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束の間の時間
*【夜】逢瀬@戯れ
しおりを挟む「ま……っ……て、ぇ……はっ……あ……あぁ……う……ぁ……」
「気持ち良いか? ……それなら、俺は嬉しいよ」
「あっあっあ……っ……ぅ……」
焼けつくような、絡みつくような感覚。痛痒いような、むず痒いような――。
“だ、だめ……! また、また……出ちゃう……から……っ……!”
「んぅ――」
身体に緊張が一瞬走ると、今度は弛緩に向けての坂を上り始める。止まらないユキトの手と舌に、アヤのおちんちんと乳首は何も逆らうことは出来ない。
“う、ぁ……も……う……!”
『もうすぐにでも出てしまう』と、アヤがそう思った時。
「――あぁぁ――」
パッとユキトの手がおちんちんから離れた。
“あ――れ――?”
テラテラとカウパーと精液に濡れたおちんちんは、急に手を離されてその欲情を外に出せないでいた。乳首もそうだ。唾液に濡れ、舌と指先で弄られた乳首は、苦しそうに腫れあがっているように見えた。
――あと、少しだったのに。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
目頭に涙が溜まり、じんわりとしたもどかしい苦しさが、鼻の奥をゆっくりと抜けていく。
「う、うぅ……あ……」
「……もう少しで、出そうだった?」
そう言われて、アヤは思わずコクコクと頷いた。
まだ、アヤのおちんちんはピクピクと触って欲しそうに、ユキトの愛撫を求めているように見える。
「……悪ィ……。ちょっと、意地悪してみたくなって……」
「うぅ……」
「なんつーか、その。……その顔、可愛過ぎ、だろ?」
「そ、そんな、こと……」
「……なぁ、アヤ。俺に、おねだりしてみてくれ」
「おね、だり……?」
「あぁ。アヤのココ、触って欲しくて、全部出したくて、苦しそうだぞ?」
ユキトの指先が、そっとアヤのおちんちんの先端へと触れた。
「んん――っ」
「……ホラ、おねだりしてみろよ」
「……ぁ……」
“恥ずかしい……けど。でも、言わなきゃ……”
ユキトの言葉に、アヤは思わず顔を赤くした。単純なお客さん相手であれば、完全に仕事であると割り切っていれば、今のように考えずに口に出来たかもしれない。――だが、相手はユキトだ。もう、そういうわけにはいかなかった。
「ぁ……っ……て、くださ……ぃ……」
「……もう一回、言って?」
耳元で囁くように、二回目の言葉を促す。その言葉に、アヤのおちんちんがピクピクと反応していた。
「触って……くださ、い……」
「……どこを、だ?」
「ぅぁ……ぉ……お、ちん、ちん、を……ぼく……僕の……」
「……触られて、どうしたい?」
「だ、出した、い……です……せっ、せーえき……」
「……そうか」
「ユ、ユキトさ……っ……あぁぁぁぁぁ――――――」
一気に全身へ快楽が駆け巡る。アヤの言葉を聞いて、ユキトは先ほど度変わらない強さと速さで、アヤのおちんちんを扱いていた。トロトロと亀頭を濡らす体液が、手のひらとおちんちんの間でグチャグチャと音を立てる。待っていた刺激を急に与えられ、思考と言葉が追い付かないまま、身体だけ正直に反応している。
「っく……あぁぁぁぁ……んんん……っ……!」
「イッて良いぞ。ほら、気持ち良いんだろ?」
「はぁ……っ! んっ……あぁぁぁぁああぁぁ――――!」
頭が真っ白になる。強烈な刺激による快感。まだ準備の整っていなかった身体からの悲鳴。それは、白濁とした液体となってユキトの手によって外へと放出された。
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