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束の間の時間
*【夜】逢瀬@愛情
しおりを挟む貪るように舌を絡めると、クチュクチュと音を鳴らしてお互いの存在を確かめ合った。口の端が唾液で濡れ、呼吸がおぼつかない。心臓が高鳴り、痛いくらいにドクドクと音が響く。身体が火照り、頭の中で意識がグルグルと回る中、縋るようにアヤはユキトを抱き締めた。
「ユキトさん……」
「アヤ……アヤ……」
アルコールを口にしたわけでもないのに、頭がクラクラする。お互いに荒い息遣いが、二人が二人とも相手を欲していたことを窺わせた。
「ん……ふ……ぅ……」
「……アヤ、これ……」
「あっ……そ、それは……」
何度も唇を重ねるうちに、分かり易くアヤのおちんちんは反応していた。すっかりと上を向き、身体にみあった大きさのソレが、既にはち切れそうに主張している。
「ん……あぁ……っ……!」
ユキトが指先でその先を触る。僅かに触れただけなのに、指先にはねっとりとした体液が絡みついていた。
「は……ぅ……」
「……もう濡れてんじゃねぇか、ここ」
「あっ……だ、だって……。ユキトさんに会えて、嬉しい、から……」
“どうしよう……気が付いてなかった……。おちんちん隠すものもないし……”
想定外の恥ずかしさに両手で顔を隠す。しかし、その手はすぐにユキトの手によって外された。
「……一回、出しとくか?」
「えっ……あっ……!」
おちんちんの先を触る指先の動きが早くなった。
「んっ……んっ……」
「……ずっとこのままじゃ、苦しいだろ?」
「あ……ん……ぅ……そ、そう……です、けど……ぉ……っ……」
「それとも、嫌か? 俺にこうされるの……」
「そ、そんな……! あっ……あぁ……い、嫌、なんか……っ……んっ……はぁ……ん……」
「それなら、おとなしくされてろ。……分かったな?」
「はっ……ああ……んっ……は、いぃ……っ……」
喋りながらも、ユキトはアヤのおちんちんを触り続けていた。指先でカウパーをすくい、おちんちん全体に擦り付けると、そのまま手のひらと指を使って擦り始めた。
「ひ……ぁ……ん……んっ……」
「まだまだ出てくるな……」
「あ……っ……や、ぁ……だ……っ……」
「……可愛いよ、アヤ……」
「んぅ……ん……ん……うぅ……っ」
再びアヤの口を塞ぐ。しかし、手の動きを止めようとはしなかった。
“あぁ……ユキトさんが……僕の、触ってる……。気持ち良い、よ……”
愛おしく思う感情が、胸の奥から湧き上がってくる。
「んっ……あ……す、き……ユキト、さんっ……好き……ぃ……」
「あぁ。俺もだよ。俺も、アヤのことが大好きだ」
その言葉が脳に刺さる。顔が見れずに耳元でユキトに小さな声で伝えると、ユキトもアヤの耳元で囁く。くすぐったくて愛しい言葉。
「あっ……あぁ……! ユ、キトさ……っ……で……出ちゃ……あ……ぁ……」
「出せよ。ホラ」
「あっ……あっぁ……んんんっ――!」
ユキトの言葉に、アヤの身体の奥からせり上がってきたモノが、一気に外を求めて放たれた。それはユキトの手のひらとシャツを汚し、自分のお腹にも降りかかる。
「は……ぁ……はぁ……あ……はぁ……っ」
「……いっぱい出たな。スッキリしたか?」
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「……すまん。つい……」
ユキトは少し気落ちした態度を見せた。
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