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十二恒興、闇に落ちる
一
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道三から、信長暗殺の密命を帯びた恒興は迷っていた。般若介から、籐四郎吉光を受け取ったものの、信長とは、長い付き合いだ。月と星を奪ったのは信長だとしても、もう一つ、背中を押す決め手がない。まずは、それを探し出すため信長の側近に戻らねばならない。
恒興は、決めてを探すため信長の弟でもある信時を訪ねた。
「おお、久しぶりだな恒興。心配しておったぞ」
信時は、愛する月と星を失い、心の闇に飲み込まれた恒興が、心をいれ直してやって来たものと無条件に喜んだ。
「ああ、俺も、一時は落ちる所まで落ちたからな。下がったら上がるものだ」
嘘だ。恒興の心は、まだ、月と星のことを引きずっている。まずは、信長の側近に戻って復讐を果たすなり、許すなり決心を固めようとの算段だ。
さすがの恒興も、心の闇に飲み込まれた時の身形では、人の良い信時でも快く応じないだろうと、ボサボサで伸び放題の髪を結いなおし、髭を剃り、十七歳の青年に戻った。
「恒興よ、ずいぶんと痩せたのう」
恒興は、ここしばらく飯も食わず飲んだくれた。面やつれは顕著だ。
信長に付き従って、西へ、東へ、南へ、北へ、太陽の下を走り回る生活を捨て、朝から酒を飲み、夜、酩酊し気絶する。自堕落な生活を数ヶ月続けたのだ。体は落ちる所まで落ちている。
恒興は、俯き気味に、信時をチラッと伺い見た。
「実はのう、俺は、そろそろ役目に戻りたいのだ……」
「真か! 恒興、その言葉を待っていたぞ!」
人の良い信時は、恒興の言葉を無条件に喜んだ。
「ところで、役目なのだが、佐久間様付きから、昔のように殿の側に仕えたいのだが、口添えしてもらえないか?」
信時は身を乗り出して、
「恒興ならば問題ない。その席は、お前が居ない間、般若介が狙っていたが、俺と丹羽長秀が守っておいた。殿も、お前が側に居るのがなにかと便利だろう。きっと、お前の復帰は殿が一番喜ぶ」
恒興は、疑問に思った。俺は、自分自身が不器用で、いつも器用に立ち回る信時や長秀に劣等感を抱いていたが、殿は、案外、俺のような落ちこぼれを馬鹿にしながらも重宝している。やはり、大うつけの好みは、凡庸な俺には分からぬものだ。
信時が、身を乗り出して、声を顰めた。
「恒興、お前の役目だが、実は殿の身近に戻ってやって欲しいことがある」
「なんだ?」
「まだ、影すらつかめていないが、我ら那古野の情報が、末森にも、清洲にも筒抜けになっておるのだ。恒興、相手はどこの何者かもわからぬ。殿の近くにあって間者を探して欲しい」
すまぬ信時。その間者が俺であり、仮面の男般若介なのだ。俺たちは、美濃の蝮、斎藤道三の密命で殿の命を狙っているのだ。
「わかった。難しい役目だが引き受けた」
恒興は、表裏比興の者の如く、二つ返事に応じた。
「で、どこまで掴まれているのだ。影もつかめぬと申しても、少しは追えているのであろう?」
信時は、首を振った。
「いいや、間者の手懸かりは、尻尾すら掴めて居らぬ。いつも、大事な書類や物がなくなってから気づくのだ」
「どんな物を失ったのだ?」
「恒興すまぬ。殿がお前から預かった池田家の家宝籐四郎吉光も消えてしまった」
「構わぬよ。どうせ俺には、勿体ない一品だ。失った所で、俺には分不相応だ」
(有るわけがない。だって、俺が持っているのだ)
「お前にそう言ってもらえると、殿の御心も少しは落ち着くというものだ」
「なんだ? 殿が探しているとでもいうのか?」
「そうなのだ。殿は、籐四郎吉光を失っては、勝三郎に合わせる顔がないと、手の者を使って探しておる」
「へー、そうかい」
「恒興、殿は勿論。河尻さん、毛利さん、私、長秀、岩室さん。皆、お前のことは心配しておるのだぞ。俺たちは、ガキの頃からの仲間なのだから」
信時の言葉が終わると、
「あら、勝三郎、やっと、元気になったのね」
お善が、膳を運んで来た。
「おう、お善。今夜の夕飯はなんだ?」
信時が、身を乗り出して尋ねた。
「今夜はね、あなたの好きな麦飯と焼き味噌。大根の味噌漬けと、味噌汁。ほんとにあなたはお味噌が好きね」
「おお、これこれ」
信時は、箸を掴むと、杓文字を器かわりの焼き味噌に、箸を入れ口へ運び口いっぱいに麦飯をかきこんだ。咀嚼もそこそこに飲み込んだ。さらに味噌汁を――。
「お善の作る飯はたまらんのう」
「あら、信時様。なにも、そんなに急いで召しあがらなくても、誰も取ったりはしませんわ」
「早寝、早食い、早糞は、織田家の男の特徴よ。父上も、兄上も似たようなものだ」
「あら、信時様。食事中に、下のお話は粗相がすぎますわよ」
「いやいや、織田の男は、これぐらい元気がなくてはな。私も父上、兄上を見習って、これからは血気盛んにいきたいものだ。なあ、恒興もそう思うだろう?」
「ああ、そうだ信時」
恒興は、仲睦まじい信時とお善の夫婦が羨ましい。月が生きて居れば、今頃は俺も談笑しながら食事を囲んでいたのだろうか。そう思うと、また、飲んだくれそうだ。
お善が、優しい笑顔で、
「勝三郎も味を見て頂戴」
お善が恒興に焼き味噌をすすめた。
恒興はお善の顔に、月が重なって見えた。
ポロリッ!
お善が恒興の箸を拾って、
「はい、勝三郎。しっかりしなさい」
「ああ、わかったよ。月……」
恒興は、箸を受け取ると、信時よろしく焼き味噌をほおばった。
「辛れぇ!」
味噌は、香ばしさよりも先に来る辛さ。風味を楽しむより先に口内を駆けまわる炎に恒興は顔を顰めた。
お善が麦飯を差し出して、
「早く、掻きこんで!」
恒興は、お善の言葉通りに、麦飯を口へ突っ込んだ。
「うううっ……」
喉が詰まった。
待っていましたと、お善は、味噌汁の茶碗を差し出した。
恒興は、喉の詰まりを味噌汁で押し流すとようやく一息ついた。
これでは、味などあってないようなものだ。いつもは、人の良い信時が、したり顔で恒興の反応を笑っている。
「どうだ、美味かったであろう?」
「こんな……、おお、美味かった」
信時は、人が良いから、塩加減の分からないお善の料理に文句一つ言わないのだろう。
恒興が、代わりに一言お善に言ってやろうかとも思ったが、これも、仲睦まじい夫婦の形であろうと言葉を堪えた。
「お善の料理は、日ノ本一、美味いぞ」
信時は、本当にいい奴だ。
辛いのも織田家の好みとは、よく言ったものである。信時よ、まったく妻を愛する天晴れな男である。
「ダ~、ダ~、ダ~」
日当たりの良い縁側を、信時とお善の娘、お七がハイハイしてやって来た。
陽だまりで、両親を見つけたお七は、「ダハ~ッ」と笑って近づいて来た。
見慣れない恒興の側まで来ると、顔色でも確かめるかのように真っすぐ見つめて、「ダ~ハッ」と笑って膝にちょこんと座った。
「あら、勝三郎、お七に気に入られたわね」
「おお、そうだ恒興。怖い顔をしておっても、お七には、お前の心はお見通しなのだ」
お七は、恒興の膝の上で立ち上がって、顔を確かめるようと手を伸ばす。
恒興は、お七がなにをしようとしているのかわからない。
「勝三郎、お七は抱っこして欲しいって言っているわ」
「俺が、お七を抱くのか?」
信時も、お善も声を揃えて、
「当たり前だ」と静かに頷いた。
(ちょっと待て、俺は、昨日まで悲しみに暮れ死んだような男だぞ。それが、起き上がった翌日にこれじゃあ、せっかく、信長に復讐をすると決めた決心が鈍っちまう)
恒興の心には、お構いなしに、お七は「ダ~、ダ~、ダ~」と手を伸ばして抱っこをせがむ。
お七には、恒興の心の闇など一切関係ない。あるのは、そこに居る身を任せるにいたる優しいおじさんに過ぎない。
「おい、ちょっと待て!」
お七は、どんどん恒興にせがむ。
恒興は、これには抗えない。仕方なくお七を抱き上げた。
(案外と重いものだ。星とはずいぶん違う)
恒興は、抱き上げたお七の重さにビックリした。もちろん恒興も一時期とはいえ、娘の星を育てたから知って入る。だが、ほんの一月の違いでこうも成長するのかと感心した。
お七を抱き上げた恒興は、
「おお、お七、お前はこのまま勝三郎おじさんの娘になるか?」
本気とも冗談ともつかないことを言った。
お七は、言葉の意味が分かったのか、わからないのかキョトンとした顔をした。
「よし、お七を連れて帰ろう」
恒興は、高い高いして抱き上げた。
「エヘヘ、エヘヘ」
お七は喜んでいる。
「おお、お七、嬉しいか。お前は、もう一人の父上が出来たぞ。よかった、よかった」
恒興は、決めてを探すため信長の弟でもある信時を訪ねた。
「おお、久しぶりだな恒興。心配しておったぞ」
信時は、愛する月と星を失い、心の闇に飲み込まれた恒興が、心をいれ直してやって来たものと無条件に喜んだ。
「ああ、俺も、一時は落ちる所まで落ちたからな。下がったら上がるものだ」
嘘だ。恒興の心は、まだ、月と星のことを引きずっている。まずは、信長の側近に戻って復讐を果たすなり、許すなり決心を固めようとの算段だ。
さすがの恒興も、心の闇に飲み込まれた時の身形では、人の良い信時でも快く応じないだろうと、ボサボサで伸び放題の髪を結いなおし、髭を剃り、十七歳の青年に戻った。
「恒興よ、ずいぶんと痩せたのう」
恒興は、ここしばらく飯も食わず飲んだくれた。面やつれは顕著だ。
信長に付き従って、西へ、東へ、南へ、北へ、太陽の下を走り回る生活を捨て、朝から酒を飲み、夜、酩酊し気絶する。自堕落な生活を数ヶ月続けたのだ。体は落ちる所まで落ちている。
恒興は、俯き気味に、信時をチラッと伺い見た。
「実はのう、俺は、そろそろ役目に戻りたいのだ……」
「真か! 恒興、その言葉を待っていたぞ!」
人の良い信時は、恒興の言葉を無条件に喜んだ。
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信時が、身を乗り出して、声を顰めた。
「恒興、お前の役目だが、実は殿の身近に戻ってやって欲しいことがある」
「なんだ?」
「まだ、影すらつかめていないが、我ら那古野の情報が、末森にも、清洲にも筒抜けになっておるのだ。恒興、相手はどこの何者かもわからぬ。殿の近くにあって間者を探して欲しい」
すまぬ信時。その間者が俺であり、仮面の男般若介なのだ。俺たちは、美濃の蝮、斎藤道三の密命で殿の命を狙っているのだ。
「わかった。難しい役目だが引き受けた」
恒興は、表裏比興の者の如く、二つ返事に応じた。
「で、どこまで掴まれているのだ。影もつかめぬと申しても、少しは追えているのであろう?」
信時は、首を振った。
「いいや、間者の手懸かりは、尻尾すら掴めて居らぬ。いつも、大事な書類や物がなくなってから気づくのだ」
「どんな物を失ったのだ?」
「恒興すまぬ。殿がお前から預かった池田家の家宝籐四郎吉光も消えてしまった」
「構わぬよ。どうせ俺には、勿体ない一品だ。失った所で、俺には分不相応だ」
(有るわけがない。だって、俺が持っているのだ)
「お前にそう言ってもらえると、殿の御心も少しは落ち着くというものだ」
「なんだ? 殿が探しているとでもいうのか?」
「そうなのだ。殿は、籐四郎吉光を失っては、勝三郎に合わせる顔がないと、手の者を使って探しておる」
「へー、そうかい」
「恒興、殿は勿論。河尻さん、毛利さん、私、長秀、岩室さん。皆、お前のことは心配しておるのだぞ。俺たちは、ガキの頃からの仲間なのだから」
信時の言葉が終わると、
「あら、勝三郎、やっと、元気になったのね」
お善が、膳を運んで来た。
「おう、お善。今夜の夕飯はなんだ?」
信時が、身を乗り出して尋ねた。
「今夜はね、あなたの好きな麦飯と焼き味噌。大根の味噌漬けと、味噌汁。ほんとにあなたはお味噌が好きね」
「おお、これこれ」
信時は、箸を掴むと、杓文字を器かわりの焼き味噌に、箸を入れ口へ運び口いっぱいに麦飯をかきこんだ。咀嚼もそこそこに飲み込んだ。さらに味噌汁を――。
「お善の作る飯はたまらんのう」
「あら、信時様。なにも、そんなに急いで召しあがらなくても、誰も取ったりはしませんわ」
「早寝、早食い、早糞は、織田家の男の特徴よ。父上も、兄上も似たようなものだ」
「あら、信時様。食事中に、下のお話は粗相がすぎますわよ」
「いやいや、織田の男は、これぐらい元気がなくてはな。私も父上、兄上を見習って、これからは血気盛んにいきたいものだ。なあ、恒興もそう思うだろう?」
「ああ、そうだ信時」
恒興は、仲睦まじい信時とお善の夫婦が羨ましい。月が生きて居れば、今頃は俺も談笑しながら食事を囲んでいたのだろうか。そう思うと、また、飲んだくれそうだ。
お善が、優しい笑顔で、
「勝三郎も味を見て頂戴」
お善が恒興に焼き味噌をすすめた。
恒興はお善の顔に、月が重なって見えた。
ポロリッ!
お善が恒興の箸を拾って、
「はい、勝三郎。しっかりしなさい」
「ああ、わかったよ。月……」
恒興は、箸を受け取ると、信時よろしく焼き味噌をほおばった。
「辛れぇ!」
味噌は、香ばしさよりも先に来る辛さ。風味を楽しむより先に口内を駆けまわる炎に恒興は顔を顰めた。
お善が麦飯を差し出して、
「早く、掻きこんで!」
恒興は、お善の言葉通りに、麦飯を口へ突っ込んだ。
「うううっ……」
喉が詰まった。
待っていましたと、お善は、味噌汁の茶碗を差し出した。
恒興は、喉の詰まりを味噌汁で押し流すとようやく一息ついた。
これでは、味などあってないようなものだ。いつもは、人の良い信時が、したり顔で恒興の反応を笑っている。
「どうだ、美味かったであろう?」
「こんな……、おお、美味かった」
信時は、人が良いから、塩加減の分からないお善の料理に文句一つ言わないのだろう。
恒興が、代わりに一言お善に言ってやろうかとも思ったが、これも、仲睦まじい夫婦の形であろうと言葉を堪えた。
「お善の料理は、日ノ本一、美味いぞ」
信時は、本当にいい奴だ。
辛いのも織田家の好みとは、よく言ったものである。信時よ、まったく妻を愛する天晴れな男である。
「ダ~、ダ~、ダ~」
日当たりの良い縁側を、信時とお善の娘、お七がハイハイしてやって来た。
陽だまりで、両親を見つけたお七は、「ダハ~ッ」と笑って近づいて来た。
見慣れない恒興の側まで来ると、顔色でも確かめるかのように真っすぐ見つめて、「ダ~ハッ」と笑って膝にちょこんと座った。
「あら、勝三郎、お七に気に入られたわね」
「おお、そうだ恒興。怖い顔をしておっても、お七には、お前の心はお見通しなのだ」
お七は、恒興の膝の上で立ち上がって、顔を確かめるようと手を伸ばす。
恒興は、お七がなにをしようとしているのかわからない。
「勝三郎、お七は抱っこして欲しいって言っているわ」
「俺が、お七を抱くのか?」
信時も、お善も声を揃えて、
「当たり前だ」と静かに頷いた。
(ちょっと待て、俺は、昨日まで悲しみに暮れ死んだような男だぞ。それが、起き上がった翌日にこれじゃあ、せっかく、信長に復讐をすると決めた決心が鈍っちまう)
恒興の心には、お構いなしに、お七は「ダ~、ダ~、ダ~」と手を伸ばして抱っこをせがむ。
お七には、恒興の心の闇など一切関係ない。あるのは、そこに居る身を任せるにいたる優しいおじさんに過ぎない。
「おい、ちょっと待て!」
お七は、どんどん恒興にせがむ。
恒興は、これには抗えない。仕方なくお七を抱き上げた。
(案外と重いものだ。星とはずいぶん違う)
恒興は、抱き上げたお七の重さにビックリした。もちろん恒興も一時期とはいえ、娘の星を育てたから知って入る。だが、ほんの一月の違いでこうも成長するのかと感心した。
お七を抱き上げた恒興は、
「おお、お七、お前はこのまま勝三郎おじさんの娘になるか?」
本気とも冗談ともつかないことを言った。
お七は、言葉の意味が分かったのか、わからないのかキョトンとした顔をした。
「よし、お七を連れて帰ろう」
恒興は、高い高いして抱き上げた。
「エヘヘ、エヘヘ」
お七は喜んでいる。
「おお、お七、嬉しいか。お前は、もう一人の父上が出来たぞ。よかった、よかった」
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