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第一部 第二章 炎雷
第25話 初めての連携
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コラボ配信だからと変に緊張する必要はなく、むしろ普段通りのことをやってほしいと中層に潜ってすぐに言われた。
美琴はハイスピードな殲滅が売りで、トライアドちゃんねるは自分やコラボ相手の戦いの解説をするのが売り。
相手に合わせるのももちろん重要だが、合わせすぎて本来の動きができなくなってしまうのは本末転倒だ。
なので美琴は彩音に言われたとおりに、普段通りのやり方で行こうと肩の力を抜き、見つけ次第雷薙でなぎ倒していく。
ここ最近モンスターの数が減っているはずなのだが、今日はやけに遭遇するので見せ場が多い。
「……うん、自分から普段通りやっていいよって言っておいてあれだけど、解説挟む隙がない」
「早すぎる」
「あの時見たものは幻でも何でもない現実なんだって、実感させられるなこれ」
下層の中で最もパワーのあるミノタウロスを、突進や岩の棍棒の攻撃を全て搔い潜って皮一枚残して首を斬って倒したところで、彩音が苦笑いを浮かべながら言う。
「少しやりすぎでしょうか?」
「やりすぎってことはないよ。あなたの配信は結構見ているし、だからこれでも私達の仕事を奪わないつもりでやってくれているのは分かるの。それでも基本ワンパンで終わらせちゃうから、下層でも相手にもならないんだなーって」
美琴のそばに歩み寄ってきた彩音は、ころりと転がった核石を拾って少し遠い目をする。
”美琴ちゃんの討伐速度が解説を上回る”
”やっぱ何度見ても下層モンスターワンパンはすげーや”
”しんちゃんとかっちゃんがあぜんとしとるwww”
”美琴ちゃん迎えに行った時は戦わせずに護衛してたからなあ”
”そらボスモンスターでも手も足も出ないくらい強いんだから、下層なんて場合によっちゃハエ同然よ”
”知ってるか? これで全力の七分の一もないんだぜ?”
『やはりというか、下層上域ではお三方のお仕事を奪ってしまいますね。ここは手っ取り早く下層中域から深域に行くか、ボスに挑みますか?』
「ボス戦だったら流石にワンパンされないだろうから、私からすれば全然大歓迎だけど……」
『何かご不満でも?』
彩音が何か少し言いにくそうにしている。何が不都合でもあるのだろうかと、首を傾げる。
「実はさ、昨日ホワイトレイヴンズっていう大きなクランが秘密裏に下層のボスを倒しに行ったんだって。でも、上域から最深域の全てのボスが出てこなかったんだって。ボス部屋にあったのは、そのボスの素材だけだったらしいよ」
「アイリ」
『調べました。確かに完全極秘での作戦行動だったようです。この私が把握できないとは、不覚です』
「ちなみに彩音さんがその情報を知っている理由は?」
「知り合いというか、友達の女の子がそこのクランに所属しててね。その作戦に参加してたんだって。その子は噓を吐かないというか噓を吐けない子だから、この情報は間違いないと思う」
余程信頼しているようだ。彼女はその女性のことを信頼しているようだし、彩音も嘘を吐いている様子はないので、ひとまずそのことは美琴も信じることとする。
「となるとボスに挑むという案はなくなりそうですね。中層も行けばいるだろうけど、正直結構倒してて少し飽きてきちゃいましたし」
「ボスと戦いすぎて飽きるなんて初めて聞いたぞ」
美琴の呟きに慎司が頬を引きつらせる。
「この間餓者髑髏を一鳴だけで倒してたもんね。もう行動把握しすぎちゃって、作業になっちゃったの?」
「そんな感じですね。あんまりこう言いたくはないですけど、もっと骨のある敵と戦いたいです」
『骨でしたらあれが一番ありますけどね』
「最近そういうジョークを言うこと増えたわよねえ、アイリって」
『成長期ですから』
AIなんて三百六十五日二十四時間常に成長期だろうと言いたかったが、言わずに飲み込んだ。
ともかく、美琴が強すぎて上域では相手にならないので中域、場合によっては深域まで行くことになった。
トライアドちゃんねるは配信しながら探索をするため、視聴者を安心させるための安全マージンとして中域でとどまっているだけで、実力的には一応深域にも行けるらしい。
場合によるが深域まできてくれるのは、美琴の強さを信じてとのこと。先輩から頼られて少し舞い上がる。
「そういえば、美琴ちゃんはどうして基本ソロなの? それだけ強ければソロでも問題ないのは確かだけど」
中域までやってきてモンスターを探していると、彩音が聞いてくる。
「特に深い理由じゃないんですけど、実は探索者になったばかりのころに一度だけパーティーメンバーを募集したことがあったんです。でも、集まってきたのは、その……結構ヤバ目な方達でして」
ソロで活動をしようと決意したきっかけを思い出し、苦い顔をしながら話す。
「行動したのはその一回きりだったんですけど、私を後ろにして前に出られないようにして、いかにもお姫様を守る騎士みたいに気取ってたんです。まずそこが気持ち悪かったんですけど、休憩している時にその人達がどこで私を襲おうかって話しているのを聞いちゃって。これはまずいなって思って、アイリに頼んで音声を拾ってからその人達をダンジョン内に放置して速攻で地上に戻って、そのままギルドに通報したんです。それで、一回目にあんなのを引いちゃったものですから、だったらソロのほうが安全だよねっていう答えに行きついて、ここまで来ました」
「思っている以上に闇の深い話でびっくりなんだけど。よくそれで男性が苦手にならなかったね」
「正直苦手ですよ。こんな格好しているのが悪いっていうのは知っていますけど、それでも女の子のことを襲おうとしていることが怖くなって。一週間くらいは男性が誰も信用できませんでした」
『そんなのは一部だけだとマネージャーに一週間説得されて、ようやく落ち着きましたものね。そんなことよりも、モンスターがやってきましたよ』
コメント欄が、それはどこの誰だと騒いでいるのを見てどうしようかと考え始めると同時に、モンスターが姿を見せる。
現れたのは鬼だ。鉄塊とも見えそうなほど分厚い大刀を持っており、威圧感が強い。
鬼はどれも総じて最低でも準一等で、頭目クラスともなると一等になる。
今現れた鬼も一等モンスターだと思えるほどの威圧感を放っており、四人を見つけるなりびりびりと響く雄叫びを上げる。
「これだけ強ければ瞬殺する心配はなさそうね。和弘くん、慎司くん、美琴ちゃん、一緒に戦いましょう」
「おう!」
「やっと出番だな」
「ど、どうすれば……」
連携経験皆無の美琴はどうすればいいのか分からず、おろおろと慌てる。
「鬼は妖鎧武者ほどの知能はないけど、ミノタウロスと引けを取らないパワーとトップクラスの俊敏性があるわ。だから定石は、速度を出させないように抑えつつ急所を狙うこと!」
ようやくの出番にテンションが上がっているのか、彩音が活き活きと解説を戦闘前に挟む。
流石は中域をメインで活動しているだけあって、本来深域以降からしか姿を見せない鬼が相手でも引かずに対処している。
慎司は拳や足に魔術を付与して戦うスタイルで、武器が己の拳ということもあって身軽で素早い動きで鬼を翻弄する。
その間にダガー使いの和弘がえぐるように鬼を斬り付け、追撃を仕掛けるように彩音が鋭く速い一刀で足を切って機動力を削ぐ。
「美琴ちゃん、今!」
見事な連携に目を奪われていると、彩音が声をかける。とどめは美琴に任せてくれるらしい。
一等モンスターという上位の存在であるため、和弘と彩音の付けた傷は瞬く間に治癒して立ち上がるが、当然その分次の行動が遅れている。
最も近くにいる慎司に攻撃を仕掛ける前に美琴が地面を蹴って入れ替わり、振り下ろされた剣を合気で受け流しながら振り上げた雷薙で腕を切り落とし、振り上げた勢いのまま飛び上がって空中で体を捻って回転して、そのまま首を斬り飛ばす。
「……最後は無理して首を狙う必要もなかったけど、基本はこんな感じ。移動速度が速い分攻撃に勢いも付くから、強烈なのを叩きこまれる前に間合いを詰めて危険を一つ取り除き、攻撃する人を一人に絞らせないで入れ替わりながら攻撃を入れて、そして一番警戒されていない人で倒しきるのがセオリーなの」
「そうなんですね、勉強になります」
いつもは攻撃を全部掻い潜って僅かな隙を突いて倒すか、反応できない速度で一気に近付いて倒すかの二択だったので、パーティーでの倒し方をふんふんと頷きながら聞く。
「それにしても、よく空中で回転できたね」
「持っている武器が武器なので、思い切り遠心力加えれば意外といけますよ」
「あの状態で首の骨の間を狙うのも中々すごいけどな、君のやってること」
実は隙間を狙って斬っているのではなくて、骨ごとぶった切っているなんて言えないので、そーっと目を逸らしながらありがとうと言っておく。
唯一その視線に気付いたのは彩音だけだったようで、少し信じられないようなものを見る目を向けてきた。
美琴はハイスピードな殲滅が売りで、トライアドちゃんねるは自分やコラボ相手の戦いの解説をするのが売り。
相手に合わせるのももちろん重要だが、合わせすぎて本来の動きができなくなってしまうのは本末転倒だ。
なので美琴は彩音に言われたとおりに、普段通りのやり方で行こうと肩の力を抜き、見つけ次第雷薙でなぎ倒していく。
ここ最近モンスターの数が減っているはずなのだが、今日はやけに遭遇するので見せ場が多い。
「……うん、自分から普段通りやっていいよって言っておいてあれだけど、解説挟む隙がない」
「早すぎる」
「あの時見たものは幻でも何でもない現実なんだって、実感させられるなこれ」
下層の中で最もパワーのあるミノタウロスを、突進や岩の棍棒の攻撃を全て搔い潜って皮一枚残して首を斬って倒したところで、彩音が苦笑いを浮かべながら言う。
「少しやりすぎでしょうか?」
「やりすぎってことはないよ。あなたの配信は結構見ているし、だからこれでも私達の仕事を奪わないつもりでやってくれているのは分かるの。それでも基本ワンパンで終わらせちゃうから、下層でも相手にもならないんだなーって」
美琴のそばに歩み寄ってきた彩音は、ころりと転がった核石を拾って少し遠い目をする。
”美琴ちゃんの討伐速度が解説を上回る”
”やっぱ何度見ても下層モンスターワンパンはすげーや”
”しんちゃんとかっちゃんがあぜんとしとるwww”
”美琴ちゃん迎えに行った時は戦わせずに護衛してたからなあ”
”そらボスモンスターでも手も足も出ないくらい強いんだから、下層なんて場合によっちゃハエ同然よ”
”知ってるか? これで全力の七分の一もないんだぜ?”
『やはりというか、下層上域ではお三方のお仕事を奪ってしまいますね。ここは手っ取り早く下層中域から深域に行くか、ボスに挑みますか?』
「ボス戦だったら流石にワンパンされないだろうから、私からすれば全然大歓迎だけど……」
『何かご不満でも?』
彩音が何か少し言いにくそうにしている。何が不都合でもあるのだろうかと、首を傾げる。
「実はさ、昨日ホワイトレイヴンズっていう大きなクランが秘密裏に下層のボスを倒しに行ったんだって。でも、上域から最深域の全てのボスが出てこなかったんだって。ボス部屋にあったのは、そのボスの素材だけだったらしいよ」
「アイリ」
『調べました。確かに完全極秘での作戦行動だったようです。この私が把握できないとは、不覚です』
「ちなみに彩音さんがその情報を知っている理由は?」
「知り合いというか、友達の女の子がそこのクランに所属しててね。その作戦に参加してたんだって。その子は噓を吐かないというか噓を吐けない子だから、この情報は間違いないと思う」
余程信頼しているようだ。彼女はその女性のことを信頼しているようだし、彩音も嘘を吐いている様子はないので、ひとまずそのことは美琴も信じることとする。
「となるとボスに挑むという案はなくなりそうですね。中層も行けばいるだろうけど、正直結構倒してて少し飽きてきちゃいましたし」
「ボスと戦いすぎて飽きるなんて初めて聞いたぞ」
美琴の呟きに慎司が頬を引きつらせる。
「この間餓者髑髏を一鳴だけで倒してたもんね。もう行動把握しすぎちゃって、作業になっちゃったの?」
「そんな感じですね。あんまりこう言いたくはないですけど、もっと骨のある敵と戦いたいです」
『骨でしたらあれが一番ありますけどね』
「最近そういうジョークを言うこと増えたわよねえ、アイリって」
『成長期ですから』
AIなんて三百六十五日二十四時間常に成長期だろうと言いたかったが、言わずに飲み込んだ。
ともかく、美琴が強すぎて上域では相手にならないので中域、場合によっては深域まで行くことになった。
トライアドちゃんねるは配信しながら探索をするため、視聴者を安心させるための安全マージンとして中域でとどまっているだけで、実力的には一応深域にも行けるらしい。
場合によるが深域まできてくれるのは、美琴の強さを信じてとのこと。先輩から頼られて少し舞い上がる。
「そういえば、美琴ちゃんはどうして基本ソロなの? それだけ強ければソロでも問題ないのは確かだけど」
中域までやってきてモンスターを探していると、彩音が聞いてくる。
「特に深い理由じゃないんですけど、実は探索者になったばかりのころに一度だけパーティーメンバーを募集したことがあったんです。でも、集まってきたのは、その……結構ヤバ目な方達でして」
ソロで活動をしようと決意したきっかけを思い出し、苦い顔をしながら話す。
「行動したのはその一回きりだったんですけど、私を後ろにして前に出られないようにして、いかにもお姫様を守る騎士みたいに気取ってたんです。まずそこが気持ち悪かったんですけど、休憩している時にその人達がどこで私を襲おうかって話しているのを聞いちゃって。これはまずいなって思って、アイリに頼んで音声を拾ってからその人達をダンジョン内に放置して速攻で地上に戻って、そのままギルドに通報したんです。それで、一回目にあんなのを引いちゃったものですから、だったらソロのほうが安全だよねっていう答えに行きついて、ここまで来ました」
「思っている以上に闇の深い話でびっくりなんだけど。よくそれで男性が苦手にならなかったね」
「正直苦手ですよ。こんな格好しているのが悪いっていうのは知っていますけど、それでも女の子のことを襲おうとしていることが怖くなって。一週間くらいは男性が誰も信用できませんでした」
『そんなのは一部だけだとマネージャーに一週間説得されて、ようやく落ち着きましたものね。そんなことよりも、モンスターがやってきましたよ』
コメント欄が、それはどこの誰だと騒いでいるのを見てどうしようかと考え始めると同時に、モンスターが姿を見せる。
現れたのは鬼だ。鉄塊とも見えそうなほど分厚い大刀を持っており、威圧感が強い。
鬼はどれも総じて最低でも準一等で、頭目クラスともなると一等になる。
今現れた鬼も一等モンスターだと思えるほどの威圧感を放っており、四人を見つけるなりびりびりと響く雄叫びを上げる。
「これだけ強ければ瞬殺する心配はなさそうね。和弘くん、慎司くん、美琴ちゃん、一緒に戦いましょう」
「おう!」
「やっと出番だな」
「ど、どうすれば……」
連携経験皆無の美琴はどうすればいいのか分からず、おろおろと慌てる。
「鬼は妖鎧武者ほどの知能はないけど、ミノタウロスと引けを取らないパワーとトップクラスの俊敏性があるわ。だから定石は、速度を出させないように抑えつつ急所を狙うこと!」
ようやくの出番にテンションが上がっているのか、彩音が活き活きと解説を戦闘前に挟む。
流石は中域をメインで活動しているだけあって、本来深域以降からしか姿を見せない鬼が相手でも引かずに対処している。
慎司は拳や足に魔術を付与して戦うスタイルで、武器が己の拳ということもあって身軽で素早い動きで鬼を翻弄する。
その間にダガー使いの和弘がえぐるように鬼を斬り付け、追撃を仕掛けるように彩音が鋭く速い一刀で足を切って機動力を削ぐ。
「美琴ちゃん、今!」
見事な連携に目を奪われていると、彩音が声をかける。とどめは美琴に任せてくれるらしい。
一等モンスターという上位の存在であるため、和弘と彩音の付けた傷は瞬く間に治癒して立ち上がるが、当然その分次の行動が遅れている。
最も近くにいる慎司に攻撃を仕掛ける前に美琴が地面を蹴って入れ替わり、振り下ろされた剣を合気で受け流しながら振り上げた雷薙で腕を切り落とし、振り上げた勢いのまま飛び上がって空中で体を捻って回転して、そのまま首を斬り飛ばす。
「……最後は無理して首を狙う必要もなかったけど、基本はこんな感じ。移動速度が速い分攻撃に勢いも付くから、強烈なのを叩きこまれる前に間合いを詰めて危険を一つ取り除き、攻撃する人を一人に絞らせないで入れ替わりながら攻撃を入れて、そして一番警戒されていない人で倒しきるのがセオリーなの」
「そうなんですね、勉強になります」
いつもは攻撃を全部掻い潜って僅かな隙を突いて倒すか、反応できない速度で一気に近付いて倒すかの二択だったので、パーティーでの倒し方をふんふんと頷きながら聞く。
「それにしても、よく空中で回転できたね」
「持っている武器が武器なので、思い切り遠心力加えれば意外といけますよ」
「あの状態で首の骨の間を狙うのも中々すごいけどな、君のやってること」
実は隙間を狙って斬っているのではなくて、骨ごとぶった切っているなんて言えないので、そーっと目を逸らしながらありがとうと言っておく。
唯一その視線に気付いたのは彩音だけだったようで、少し信じられないようなものを見る目を向けてきた。
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