【R18】夜のショタカフェへようこそ！〜僕は愛する人に身請けされる〜

束の間の時間

*【夜】逢瀬＠広がるだけ

　「……凄いな。ローションを使ってるとはいえ……。トロトロでグチョグチョだ」
「や……ぁ……」
「……最後は、三本、入れるぞ」

“さ、三本……入る、の……？”

　ユキトの指は綺麗だ。大きな手をしていて、少しゴツゴツと骨ばっており、指は長い。すべてを包んでくれそうな大きな手。触れて欲しくなるような指先。ユキトは体格も良い、大きな手と長い指からも分かるように、男性の中では細い方なのかもしれないが、アヤから見れば十分な……いや。十分過ぎる太さを一本一本が持ち合わせていた。
　それが、今から三本入るというのだ。

　いかにも余裕で入るとでも言わんばかりのユキトの言葉に、アヤは少しだけ不安を覚えた。……怖いからではない。一本だけでも気持ち良かったのに。二本入って、掻き回されて頭がおかしくなるかと思ったのに。

“そんなの……入ったら……僕は……”

「あー……アヤ」
「はぁ……はぁ……」
「気付いてるか？　お前のコレ」
「んっ……！」

　不意に自分のおちんちんにユキトの指が触れた。

「……もう、苦しそうだ。パンパンになってる」
「え――あ――」
「それだけ、気持ち良いんだな。……もっと、気持ち良くしてやるからな」
「――まっ……ま……って……ぇ……」

　その言葉はユキトへと届いているはずなのに、ユキトは薬指をえて、アヤのアナルへと計三本遠慮なく押し入れた。

「ふぁぁぁぁ――――――！」

　お尻の中が大きく押し広げられる感覚。大きな指の塊が肉壁を擦りながら出入りし、お尻の穴を何度も何度も刺激している。

“す、ごい……あ……もっと……もっと……気持ちいの、欲しい……”

　ひたすら与えられ続ける快楽の波。じわじわと頭の中も掻き回して、アヤはもう『気持ち良い』以外考えられなくなりそうになっていた。

「ん……んん……あ……あ、ん……っ……」
「……指を動かしたり、出し入れするのが特に気持ち良いみたいだな」
「は……っ……あ……あぁ――――――！？」

　ゾクリ、と今までとは違う感覚が背筋を走った。身体がピリピリして、口元がだらしなく緩む。その端からコポリ、と、ほんの少しだけ唾液が零れた。

「……ココが、一番気持ち良いんだな？」

　ユキトの指先が捉えた、コリコリとしているような、プニプニと柔らかいような、何とも言えない感覚の場所。そこをグッと引っ掻くように押した。

「ひぁ――っ――――！」

“な……なに、これ……ぇ……。ま、まさか……”

　力を入れたつもりはないのに、キュウキュウとお尻の穴がユキトの指を締め付けていた。

「前も、ここだったかな？　初めてした時……。もう、忘れないからな」
「あ……あぁ……ぅ……ん……っ……」
「……何度だって、気持ち良くしてやる、から」

　トントンと叩くように、グニグニと押し潰すように、ユキトはアヤの一番弱い所を攻め続ける。

「ぅ……ぅ……」

　半分閉じた瞳は、その気持ち良さととめどない刺激に、うっすらと涙で濡れているようだった。

“だ、め……く、くる……きちゃうの……！　気持ちいの……！”

　グググっとシーツをしがみつくように強く掴むと、ハッハッと短い呼吸を繰り返した。

“む、り……なの……”

「ふぁ……あああ……う……あぁぁ……っ……！」

　ピリピリとした快楽が全身に駆け巡ると、大きな波となってアヤを襲った。