1 / 3
つまらない日々
しおりを挟む
コトコトッコト。
お玉でかき混ぜていた鍋から、ゆっくりとお湯が空へ旅立つ音が聞こえてくる。
ここだ!
すかさず、枯れ果てたサヤインゲンみたいな形をした、真っ黒なバニラのさやと種を投入し、再び混ぜ合わせる。すると次第に、高級なアイスクリームを食べた時に感じたものよりもずっと濃くて深みのある、甘いバニラの香りが漂い、僕の鼻の内側に喜びを与えてくれる。
さあ、もう準備はできたぞ!
台所を出て、二人用の小さなテーブルへと向かう。その上には、所狭しと豪華な料理が並べられており、中でも、鶏肉をまるごとオーブンで焼いて作ったローストチキンは、主菜として申し分のない風格を顕していた。最後に、真っ白な皿に香炉からすくった灰で五芒星を描き、いよいよ、かの者を呼び出すための儀式を始める。
「マフダカタブラマフダカタブラ。妖精さん、どうぞこちらへおいでください」
し~ん。特に何も起こらない。
開けておいた窓から、ときどき、カーテンを揺らして涼しい風が入ってくるが、自然な現象の範ちゅうを出てはいないように思われる。
「ま、まあ、そう簡単に来られても困るからね! 何時間だって待ってやるさ!」
それから数時間後、やはり特に何も起こらない。せっかく用意したごちそうも意味をなさず、気付けば、陽の光が射し込む時間になってしまっていた。
「あ~あ、今回も失敗か~」
あきらめの声と共に、用意した供物を片付けに入る。最初と比べると、机上にあるお料理の量はだいぶ減っていて、その代わりに、僕のお腹はなぜかやたらと大きくなっている、という不可思議現象が起きていた。
…………あ、そうそう、紹介が遅れていたね。
みなさんこんばんは。僕の名前は黒田優美。悪魔崇拝者だ。アクマスウハイシャと言っても、絵に描いたような悪魔だけを崇めているわけではなく、吸血鬼、鬼、幽霊、カラスなど、世間で悪だと言われがちな存在、いわゆる魔物たちを包括的に崇めているのが、この僕クロダユウミなのだ。
……え? 一つ違うものが混じっているって?
実際に存在するという点以外では、案外ズレてはいないと思うんだけどね。ま、細かいことはいいのさ!
それで、僕がなんで「妖精を呼ぶ儀式」、なんてものを試みていたのかについてなんだけれど、これにはまあちょっとした経緯があるんだ。
僕は普段、サラリーマンとして平凡な日常を送っているのだけどね、これがまあつまらない!
ただ延々と似たようなことを繰り返す日々、常識を越えないゲンジツテキな物理法則、そして何より、面白みのない人々の心!
退屈な人形劇しか見せてくれない、この世界という名の劇場に、僕はほとほと呆れ果ててしまっていたんだよ。
そんな動機があって、僕は魔物の友だちを呼び出すために、色んな儀式を行ってみたのだけれども、これがまた上手くいかない。
技量と経験の不足が原因なのかなとも思って、今回は色々工夫してみたんだけどさ~。見ての通り何も起こらなかったわけなんだよ。
……あはは、本当に何やってるんだろうなー僕は。この劇場には、この世界には、もう期待しないつもりだったんだけどね…………。
おっと、お喋りが少々過ぎてしまっていたようだね。舞台の幕が下がり始めてしまっているよ。
それでは、また後で。君のために用意しておいた特等席で、是非とも楽しい時間を過ごして欲しい!
………………。
壇上を赤色の幕が覆い、また新しい場面へと時は移ろい流れてゆく。
* * *
あれからも結局、僕の退屈を吹き飛ばしてくれるような、すばらしい出来事が起こることはなく、無意味に時間を浪費するだけの日々が続いていた……のだが、今日、八月十四日、つまり今年のお盆休みの日に差し掛かった時、一通のおかしな手紙が僕の元へとやって来たのだ。
その手紙は、どうやら何らかの生き物の毛皮で作られているようで、ざらざらした慣れない感触が、僕の手に伝わってくる。手紙の外観も独特で、人の肌に似た薄い黄色の用紙が、逆さまになった、五芒星のイラストを刻印されている封蝋で閉じられていた。
「? なんだろ、これ」
疑問に思い、この奇妙な届き物をひっくり返したりしながら、じーっと、覗き込むようにして観察してみる。いくら考えてみても、こんな変わった品が送られて来る理由は出て来ない。それでも、僕の中の好奇心旺盛なかたまりは、他の理性や感情たちを押しのけて、その手紙の中身を開封する行動へと、僕の両手を進ませる。そして、封蝋をはがし中から取り出した白色の便せんには、濃い赤色で次のような文章が書かれていた。
″我らが同胞の諸君! 今宵もまた、日頃隠し続けている本能を出し、思うがままに大地を闊歩する時が遣って来た!! 遠慮することはない、悦楽に身を委ね、共に鮮血の祭りを楽しもうぞ!″
文章から考えてみると、これは、なにかのお祭りへの招待状なのだろうが、それにしては、書かれている情報が少なすぎる。まず、住所や差出人の名前が書かれていないし、その祭りの具体的な内容が説明されておらず、肝心の開催地と開催日時も全くわからない。
「これは……あれかな? 近所に住んでいる人のいたずらかな?」
イタズラにしては手が込み過ぎている気もするが、それ以外に納得のいく説が見つからない。
…………超常現象? 今更そんなものを信じるわけがないじゃないか…………。
正直に言って、最初この手紙を見たとき、僕はとても強い期待を抱いていた。今度こそ、魔の友だちと出会えるのではないか、この手紙が、新たな世界へと僕を誘ってくれるのではないか、と。
だけれども、いつだって現実は残酷で、僕の呼び掛けに応えてくれたことなんて、一度もなかった。だからもう、この世界で起きる一切の出来事を、僕は信じたりしない。まどろみの中で見る幸せな夢だけが、僕にとっての居場所なのだ。
…………眠気のせいか、目の下の辺りに、ちょっぴり涙が溜まってきてしまっている。今日はもう、ベッドにタイブした方が良さそうだ。
便せんを手紙の中に戻し、たんすの二段目の引き出しにストン、と、落下させるように仕舞い込む。僕の心にこんな葛藤を与えた品とは言え、どうやら廃棄するのは惜しいみたいだ。
それから、すぐにパジャマに着替え、ふかふかのベッドに身体を委ねる。すると、不思議なことに、さっきまでの憂いはすっかり消え去り、暖かな眠気が僕の心を包んでくれた。
意識が闇にさらわれてしまう前に、一つ唱えておこう。
――――今日も、すてきな夢が見れますように。
そう、心の中でとなえてみると、僕の意識は何か大きな力に誘われるかのように、深い闇の奥へと溶け込んでしまった。
お玉でかき混ぜていた鍋から、ゆっくりとお湯が空へ旅立つ音が聞こえてくる。
ここだ!
すかさず、枯れ果てたサヤインゲンみたいな形をした、真っ黒なバニラのさやと種を投入し、再び混ぜ合わせる。すると次第に、高級なアイスクリームを食べた時に感じたものよりもずっと濃くて深みのある、甘いバニラの香りが漂い、僕の鼻の内側に喜びを与えてくれる。
さあ、もう準備はできたぞ!
台所を出て、二人用の小さなテーブルへと向かう。その上には、所狭しと豪華な料理が並べられており、中でも、鶏肉をまるごとオーブンで焼いて作ったローストチキンは、主菜として申し分のない風格を顕していた。最後に、真っ白な皿に香炉からすくった灰で五芒星を描き、いよいよ、かの者を呼び出すための儀式を始める。
「マフダカタブラマフダカタブラ。妖精さん、どうぞこちらへおいでください」
し~ん。特に何も起こらない。
開けておいた窓から、ときどき、カーテンを揺らして涼しい風が入ってくるが、自然な現象の範ちゅうを出てはいないように思われる。
「ま、まあ、そう簡単に来られても困るからね! 何時間だって待ってやるさ!」
それから数時間後、やはり特に何も起こらない。せっかく用意したごちそうも意味をなさず、気付けば、陽の光が射し込む時間になってしまっていた。
「あ~あ、今回も失敗か~」
あきらめの声と共に、用意した供物を片付けに入る。最初と比べると、机上にあるお料理の量はだいぶ減っていて、その代わりに、僕のお腹はなぜかやたらと大きくなっている、という不可思議現象が起きていた。
…………あ、そうそう、紹介が遅れていたね。
みなさんこんばんは。僕の名前は黒田優美。悪魔崇拝者だ。アクマスウハイシャと言っても、絵に描いたような悪魔だけを崇めているわけではなく、吸血鬼、鬼、幽霊、カラスなど、世間で悪だと言われがちな存在、いわゆる魔物たちを包括的に崇めているのが、この僕クロダユウミなのだ。
……え? 一つ違うものが混じっているって?
実際に存在するという点以外では、案外ズレてはいないと思うんだけどね。ま、細かいことはいいのさ!
それで、僕がなんで「妖精を呼ぶ儀式」、なんてものを試みていたのかについてなんだけれど、これにはまあちょっとした経緯があるんだ。
僕は普段、サラリーマンとして平凡な日常を送っているのだけどね、これがまあつまらない!
ただ延々と似たようなことを繰り返す日々、常識を越えないゲンジツテキな物理法則、そして何より、面白みのない人々の心!
退屈な人形劇しか見せてくれない、この世界という名の劇場に、僕はほとほと呆れ果ててしまっていたんだよ。
そんな動機があって、僕は魔物の友だちを呼び出すために、色んな儀式を行ってみたのだけれども、これがまた上手くいかない。
技量と経験の不足が原因なのかなとも思って、今回は色々工夫してみたんだけどさ~。見ての通り何も起こらなかったわけなんだよ。
……あはは、本当に何やってるんだろうなー僕は。この劇場には、この世界には、もう期待しないつもりだったんだけどね…………。
おっと、お喋りが少々過ぎてしまっていたようだね。舞台の幕が下がり始めてしまっているよ。
それでは、また後で。君のために用意しておいた特等席で、是非とも楽しい時間を過ごして欲しい!
………………。
壇上を赤色の幕が覆い、また新しい場面へと時は移ろい流れてゆく。
* * *
あれからも結局、僕の退屈を吹き飛ばしてくれるような、すばらしい出来事が起こることはなく、無意味に時間を浪費するだけの日々が続いていた……のだが、今日、八月十四日、つまり今年のお盆休みの日に差し掛かった時、一通のおかしな手紙が僕の元へとやって来たのだ。
その手紙は、どうやら何らかの生き物の毛皮で作られているようで、ざらざらした慣れない感触が、僕の手に伝わってくる。手紙の外観も独特で、人の肌に似た薄い黄色の用紙が、逆さまになった、五芒星のイラストを刻印されている封蝋で閉じられていた。
「? なんだろ、これ」
疑問に思い、この奇妙な届き物をひっくり返したりしながら、じーっと、覗き込むようにして観察してみる。いくら考えてみても、こんな変わった品が送られて来る理由は出て来ない。それでも、僕の中の好奇心旺盛なかたまりは、他の理性や感情たちを押しのけて、その手紙の中身を開封する行動へと、僕の両手を進ませる。そして、封蝋をはがし中から取り出した白色の便せんには、濃い赤色で次のような文章が書かれていた。
″我らが同胞の諸君! 今宵もまた、日頃隠し続けている本能を出し、思うがままに大地を闊歩する時が遣って来た!! 遠慮することはない、悦楽に身を委ね、共に鮮血の祭りを楽しもうぞ!″
文章から考えてみると、これは、なにかのお祭りへの招待状なのだろうが、それにしては、書かれている情報が少なすぎる。まず、住所や差出人の名前が書かれていないし、その祭りの具体的な内容が説明されておらず、肝心の開催地と開催日時も全くわからない。
「これは……あれかな? 近所に住んでいる人のいたずらかな?」
イタズラにしては手が込み過ぎている気もするが、それ以外に納得のいく説が見つからない。
…………超常現象? 今更そんなものを信じるわけがないじゃないか…………。
正直に言って、最初この手紙を見たとき、僕はとても強い期待を抱いていた。今度こそ、魔の友だちと出会えるのではないか、この手紙が、新たな世界へと僕を誘ってくれるのではないか、と。
だけれども、いつだって現実は残酷で、僕の呼び掛けに応えてくれたことなんて、一度もなかった。だからもう、この世界で起きる一切の出来事を、僕は信じたりしない。まどろみの中で見る幸せな夢だけが、僕にとっての居場所なのだ。
…………眠気のせいか、目の下の辺りに、ちょっぴり涙が溜まってきてしまっている。今日はもう、ベッドにタイブした方が良さそうだ。
便せんを手紙の中に戻し、たんすの二段目の引き出しにストン、と、落下させるように仕舞い込む。僕の心にこんな葛藤を与えた品とは言え、どうやら廃棄するのは惜しいみたいだ。
それから、すぐにパジャマに着替え、ふかふかのベッドに身体を委ねる。すると、不思議なことに、さっきまでの憂いはすっかり消え去り、暖かな眠気が僕の心を包んでくれた。
意識が闇にさらわれてしまう前に、一つ唱えておこう。
――――今日も、すてきな夢が見れますように。
そう、心の中でとなえてみると、僕の意識は何か大きな力に誘われるかのように、深い闇の奥へと溶け込んでしまった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
魔道ショップの店主(プロローグのみ)
るいす
ファンタジー
プロローグのみのお試し投稿作品です。
魔力を強化するというスキルを持った主人公が店主として様々な人と関わるお話
人気次第では連載します。中編の予定です。よろしくお願いします。
ディストピア~蒼天のヘスカラント~「異世界転移したら無双どころか親友を惨殺されたので逃げだした結果……」
金国佐門
ファンタジー
主人公、木村ケイトは、見た目は悪くないのにオタク系。
その愉快な仲間たちは、クールだけど中二病の自称魔術師。TRPGでは美少女キャラしか使わないという厳しい制約と誓約を己に課して生きるいかついマッチョマン。紅一点は腐ってるし。後輩君は女の子にしか見えないショタ枠だ。
そんなこんなで、ひっそりとディープな世界を生きていた彼らは今日もいつものように学園で馬鹿をやって楽しく過ごしていた。
しかし、彼らにはそれぞれ隠された悩みがあって……。
――逃避願望を持つ彼らはやがて異世界転移に巻き込まれてしまう。
彼らに待っていたのは無双などではなく地獄のように過酷な現実。
果たして何人、無事に生きて帰ることができるのだろうか……。
前半はオタク系あるある日常学園コメディ。中盤からは青少年の悩みをテーマにした現代ドラマ。異世界転移後からはほぼチートなし、無双なし、ハーレムなしのシリアスダークファンタジー。
泣きあり、笑いあり、コメディあり、多少のグロもあるかも。
無双物やハーレム物に飽きた、ビター風味なファンタジーが見たいという方向けの新感覚異世界転移系ヒューマンドラマです。
異世界へ転移して何もできないので普通に生活しておしまい。なんてオチはなく、がんばって異世界からの帰還を目指す、絶望からの逆転青春冒険ストーリー。
注意:*マークのついた話は別視点の物語です。途中で何度か入ってきます(そういうルールだと思ってください)。そして異世界パートは後編からとなります(48話以降異世界となります)最初の内は各部最初のプロローグで少しだけ異世界で何が起きたのか謎だけ残す程度に描かれる程度です。後に明かされますので急かないでゆったり彼らの平穏だった在りし日の日常を読み進めてくださいませ。
ロゴは「ふーみん@『叛逆ノ猫神』@fumin_chemistry」様より
拳の剣聖
シンカイ
ファンタジー
主人公の宮間燐(みやまりん)、ごく普通の17歳の学生だ。交友関係などは微塵もなく、唯一の心の安らぎはゲームだった。
ある日の宮間燐はいつものように自室でゲームをしていた。だがとあるアクシデントにより自室で気を失ってしまう。そして目覚めると─そこは異世界だった。
あまりのショックで思わず現実逃避をしていたがやがてひとつの声が聞こえてくる。聞こえてくる声がする方角へと足を進めるとそこには魔物に襲われる一人の幼女の姿が。
何とか幼女を助け村まで送るとお礼に食事を振舞ってくれるという。お腹が空いていた俺は二つ返事で了承し幼女の自宅に招待される。そしていざ飯にありつこうという時に俺は、予想外の人物からある真実を聞かされた……。~作成中~
──あらすじは苦手なんだぁ! byシンカイ
感想はいつでも受け付けています、たった一言でいいです。作者に経験とモチベーションを下さい!
ちなみに更新は午前の4時頃を目安にしております。時々午後に更新することもありますが…。
不定期で申し訳ございません。
それと最近知った記号の使い方が間違っているところなどは今の所訂正しておりません。ですので文中突然別の記号で代用させてもらっています。
それらが気に食わない方は、至急何かしらの方法で私に伝えて下さい。疾風の如く直させていただきます。
錆びた剣(鈴木さん)と少年
へたまろ
ファンタジー
鈴木は気が付いたら剣だった。
誰にも気づかれず何十年……いや、何百年土の中に。
そこに、偶然通りかかった不運な少年ニコに拾われて、異世界で諸国漫遊の旅に。
剣になった鈴木が、気弱なニコに憑依してあれこれする話です。
そして、鈴木はなんと! 斬った相手の血からスキルを習得する魔剣だった。
チートキタコレ!
いや、錆びた鉄のような剣ですが
ちょっとアレな性格で、愉快な鈴木。
不幸な生い立ちで、対人恐怖症発症中のニコ。
凸凹コンビの珍道中。
お楽しみください。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる