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Ⅰ 強奪
17. 凌辱(6)
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「諦めろ……レイ。さあ、力を抜け。大丈夫だ……私を、受け入れてくれ……」
「嫌だ、嫌だ! 嫌だ嫌だ嫌だ嫌っ……はっ……うぐぅっ!!」
強い力でこじ開けられ、先端が捻じ込むように押し入ってくる。
「!!……、……っ、…………!!!!」
あまりの衝撃に、声さえ出ない。
仰け反り、ガクガクと震えながら苦痛に耐えるレイを、可哀相に思いながらも、魔王は容赦なく自らの欲望を埋め込んでいった。
そして半ばまで体を進めると動きを止め、レイの呼吸が整うまで待った。
ひゅうひゅうと、喉から絞り出すような、苦しげな呼吸音を立て、レイは貫かれる痛みに震えていた。体の中心に、いきなり巨大な異物をこじ入れられ、息を吸うのも吐くのも辛い。
「レイ……すまない……。しばらく辛抱してくれ……」
魔王の言葉に応える代わりに、レイは目をぎゅっと瞑り、涙を流して歯を食いしばっている。
先程まで元気に勃ち上がっていたレイのものは、挿入の衝撃で一気に萎えてしまっていた。
それを見て、魔王は片手を伸ばし、レイの分身を優しくしごき始める。
「……ふっ……うっ、んん……」
魔王の愛撫に応え、徐々に硬さを取り戻していくと、レイの口から甘い声が漏れ始める。
こんな状態でも、触れられれば感じてしまう自分の体が、レイは無性に悲しく、裏切られたような心地がした。
(裏切られた……だと? 俺が……俺の体に? 違う……! 裏切ったのは、この男だ。俺を信じ込ませ……親友のふりをして近付き……今、俺を)
――犯している。
夢だと思い込みたかった。
(悪夢なら、せめて早く、終わってくれ……)
レイのその願いも虚しく、次の瞬間、更に深く魔王の巨根がレイを貫いた。
「ぐぅっ!」
レイは為す術もなく、荒波に翻弄されるように、魔王の逞しい体の下でもがき続けた。
「ぐっ……はっ、…あああああっ!!!」
苦痛に悶えるレイとは対照的に、魔王は恍惚とした表情で、愛する者を穿つ快感に酔いしれていた。
「レイ……ああ、レイ……レイ、愛してる! おまえとこうして一つに繋がる日を、どれほど待ち望んだことか……!」
魔王の主根が深く埋め込まれると、外に張り出したもう一振りの男根が、レイの双丘の谷間にピタピタと這わされた。
抑え込んでいた強い欲求が一気に噴出し、魔王の自制は今、跡形もなく消え去ろうとしている。
レイの体を気遣い、最初はゆっくりと抜き差しを繰り返していた動きが、次第に早くなり……やがて魔王は、激しく腰を動かし始めた。
「嫌だ、嫌だ! 嫌だ嫌だ嫌だ嫌っ……はっ……うぐぅっ!!」
強い力でこじ開けられ、先端が捻じ込むように押し入ってくる。
「!!……、……っ、…………!!!!」
あまりの衝撃に、声さえ出ない。
仰け反り、ガクガクと震えながら苦痛に耐えるレイを、可哀相に思いながらも、魔王は容赦なく自らの欲望を埋め込んでいった。
そして半ばまで体を進めると動きを止め、レイの呼吸が整うまで待った。
ひゅうひゅうと、喉から絞り出すような、苦しげな呼吸音を立て、レイは貫かれる痛みに震えていた。体の中心に、いきなり巨大な異物をこじ入れられ、息を吸うのも吐くのも辛い。
「レイ……すまない……。しばらく辛抱してくれ……」
魔王の言葉に応える代わりに、レイは目をぎゅっと瞑り、涙を流して歯を食いしばっている。
先程まで元気に勃ち上がっていたレイのものは、挿入の衝撃で一気に萎えてしまっていた。
それを見て、魔王は片手を伸ばし、レイの分身を優しくしごき始める。
「……ふっ……うっ、んん……」
魔王の愛撫に応え、徐々に硬さを取り戻していくと、レイの口から甘い声が漏れ始める。
こんな状態でも、触れられれば感じてしまう自分の体が、レイは無性に悲しく、裏切られたような心地がした。
(裏切られた……だと? 俺が……俺の体に? 違う……! 裏切ったのは、この男だ。俺を信じ込ませ……親友のふりをして近付き……今、俺を)
――犯している。
夢だと思い込みたかった。
(悪夢なら、せめて早く、終わってくれ……)
レイのその願いも虚しく、次の瞬間、更に深く魔王の巨根がレイを貫いた。
「ぐぅっ!」
レイは為す術もなく、荒波に翻弄されるように、魔王の逞しい体の下でもがき続けた。
「ぐっ……はっ、…あああああっ!!!」
苦痛に悶えるレイとは対照的に、魔王は恍惚とした表情で、愛する者を穿つ快感に酔いしれていた。
「レイ……ああ、レイ……レイ、愛してる! おまえとこうして一つに繋がる日を、どれほど待ち望んだことか……!」
魔王の主根が深く埋め込まれると、外に張り出したもう一振りの男根が、レイの双丘の谷間にピタピタと這わされた。
抑え込んでいた強い欲求が一気に噴出し、魔王の自制は今、跡形もなく消え去ろうとしている。
レイの体を気遣い、最初はゆっくりと抜き差しを繰り返していた動きが、次第に早くなり……やがて魔王は、激しく腰を動かし始めた。
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