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5章 フォースリム
5-10 レッサードラゴンの群れ
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第31波はレッサードラゴン10体。
その最大の特徴である【マジックブレス】には肝を冷やしたが、オーガレザーのおかげか、そこまで大きなダメージを受けることはなかった。
「最初は焦ったけど、意外に何とかなりそうだな。【ダンジョンウォーク】での移動も有効そうだし。」
「ん。アンデッドより弱い。」
「ブレスも弱い。」
「【リフレクション】も効果的みたいだし、囲まれさえしなければ大丈夫そうね。火力も足りるから、消耗も少なそうだわ。」
そう、【マジックブレス】は魔法攻撃だ。
そうなれば当然【リフレクション】で跳ね返すことが出来る。
「今までのパターンから行くと次は数が増えるか種類が増える。計算上からすると倍の20体ってところかな?」
カイトはこれまでの傾向からフォースリムダンジョンの出現法則に当たりを付けていた。
鍵となるのはマナゴールドで、全て倒した時のマナゴールドがほぼ比例的に増えていることに気付いたのだ。
第1波から第10波は50×ウェーブ数。ただし第10波だけは2倍。
第11波から第20波は500×ウェーブ数。ただし、第11波からの計算で、さらにここも第20波だけは2倍。
第21波からも同様でベースになる数値が5,000になった。
そうであれば第31波はベース50,000にウェーブ数をかけることとなるはずだ。
つまり第31波はレッサードラゴン10体で50,000。第32波は100,000になるはずなのでレッサードラゴン20体相当。
「ん。焦らなければ大丈夫。」
「斬れるから大丈夫。」
「まぁ角に移動すれば2体か3体相手にするだけだし大丈夫でしょ。」
ちなみにウェーブが終わると必ず部屋の中央に転移させられる。
角に陣取って開始することは出来ない。
「図体は大きいから、場所を考えれば同時に攻撃されなくて楽だな。それじゃこのまま行くとしようか。」
そして出現したのは案の定レッサードラゴン20体。
四方八方を囲まれたら危険だが、【ダンジョンウォーク】で移動することで包囲されることは防ぐ。
そして角に到着したら、カイトが正面を受け持ち、左にルナ、右にレナ、後ろにフェリアという陣形を作る。
フェリアは精霊達を顕現し、様々なバフ効果をパーティに与える。
カイトは【スキルスロット】で【ダークイロージョン】を使用したあと、【職業体験】に設定している【ジェネラリスト】で【重戦士】の【挑発】を使用する。
【挑発】に釣られて3体のレッサードラゴンが接敵してきた。
バフ全開のカイトはそれらの突進をしっかりと受け止めて、【マジックウェポン】で強化した竜鋼剣で中央のドラゴンを攻撃しつつ【テイクスキル】で【スキルスロット】に【マジックブレス】をセットする。
ルナは左のドラゴンの側方から斬りかかり、レナは右のドラゴンに同様に側方から斬りかかる。
劣竜小剣による【パワーアタック】と劣竜短剣による【シャープアタック】は、レッサードラゴンに効果的なダメージを与え、追撃の【マジックボール】はダメージこそほぼないものの、レッサードラゴンの反撃の目を摘む。
そして二人はすぐに離脱し、カイトの後ろに戻った。
そこにフェリアのコンデンスレーザー3本がそれぞれのレッサードラゴンに襲い掛かり、左右のドラゴンを消滅させる。
中央のドラゴンはまだ生きてはいるものの、かなりのダメージを受けている。
そこにカイトのテイクした【マジックブレス】が襲い掛かり、残ったドラゴンの他にもかなりの数のレッサードラゴンを巻き込んだ。
「よし、みんな消耗は?!」
「ほぼなし。」
「大丈夫。」
「全く問題ないわ!」
「了解!それならこのままこのパターンを維持!【ダークイロージョン】と【マジックブレス】でダメージが蓄積するはずだから、フェリアは少しずつ威力の調整を頼む!」
「「了解。」」
「了解!カイトの消耗は?!」
「問題なし!」
会話している間にもレッサードラゴンは次々と攻め立ててきていたが、カイトにダメージを与えるほどではなかった。
そうして次々と屠られていくレッサードラゴン達。
たまに左右のレッサードラゴンが【マジックブレス】を放つが、カイトの【ものまね】に設定された【リフレクション】で跳ね返され、さらにレッサードラゴンにダメージを蓄積させた。
結果的に20体のレッサードラゴンを倒すのにかかった時間は10分弱。
「いくら個体が強力でも、地の利が無ければ意味がないってことだな。」
「最後の方なんてほとんど瀕死だったもんね・・・。」
【ダークイロージョン】の持続ダメージと盲目付与は対策がなければほとんど反則だ。
そして見えないところからの【マジックブレス】さえ封じれば、後の危険はほとんどない。
カイトの【ダークイロージョン】や【シャイニングレイン】のようにフレンドリーファイアがない可能性があるので、闇雲な【マジックブレス】だけは脅威である。
そして続く第33波から第35波まではレッサードラゴンの数が10ずつ増えるだけだった、
流石に50体ともなると密集と言った様相で、カイト達も困惑せざるを得なかったが。
それでもそれぞれのウェーブを倒し切るのに時間はそれほど変わらなかった。
20体を超える分は範囲攻撃の余波でほとんどが倒されるからだ。
「なんかダンジョン設計のミスを感じる・・・。」
「ん。アホっぽい。」
「まともに戦うはずがないのにね?」
「でも4人でここまで多様性のある戦いが出来るのも珍しいんじゃない?普通なら囲まれたまま倒しても倒しても押し寄せてくるレッサードラゴンに押し潰されても不思議じゃないわよ?」
「まぁそれもそうか。」
例え【ダンジョンウォーク】を使えたとしても、【冒険者】では火力を出せるスキルはない。
他のジョブでも使えるかも知れないが、それでもカイトほどの攻撃力は持たないだろう。
ここまでにかかった時間は、およそ2時間。
稼いだマナゴールドは1,000,000を超えた。
レベルは4次職が【スキルテイカー】は50となり、それ以外は51となった。
サードジョブの【重戦士】はマスターし、続く【軽戦士】がレベル38まで上がった。
3次職のマスターまでに稼いだマナゴールドはおよそ2,000,000ほどで、第1波から第35波を2周すれば1つのジョブをマスターできる計算になる。
この計算は経験値とマナゴールドが連動していれば、他のダンジョンへ移ったとしても有用だろう。
「ルナとレナは武器には慣れたか?」
「ん。最高。」
「スパスパいける。」
「後ろから見ててもそんな感じだったわ。カイトはどうなの?」
「俺も大分慣れたかな。欲を言えばもう少し攻撃回数は増やしたいけど。」
「防御担当だからそうも行かないわよね。【軽戦士】が終わったらいよいよ不明な4次職も分かってくるから、いいジョブがあることに期待ってとこかしら?」
「まぁそうだな。あとはレベル60が見えて来たから、そこで戦略がどう変わるか、かな?とは言っても【リクルーター】と【ジェネラリスト】は特に変化なさそうだけど。」
「不明なのは【精霊器召喚】とミスリルの使い方ね。」
スキルは習得しないと細かいことが分からないので仕方がないとしても、ミスリルはまだインゴットのままである。
『ミスリルはねー。武器の形がいいの!』
そこに不思議な声が響いた。
『うんー。出来ればみんなの分?』
謎の声は誰かと話しているようだ。
「なぁ。今聞こえてるのは誰の声なんだ?」
「え?今はフェルムと話してるけど・・・、聞こえたの?!」
『成長したから声が届くようになったみたいー!』
『ほんとー?』
『聞こえるー?』
話していたのは精霊のようで、成長した結果、声が届くようになったようだ。
全ての精霊が顕現し、順番に話している。
声が聞こえたのは最初に契約したフェルム、リルム、アルムだけのようだが。
「おう、聞こえてるぞ。誰が誰かは分からないから話す時は少し動いてくれると助かるけど。」
「ん。聞こえる。」
「けど声はほとんど一緒?」
精霊の声は頭に直接響くような形で聞こえ、その声はどの精霊もほとんど同じだった。
『『『わかったー!!』』』
「ところで、この声は誰にでも聞こえるのか?」
無制限に聞こえるようではかなりまずいだろう。
『選んだ人だけー?』
『カイトとルナとレナー!』
『もちろんフェリアもー!』
「それならいいか。さっきのはミスリルのことだよな?また後でじっくり聞かせてくれないか?」
『はーい!』
『分かったー!』
『後でねー!』
「とりあえず今日はあと一周と少しやって【軽戦士】がマスターできるか試してみたいけどいいか?」
「そうね。レッサードラゴン戦ももうちょっと慣れたいし、私は賛成。」
「ん。問題ない。」
「ドラゴンもサクサク?」
そんな訳で、第35波までをさらに1回と、第31波までやったところで、4次職は全てレベル53となり、【軽戦士】はマスターすることが出来た。
その最大の特徴である【マジックブレス】には肝を冷やしたが、オーガレザーのおかげか、そこまで大きなダメージを受けることはなかった。
「最初は焦ったけど、意外に何とかなりそうだな。【ダンジョンウォーク】での移動も有効そうだし。」
「ん。アンデッドより弱い。」
「ブレスも弱い。」
「【リフレクション】も効果的みたいだし、囲まれさえしなければ大丈夫そうね。火力も足りるから、消耗も少なそうだわ。」
そう、【マジックブレス】は魔法攻撃だ。
そうなれば当然【リフレクション】で跳ね返すことが出来る。
「今までのパターンから行くと次は数が増えるか種類が増える。計算上からすると倍の20体ってところかな?」
カイトはこれまでの傾向からフォースリムダンジョンの出現法則に当たりを付けていた。
鍵となるのはマナゴールドで、全て倒した時のマナゴールドがほぼ比例的に増えていることに気付いたのだ。
第1波から第10波は50×ウェーブ数。ただし第10波だけは2倍。
第11波から第20波は500×ウェーブ数。ただし、第11波からの計算で、さらにここも第20波だけは2倍。
第21波からも同様でベースになる数値が5,000になった。
そうであれば第31波はベース50,000にウェーブ数をかけることとなるはずだ。
つまり第31波はレッサードラゴン10体で50,000。第32波は100,000になるはずなのでレッサードラゴン20体相当。
「ん。焦らなければ大丈夫。」
「斬れるから大丈夫。」
「まぁ角に移動すれば2体か3体相手にするだけだし大丈夫でしょ。」
ちなみにウェーブが終わると必ず部屋の中央に転移させられる。
角に陣取って開始することは出来ない。
「図体は大きいから、場所を考えれば同時に攻撃されなくて楽だな。それじゃこのまま行くとしようか。」
そして出現したのは案の定レッサードラゴン20体。
四方八方を囲まれたら危険だが、【ダンジョンウォーク】で移動することで包囲されることは防ぐ。
そして角に到着したら、カイトが正面を受け持ち、左にルナ、右にレナ、後ろにフェリアという陣形を作る。
フェリアは精霊達を顕現し、様々なバフ効果をパーティに与える。
カイトは【スキルスロット】で【ダークイロージョン】を使用したあと、【職業体験】に設定している【ジェネラリスト】で【重戦士】の【挑発】を使用する。
【挑発】に釣られて3体のレッサードラゴンが接敵してきた。
バフ全開のカイトはそれらの突進をしっかりと受け止めて、【マジックウェポン】で強化した竜鋼剣で中央のドラゴンを攻撃しつつ【テイクスキル】で【スキルスロット】に【マジックブレス】をセットする。
ルナは左のドラゴンの側方から斬りかかり、レナは右のドラゴンに同様に側方から斬りかかる。
劣竜小剣による【パワーアタック】と劣竜短剣による【シャープアタック】は、レッサードラゴンに効果的なダメージを与え、追撃の【マジックボール】はダメージこそほぼないものの、レッサードラゴンの反撃の目を摘む。
そして二人はすぐに離脱し、カイトの後ろに戻った。
そこにフェリアのコンデンスレーザー3本がそれぞれのレッサードラゴンに襲い掛かり、左右のドラゴンを消滅させる。
中央のドラゴンはまだ生きてはいるものの、かなりのダメージを受けている。
そこにカイトのテイクした【マジックブレス】が襲い掛かり、残ったドラゴンの他にもかなりの数のレッサードラゴンを巻き込んだ。
「よし、みんな消耗は?!」
「ほぼなし。」
「大丈夫。」
「全く問題ないわ!」
「了解!それならこのままこのパターンを維持!【ダークイロージョン】と【マジックブレス】でダメージが蓄積するはずだから、フェリアは少しずつ威力の調整を頼む!」
「「了解。」」
「了解!カイトの消耗は?!」
「問題なし!」
会話している間にもレッサードラゴンは次々と攻め立ててきていたが、カイトにダメージを与えるほどではなかった。
そうして次々と屠られていくレッサードラゴン達。
たまに左右のレッサードラゴンが【マジックブレス】を放つが、カイトの【ものまね】に設定された【リフレクション】で跳ね返され、さらにレッサードラゴンにダメージを蓄積させた。
結果的に20体のレッサードラゴンを倒すのにかかった時間は10分弱。
「いくら個体が強力でも、地の利が無ければ意味がないってことだな。」
「最後の方なんてほとんど瀕死だったもんね・・・。」
【ダークイロージョン】の持続ダメージと盲目付与は対策がなければほとんど反則だ。
そして見えないところからの【マジックブレス】さえ封じれば、後の危険はほとんどない。
カイトの【ダークイロージョン】や【シャイニングレイン】のようにフレンドリーファイアがない可能性があるので、闇雲な【マジックブレス】だけは脅威である。
そして続く第33波から第35波まではレッサードラゴンの数が10ずつ増えるだけだった、
流石に50体ともなると密集と言った様相で、カイト達も困惑せざるを得なかったが。
それでもそれぞれのウェーブを倒し切るのに時間はそれほど変わらなかった。
20体を超える分は範囲攻撃の余波でほとんどが倒されるからだ。
「なんかダンジョン設計のミスを感じる・・・。」
「ん。アホっぽい。」
「まともに戦うはずがないのにね?」
「でも4人でここまで多様性のある戦いが出来るのも珍しいんじゃない?普通なら囲まれたまま倒しても倒しても押し寄せてくるレッサードラゴンに押し潰されても不思議じゃないわよ?」
「まぁそれもそうか。」
例え【ダンジョンウォーク】を使えたとしても、【冒険者】では火力を出せるスキルはない。
他のジョブでも使えるかも知れないが、それでもカイトほどの攻撃力は持たないだろう。
ここまでにかかった時間は、およそ2時間。
稼いだマナゴールドは1,000,000を超えた。
レベルは4次職が【スキルテイカー】は50となり、それ以外は51となった。
サードジョブの【重戦士】はマスターし、続く【軽戦士】がレベル38まで上がった。
3次職のマスターまでに稼いだマナゴールドはおよそ2,000,000ほどで、第1波から第35波を2周すれば1つのジョブをマスターできる計算になる。
この計算は経験値とマナゴールドが連動していれば、他のダンジョンへ移ったとしても有用だろう。
「ルナとレナは武器には慣れたか?」
「ん。最高。」
「スパスパいける。」
「後ろから見ててもそんな感じだったわ。カイトはどうなの?」
「俺も大分慣れたかな。欲を言えばもう少し攻撃回数は増やしたいけど。」
「防御担当だからそうも行かないわよね。【軽戦士】が終わったらいよいよ不明な4次職も分かってくるから、いいジョブがあることに期待ってとこかしら?」
「まぁそうだな。あとはレベル60が見えて来たから、そこで戦略がどう変わるか、かな?とは言っても【リクルーター】と【ジェネラリスト】は特に変化なさそうだけど。」
「不明なのは【精霊器召喚】とミスリルの使い方ね。」
スキルは習得しないと細かいことが分からないので仕方がないとしても、ミスリルはまだインゴットのままである。
『ミスリルはねー。武器の形がいいの!』
そこに不思議な声が響いた。
『うんー。出来ればみんなの分?』
謎の声は誰かと話しているようだ。
「なぁ。今聞こえてるのは誰の声なんだ?」
「え?今はフェルムと話してるけど・・・、聞こえたの?!」
『成長したから声が届くようになったみたいー!』
『ほんとー?』
『聞こえるー?』
話していたのは精霊のようで、成長した結果、声が届くようになったようだ。
全ての精霊が顕現し、順番に話している。
声が聞こえたのは最初に契約したフェルム、リルム、アルムだけのようだが。
「おう、聞こえてるぞ。誰が誰かは分からないから話す時は少し動いてくれると助かるけど。」
「ん。聞こえる。」
「けど声はほとんど一緒?」
精霊の声は頭に直接響くような形で聞こえ、その声はどの精霊もほとんど同じだった。
『『『わかったー!!』』』
「ところで、この声は誰にでも聞こえるのか?」
無制限に聞こえるようではかなりまずいだろう。
『選んだ人だけー?』
『カイトとルナとレナー!』
『もちろんフェリアもー!』
「それならいいか。さっきのはミスリルのことだよな?また後でじっくり聞かせてくれないか?」
『はーい!』
『分かったー!』
『後でねー!』
「とりあえず今日はあと一周と少しやって【軽戦士】がマスターできるか試してみたいけどいいか?」
「そうね。レッサードラゴン戦ももうちょっと慣れたいし、私は賛成。」
「ん。問題ない。」
「ドラゴンもサクサク?」
そんな訳で、第35波までをさらに1回と、第31波までやったところで、4次職は全てレベル53となり、【軽戦士】はマスターすることが出来た。
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