁ……」
「……気にするな。俺ももうイキそうだからな……。遠慮することはないからな? 好きなタイミングでイケよ?」
「く……っ……! あ……あぁぁぁぁ――――――っ!」
“イッ……イク……ぅ……! イク、イク……イ……っ……あっ……! イッちゃ――あ――!!”
ユキトの言葉からほどなくして、アヤはビクビクと身体を震わせると、扱いていたユキトの手の中に精液を放った。何度モイッたとは思えないくらい、沢山の量の精液を。
「あぁ。出たな。……俺も、イクぞ――!」
「……ぅ……あ……!」
休む間もなく、最後のピストンがアヤを襲った。今までで、一番力強くて激しい。大きく腰を打ち付けた後、ユキトは自分も精液を放つと、大きく息を吐いて動くのをやめた。
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