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よるのおしごと

*【夜】アヤの出勤@キープのお礼

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 「ユキトさん、本当に、キープ良いんですか?」
「他の奴に触られたくないからな」
「……ありがとう、ございます」

 泣きそうになるのを、グッと堪えた。不特定多数の人間と、こんな行為はしたくなかった。それが、一人で済むのだ。
 しかも、わざわざキープをし、身請けまですると言ってくれている。
 期待するつもりはないが、自然と好意的に思えてくるのが人間だ。

“出来れば──嫌われたくない。何とか、キープを続けてもらえるようにしなきゃ”

 ユキトはアヤに好意を持っている。よってそれは、杞憂と言えよう。だが、正常ではない場所で暮らし続けたアヤは、自然と保険を考えるようになっていた。

「ユキト、さん」
「ん? なんだい?」
「凄く、僕嬉しいんです。ユキトさんに会えて。だから、僕も、して、良いですか……?」
「何をだ?」
「その……」

 モジモジとしながら、アヤはソファから降り、ユキトの前に跪いた。
 そして、ユキトのズボンのベルトを外し、ファスナーに手をかける。

「良いのか? ……これも、仕事か?」

 怪訝そうな顔をする。

「いいえ、これは僕の意思です。ですから、仕事では、ありません」

 そう言って、笑顔を作る。

“僕は、ユキトさんに好かれていたい──!”

 ファスナーを下ろすと、下着の上からでもユキトのモノが大きくなっているのが分かった。
 実際、膝の間に座って自分が果てた時には、既に大きくなっていたのだが──。

「……触っても、良いですか?」
「あ、ああ。……あんまり聞かずに、やってくれりゃあ良いよ」
「……分かりました」

 アヤはユキトのモノに、両手を添える。そして、口に含んだ。

「ん──!」

 ユキトの身体が跳ねる。急に来た刺激に、身体が反応した。

“気持ちよくするんだ。ゆっくり、丁寧に……”

 アヤは舌先で亀頭を舐める。少しずつ少しずつ、唇を動かして行き、口の奥へとユキトのモノが進んでいくように促した。

 既に大きくなっているソレは、全てを口の中に含むことができない。大きく開かれた体格の差もあり、身体の小さなアヤは、口も小さかった。
 それでも、口いっぱいにさせながら、一生懸命に唇と舌で相撫する。

「ふっ……んっ……うう……ん……」

 舐めているアヤの口から吐息が漏れる。今までこれほど大きなものは、舐めたことがなかった。
 先の方を舐めながら、唇を上下させ、片手で根元の部分を扱き、片手で睾丸を刺激する。

「ふぅ……ふ……っ……」

 脈打つモノを感じながら、止めることはしない。段々と口の中にもカウパーが溢れ、唇の滑りが良くなる。

「……上手だ、アヤ」

“褒め……られた……”

 アヤは嬉しくなった。『もっと気持ちよくなって貰えるように』そう思いながら、手に込める力を少し強くし、唇と手を上下する速度を速くする。

 ユキトの呼吸も荒くなる。時々息を漏らし、そろそろ射精が近いらしい。

「……ふぅ……アヤ……そろそろ……」
「ん……ふぅ……」

 ユキトはアヤの頭を撫で、頭を固定した。

「──っ! 出すぞ──!」
「んんんん──!」

 アヤの口の中に、精液が溢れた。

「ん──」
「そのまま……飲めるか?」
「ふ……ふぅ……」

 奥まで入れたユキトのモノを吸いながら口の外に出していく。発射された大量の精液を、アヤは一気に飲み込んだ。
 飲み終わると、そっと唇を離した。

「有り難う、アヤ。気持ち良かったよ」
「はぁ……はぁ……良かった。そう言ってもらえて、嬉しいです」

 唾液と精液に濡れた唇で微笑む。

「あ……気持ち悪くないか? 口の中口ゆすぐほうが良いよな」
「だっ……大丈夫です!」

 そんな風に、優しくされたことはなかった。アヤの心がキュッと締め付けられる。

「スッキリはした方が良いだろ? ──すみません! お茶ください!」

 黒服に呼びかけ、お茶を持つように依頼する。

 アヤは、テーブルの上のタオルを手に取り、ユキトのモノを綺麗に拭いた。

「すまないな」
「いえ、全然、ですよ」

 お茶が届く頃、ユキトも自分のモノをしまい、二人は並んで座った。

“好きになると、こんなに優しくしてくれるものなの……? これだと、僕も……”

 アヤは、ボンヤリと考えていた。
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