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学園編
第19話
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Dクラスのところでは結局あの中央らへんにいた彼女が勝った。
「いや~。最後は相打ちとは、すごかったな。」
「リュウくんもやっぱり見えてないか…」
「ん?」
「なんでもないよ」
そう。彼女はなぜか、俺とソウが見ている様子と他の人が見ている様子が違うようなのだ。
他の人から見れば中央で、うずくまってどうにか耐えているようだったらしい。
だか、俺達が見ていたのは堂々と立ち詠唱短縮をして魔法を撃つ姿だった。
そんなことだったが、とりあえず、今は関係ないことだと割り切って、CクラスやBクラス、Aクラスの試合を見た。
けど、さっさとは、違い他の人と見ているものが違うということもない。
何だったのだろうと思いながら、自分たちの番なのでステージに向かうと、
「え~これから、今回の目玉のSクラス戦なんですが、すぐにソウ・シュウが負けたら面白くないとのことなので1VS1をするとのことです!」
なんでだよ!?
ルール変わったのかよ…。
そしてこのアナウンサー、生徒がやってるんだろうけど敵意バシバシ感じるんだけど!
「まず最初に、マリナ様VSソウ!どれだけソウが戦えるかが見どころです!」
うん…。
そういえばこのアナウンサー俺とソウを呼び捨てだし…。
まあ、一回ソウが戦うのを見に席に戻るか。
「マリナ様ー」「がんばって~!」「あんな、ホラ吹き早く倒して~!」
……うん。
なんでSクラスだけこんなに盛り上がってんの?
そして、ホラ吹き呼ばわりされてるし。
マリナさんでこんなに騒がれるなら、王女が出てきたらどれだけ騒がしくなるんだろう…
「それでは始めます!武器を構えてください!」
ソウは、素手で格闘の構えをマリナさんは杖を構えた。
「始め!」
マリナさんが早速中級魔法の《アクアアロー》を無詠唱で複数個撃った。
「おっ!?」
ソウは驚きながらいくつかは魔法で対処し、残りはすべて避けた。
「なんで当たらないんですか!?」
結構自信があったのかマリナさんは少しショックを受けている。
「あっぶな…。」
ソウもまあまあ、ギリギリだった。
蒼炎は使わない約束なので、対処もしづらかったのだろう。
「マリナ様の攻撃にソウは手も足も出ないのか!」
このアナウンサー、俺達になんか恨みでもあるのか?っていうほど目の敵してない?
ただ、ソウは手も足も出ない訳では無い。
一気に距離を詰め殴ると見せて、避けるであろう場所にマリナさんの視覚から《ファイアーボール》を放っていた。
「キャッ!」
予想通り、ソウの拳を避けファイアーボールにあたって結界が破れた。
「え~勝者、ソウ。次です次。」
アナウンサーのめっちゃテンションが下がったな。
「今回はソウが勝ちましたが、次はシュウVSリュウ様!!」
次は俺か。
「よろしく。」
「ああ、よろしく。」
俺とリュウくんは少しピリピリした空気の中対峙した。
「それでは始めます!武器を構えてください!」
リュウくんは剣を両手で持って構え、俺はソウと同じように素手で構えた。
「始め!」
今回はソウみたいに搦め手もいいけど真っ向勝負にしょうかな。
きっとソウの戦いを見てリュウくんは搦め手に注意してるだろうからね。
《ノバック》
最初に一気に距離を詰めて殴る。
「ぐっ」
剣で防がれた。
でも、避けなかったってことはやっぱり搦め手は注意してるな。
「フッ」
リュウくんが足払いをして来たので一旦離れた。
「…今のは身体強化じゃなさそうだったな…」
リュウくんは探りを入れている。
まあ、俺が作った魔法だから知らないのは当たり前だろう。
「ハッ」
ノバックは使わずに距離を詰める。
「ムッ」
また、リュウくんは避けずに受けようとする。
《ノバック》
ノバックは押す力をイメージしている。
なので殴るときにさらに追加でノバックを加えれば…
「グッ!?」
最初とは比べ物にならないほどの威力になる。
「勝者 シュウ。……次、次」
パンチを喰らった、リュウくんの結界は砕あっという間に砕けていた。
「アルセ様VSクバイナ!」
クバイナくんはAクラスのクラス内戦で一位になったこだ。
まあ、強いが……アルセ様のほうが強い。
この結果は見なくても誰もがわかるだろう。
「いや~。最後は相打ちとは、すごかったな。」
「リュウくんもやっぱり見えてないか…」
「ん?」
「なんでもないよ」
そう。彼女はなぜか、俺とソウが見ている様子と他の人が見ている様子が違うようなのだ。
他の人から見れば中央で、うずくまってどうにか耐えているようだったらしい。
だか、俺達が見ていたのは堂々と立ち詠唱短縮をして魔法を撃つ姿だった。
そんなことだったが、とりあえず、今は関係ないことだと割り切って、CクラスやBクラス、Aクラスの試合を見た。
けど、さっさとは、違い他の人と見ているものが違うということもない。
何だったのだろうと思いながら、自分たちの番なのでステージに向かうと、
「え~これから、今回の目玉のSクラス戦なんですが、すぐにソウ・シュウが負けたら面白くないとのことなので1VS1をするとのことです!」
なんでだよ!?
ルール変わったのかよ…。
そしてこのアナウンサー、生徒がやってるんだろうけど敵意バシバシ感じるんだけど!
「まず最初に、マリナ様VSソウ!どれだけソウが戦えるかが見どころです!」
うん…。
そういえばこのアナウンサー俺とソウを呼び捨てだし…。
まあ、一回ソウが戦うのを見に席に戻るか。
「マリナ様ー」「がんばって~!」「あんな、ホラ吹き早く倒して~!」
……うん。
なんでSクラスだけこんなに盛り上がってんの?
そして、ホラ吹き呼ばわりされてるし。
マリナさんでこんなに騒がれるなら、王女が出てきたらどれだけ騒がしくなるんだろう…
「それでは始めます!武器を構えてください!」
ソウは、素手で格闘の構えをマリナさんは杖を構えた。
「始め!」
マリナさんが早速中級魔法の《アクアアロー》を無詠唱で複数個撃った。
「おっ!?」
ソウは驚きながらいくつかは魔法で対処し、残りはすべて避けた。
「なんで当たらないんですか!?」
結構自信があったのかマリナさんは少しショックを受けている。
「あっぶな…。」
ソウもまあまあ、ギリギリだった。
蒼炎は使わない約束なので、対処もしづらかったのだろう。
「マリナ様の攻撃にソウは手も足も出ないのか!」
このアナウンサー、俺達になんか恨みでもあるのか?っていうほど目の敵してない?
ただ、ソウは手も足も出ない訳では無い。
一気に距離を詰め殴ると見せて、避けるであろう場所にマリナさんの視覚から《ファイアーボール》を放っていた。
「キャッ!」
予想通り、ソウの拳を避けファイアーボールにあたって結界が破れた。
「え~勝者、ソウ。次です次。」
アナウンサーのめっちゃテンションが下がったな。
「今回はソウが勝ちましたが、次はシュウVSリュウ様!!」
次は俺か。
「よろしく。」
「ああ、よろしく。」
俺とリュウくんは少しピリピリした空気の中対峙した。
「それでは始めます!武器を構えてください!」
リュウくんは剣を両手で持って構え、俺はソウと同じように素手で構えた。
「始め!」
今回はソウみたいに搦め手もいいけど真っ向勝負にしょうかな。
きっとソウの戦いを見てリュウくんは搦め手に注意してるだろうからね。
《ノバック》
最初に一気に距離を詰めて殴る。
「ぐっ」
剣で防がれた。
でも、避けなかったってことはやっぱり搦め手は注意してるな。
「フッ」
リュウくんが足払いをして来たので一旦離れた。
「…今のは身体強化じゃなさそうだったな…」
リュウくんは探りを入れている。
まあ、俺が作った魔法だから知らないのは当たり前だろう。
「ハッ」
ノバックは使わずに距離を詰める。
「ムッ」
また、リュウくんは避けずに受けようとする。
《ノバック》
ノバックは押す力をイメージしている。
なので殴るときにさらに追加でノバックを加えれば…
「グッ!?」
最初とは比べ物にならないほどの威力になる。
「勝者 シュウ。……次、次」
パンチを喰らった、リュウくんの結界は砕あっという間に砕けていた。
「アルセ様VSクバイナ!」
クバイナくんはAクラスのクラス内戦で一位になったこだ。
まあ、強いが……アルセ様のほうが強い。
この結果は見なくても誰もがわかるだろう。
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