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Act 1
40. ドライオーガズム
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皓一の息が整ってきたころ、真也はペニスに挿入した触手をそのままにして、後孔への責めを開始した。
皓一の後ろの穴をなぞるように、直径2cmほどの触手が這いまわる。それは他のものと明らかに違う外観を呈していた。先端以外はツルンとしていて、半透明のため中にある管(くだ)が透けて見える。先端は少し膨らんでいて、花が咲くように時折クパッと開いたかと思うと、蕾のように閉じたりして、多彩な動きを見せていた。ムアッとした熱気を放出し、先端からはダラダラと蜜を垂らしている。その蜜をこすりつけながら、触手は皓一の孔周りをぐちゅぐちゅとこね回した。
「ん……ああっ……はぁ、はぁ、……あああぁ……」
皓一の口から、淫らな音が漏れる。今まで男を受け入れたことなどない清らかなアナルは、真也のもたらす刺激に反応してヒクヒクと僅かに開いたり閉じたりを繰り返す。
真也はじっとりと濡れたその部分に吸い付きたい衝動を抑えながら、かわりに皓一の口の中に舌を押し込んで口内を舐め回した。
「あっ、んんん……、んくっ……ふ……」
ピチャピチャと音をたて、舌を絡め、唇で揉み、皓一の口を蹂躙しながら、真也は皓一の下の口――双丘の谷間の体内に続く穴を、触手で責め立てた。更に、皓一の陰茎に巻き付かせた触手で、竿をしごく。半勃ちだったそれは完全に勃ち上がり、筋を浮かばせてビキビキに硬くなっていたが、尿道に触手が侵入しているため射精することもできず、ビクビクと脈動していた。
真也の責めが続く中、皓一はいったい何がどうなってるのか分からない状態で、ただ快感だけを受け取る器として考えることを放棄していた。
「ひっ……、うあああっ、あ、真也っ……ああっ、ひぃい……」
濃厚なキスを受けながらアナルを執拗に愛撫され、その上ペニスをしごかれて、皓一は切ない喘ぎ声を上げる。その声を聞きながら、真也はキスの合間に卑猥な言葉を紡いだ。
「ずいぶんイイみたいだな……皓一? もっと良くしてやる……気絶するなよ……おまえの穴という穴に、俺の形を刻み付けてやる……」
「う、う! あああああっ!!」
尿道に挿入した触手が、皓一のイイところ――前立腺を刺激し、皓一はビクビクと体を震わせ叫んだ。中のその部分から体中に電気を流されたような心地がしたが、痛みはなく、今まで味わったことのない快感に、皓一は嬌声を上げ続けた。それはドライオーガズムと言われるもので、皓一は射精せずに何度も何度も、絶頂を迎えていたのだ。
「ひぃっ、んぐっ、あ、あ、あああっっ!!」
「いい声だ……もっと聞かせてくれ。大丈夫、この部屋の防音は完璧だし、隣にも上にも部屋がない。誰かに聞かれる心配はないぞ……だから、思いっきりよがれ、皓一。声が涸れるほど、おまえの体に快感を与えてやる……おまえがよがればよがるほど、おまえの美しい『個体紋』が輝き、俺に喜びと快感を授けてくれる……。もっとだ、皓一、俺はもっと、おまえが欲しい……おまえのすべてを、俺に寄越せ」
皓一の後ろの穴をなぞるように、直径2cmほどの触手が這いまわる。それは他のものと明らかに違う外観を呈していた。先端以外はツルンとしていて、半透明のため中にある管(くだ)が透けて見える。先端は少し膨らんでいて、花が咲くように時折クパッと開いたかと思うと、蕾のように閉じたりして、多彩な動きを見せていた。ムアッとした熱気を放出し、先端からはダラダラと蜜を垂らしている。その蜜をこすりつけながら、触手は皓一の孔周りをぐちゅぐちゅとこね回した。
「ん……ああっ……はぁ、はぁ、……あああぁ……」
皓一の口から、淫らな音が漏れる。今まで男を受け入れたことなどない清らかなアナルは、真也のもたらす刺激に反応してヒクヒクと僅かに開いたり閉じたりを繰り返す。
真也はじっとりと濡れたその部分に吸い付きたい衝動を抑えながら、かわりに皓一の口の中に舌を押し込んで口内を舐め回した。
「あっ、んんん……、んくっ……ふ……」
ピチャピチャと音をたて、舌を絡め、唇で揉み、皓一の口を蹂躙しながら、真也は皓一の下の口――双丘の谷間の体内に続く穴を、触手で責め立てた。更に、皓一の陰茎に巻き付かせた触手で、竿をしごく。半勃ちだったそれは完全に勃ち上がり、筋を浮かばせてビキビキに硬くなっていたが、尿道に触手が侵入しているため射精することもできず、ビクビクと脈動していた。
真也の責めが続く中、皓一はいったい何がどうなってるのか分からない状態で、ただ快感だけを受け取る器として考えることを放棄していた。
「ひっ……、うあああっ、あ、真也っ……ああっ、ひぃい……」
濃厚なキスを受けながらアナルを執拗に愛撫され、その上ペニスをしごかれて、皓一は切ない喘ぎ声を上げる。その声を聞きながら、真也はキスの合間に卑猥な言葉を紡いだ。
「ずいぶんイイみたいだな……皓一? もっと良くしてやる……気絶するなよ……おまえの穴という穴に、俺の形を刻み付けてやる……」
「う、う! あああああっ!!」
尿道に挿入した触手が、皓一のイイところ――前立腺を刺激し、皓一はビクビクと体を震わせ叫んだ。中のその部分から体中に電気を流されたような心地がしたが、痛みはなく、今まで味わったことのない快感に、皓一は嬌声を上げ続けた。それはドライオーガズムと言われるもので、皓一は射精せずに何度も何度も、絶頂を迎えていたのだ。
「ひぃっ、んぐっ、あ、あ、あああっっ!!」
「いい声だ……もっと聞かせてくれ。大丈夫、この部屋の防音は完璧だし、隣にも上にも部屋がない。誰かに聞かれる心配はないぞ……だから、思いっきりよがれ、皓一。声が涸れるほど、おまえの体に快感を与えてやる……おまえがよがればよがるほど、おまえの美しい『個体紋』が輝き、俺に喜びと快感を授けてくれる……。もっとだ、皓一、俺はもっと、おまえが欲しい……おまえのすべてを、俺に寄越せ」
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