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13 この世界を教えてpart2
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「さて、夕飯も食べ終わったことだし。質問したかったことあるんだろ?」
シグさんがすっとソファに腰を下ろした横に私も飛び乗る。この人の動きがすごく綺麗だなと思う。なんというか所作に品があるというか、いちいちきまる。
鍛えているとそうなるんだろうか。
『いっぱいあるんだけど、まずはこの軍隊?の仕組みを教えてください!』
今日一番疑問に思ったことを聞く。
基地長とか白団とかわからないことが多かった。
「わかった。…まずこの国の軍は大きく2つに分かれている。それが白団と黒団だ。黒団は王宮の警備や、人の護衛、町の警察のような仕事を行っている。俺たち白団は魔獣の討伐、幻獣の保護、魔法を使った仕事などが主な役目だ」
『黒団は対人、白団は対魔獣みたいなことですか?』
「まあ主にはそうなるな」
なるほど、と頷く。所属する団で軍服の色が違ったのか。
「で、役職だが、この2つの団を統率しているのが総団長。その下がそれぞれ黒団団長と白団団長。その下は更に細かく分かれる。まず王宮配属か、基地配属かで分かれるんだ。王宮配属だと第1から第8まで部隊がある。それぞれに隊長、副隊長がいるんだ。その中で更に分隊に分かれているところもある」
ふんふんと頷きながら聞く。
「基地配属の場合は、各地の基地に分かれる。そこで一番上の役職なのは基地長。その下には小隊がいくつかあって、小隊長がいる」
なるほど、この国の軍隊の仕組みはある程度理解できた。
『シグさんはどこに所属してるんですか?』
「俺は第8部隊隊長だ。第8部隊は少人数で構成されている。基地では対処しきれず援軍を要請されたときに出動する。言うなれば遊撃部隊だな。今俺がここに来ているのはまさにそれだ」
『え、それって少数精鋭ってことなんじゃ!シグさんってすごいんですね!』
「え、いや…」
素直に感心して感想をそのまま言うとシグさんは目をそらして口ごもった。もしかして照れてる?
っていうかシグさんの歳はまだ若そうに見える。それで王都の隊長ってすごいんじゃないだろうか。
『シグさんって何歳なんですか?』
「なんだ突然。28だが」
突然話を変えた私に怪訝そうな顔をしながらも答えてくれた。
やっぱり若い!
『28歳で隊長ってすごいんじゃないんですか!』
シグさんはこの言葉に苦い笑みを浮かべた。
「まあ、少し特殊だからな。俺も、第8も」
少し変わった雰囲気にそれ以上その話題に踏み込むことは躊躇われた。
「他には?何かないのか?」
シグさんが空気を払拭するように話題を変えた。
シグさんがすっとソファに腰を下ろした横に私も飛び乗る。この人の動きがすごく綺麗だなと思う。なんというか所作に品があるというか、いちいちきまる。
鍛えているとそうなるんだろうか。
『いっぱいあるんだけど、まずはこの軍隊?の仕組みを教えてください!』
今日一番疑問に思ったことを聞く。
基地長とか白団とかわからないことが多かった。
「わかった。…まずこの国の軍は大きく2つに分かれている。それが白団と黒団だ。黒団は王宮の警備や、人の護衛、町の警察のような仕事を行っている。俺たち白団は魔獣の討伐、幻獣の保護、魔法を使った仕事などが主な役目だ」
『黒団は対人、白団は対魔獣みたいなことですか?』
「まあ主にはそうなるな」
なるほど、と頷く。所属する団で軍服の色が違ったのか。
「で、役職だが、この2つの団を統率しているのが総団長。その下がそれぞれ黒団団長と白団団長。その下は更に細かく分かれる。まず王宮配属か、基地配属かで分かれるんだ。王宮配属だと第1から第8まで部隊がある。それぞれに隊長、副隊長がいるんだ。その中で更に分隊に分かれているところもある」
ふんふんと頷きながら聞く。
「基地配属の場合は、各地の基地に分かれる。そこで一番上の役職なのは基地長。その下には小隊がいくつかあって、小隊長がいる」
なるほど、この国の軍隊の仕組みはある程度理解できた。
『シグさんはどこに所属してるんですか?』
「俺は第8部隊隊長だ。第8部隊は少人数で構成されている。基地では対処しきれず援軍を要請されたときに出動する。言うなれば遊撃部隊だな。今俺がここに来ているのはまさにそれだ」
『え、それって少数精鋭ってことなんじゃ!シグさんってすごいんですね!』
「え、いや…」
素直に感心して感想をそのまま言うとシグさんは目をそらして口ごもった。もしかして照れてる?
っていうかシグさんの歳はまだ若そうに見える。それで王都の隊長ってすごいんじゃないだろうか。
『シグさんって何歳なんですか?』
「なんだ突然。28だが」
突然話を変えた私に怪訝そうな顔をしながらも答えてくれた。
やっぱり若い!
『28歳で隊長ってすごいんじゃないんですか!』
シグさんはこの言葉に苦い笑みを浮かべた。
「まあ、少し特殊だからな。俺も、第8も」
少し変わった雰囲気にそれ以上その話題に踏み込むことは躊躇われた。
「他には?何かないのか?」
シグさんが空気を払拭するように話題を変えた。
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