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第四章 海開き
36、終わる世界と始まる世界
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????/??:??/成神さん/???
金色の野球のバットはよく見ると、なんだかごつごつとしていた。
いびつな四角形がランダムに、規則正しく表面を覆っている。それらはキラキラと僕の手の中で輝いていた。
「なんだこれ……。輝くトラ……?」
僕が訊くと、自称霊能力者でニャルなんとかっていう神の子孫でもある成神さんが答える。
「輝くトラペゾヘドロン、だよ。トラペジウムっていう平行な辺の無い四角形からなる多面体が、異次元から出現するとそう呼ばれる。普通は俺の祖先である、ニャルラトホテップ神を召喚するために使われるんだけどね……」
「召喚?」
「ああ。でも、君の場合だと逆だ。俺という存在と『出会ってから』、それをこの場に顕現させた。まるでコワガミサマだね。全部逆の因果だよ」
「よく、わからないですけど……どうして僕は今、これを手にしているんでしょう?」
「さあ? それは君自身の中に答えがあるんじゃないかな。それは面の数だけ『ifルート』に至れる力があるからね」
「……ifルート」
僕はしっかりとバットの柄を掴むと、何がしたいのかをもう一度強く願った。
僕は……かつての日常を取り戻したい。
ジュン姉とずっとゲームをしている日々を。ジュン姉と、あの平和な日々を取戻したい。それ以外は何もいらない。
僕は海岸沿いの道路以外何もない村の前に立ち、バットを振り上げた。
「ジュン姉を……返せ! 僕の日常を、返せーーーっ!」
ガツンと、バットを地面に叩きつける。
すると、そこからぶわっと得体の知れない黒い闇が噴出した。
「わっ……!」
闇の奔流にもまれながら、僕は後ろを振り返る。
そこには、足元をふらつかせる成神さんがいた。崩れゆく足場を必死で回避して、僕の所までやってくる。
「あははっ、ついに成し遂げたね。これには編集長もびっくりだ」
「成神さん……」
「さあ、この闇がすべてを塗り替えるよ。この先どんな世界が、君を待っているのかな?」
そう言うと、がくんと成神さんは体勢を崩して、足元の闇に吸い込まれてしまった。
あとにはバットを持った僕しかいない。
「成神さん……?」
声をかけるが、返事はない。
「成神さん!?」
声をかけるが返事はない。
「成神さん!!! これから、どうすればいいんですか! 僕は! 成神さーーん!!」
返事はない。
「なんで……なんで……?」
相変わらず、あたりは闇で塗りつぶされていく。
僕の周りには深いぬめりとした暗闇しかない。
現実はどこへ行ってしまったのだろう。今となっては、ほとんど何もなくなってしまった境雲村の風景すら、懐かしく感じる。
母さん。母さん。
母さんとは、この異常な日々が始まってからは、あまり話すことがなくなってしまった。
いままでもあまり会話する方ではなかったけれど。
母さんはいつも仕事で、僕は母さんがいない間はジュン姉と一緒に遊んでいて。
母さんが帰って来てからは少しだけ一緒に食事をとるだけで、あとはいつも別々の行動を取っていた。
それが、あの異常な日々が始まってからは、それすらも無くなってしまった。
いつも夜だけは一緒にいられたのに。
お役目が始まると、その夜も別々に過ごすことになってしまった。
愛されているのは、ずっと、変わってないと思う。
でも、何もかもがコワガミサマによって変えられてしまった。
「母さんに、また会いたいな……。ジュン姉にもだけど……やっぱり、あの元のような日々に戻るのが一番いい」
辺りは全て闇の中に沈んでしまった。
手にしたバットだけが光り輝いている。
そうだ、かつてこのバットをくれた母さんは、こんなことを僕に言っていた。
――待ちなさい、龍一。一応、これ持っていきなさい。
――あんただって男なんだから、自分の身くらい自分で守らないと!
そのときの会話が、もうずいぶん昔のことのように感じられる。
あんまりこれを活躍させることはできなかったけれど、今もこれをちゃんと使えているかはわからないけれど、母さんが言っていた意味が今なら少しはわかるような気がした。
そう。
僕はこれを、他人を守るためだけじゃなく、自分の身を守るためにも使わなくてはいけなかったんだ。
理不尽な世界から不当な攻撃をされないために。
僕を僕自身が守るために。
「僕は、かつての僕らしさを取り戻りたい。どうか、どうかこれからも……僕でいさせてくれ」
そうつぶやくと、バットにピシリと亀裂が入り、まるでガラスの破片のようにそれが一枚ずつ剥がれ落ちていった。
破片はすべて足元の闇の中に吸い込まれ、破片が落ちるたび暗さがどんどん強くなっていく。けれど最後の一辺が手元に残ると、その中にはなんと笑顔のジュン姉と母さんが映っていた。
「ジュン姉! 母さん……!」
破片の中のジュン姉と母さんは、不思議そうにこちらを見ている。
「どうしたのーリュー君、早くこっちにおいでよー」
「そうよ龍一。もう純ちゃん待ちくたびれちゃってるわよ。早く早く。もう、ぐずぐずしない!」
ジュン姉? 母さん?
僕が、そちら側にいる体で話しかけているのか? こんな破片越しじゃなくて……?
そう思ったら、いつもの自宅のダイニングにいた。
「へ?」
手にはあの黄金色のバットが握られている。
「どうしたのリュー君。なんでそんなバットなんて持ってるのー? それで本物の野球でもしたくなったのかな? でもやっぱりこっちのゲームだよー。ようやくこの球団が、強くなってきたんだからさー。もうすこし育成しよー?」
そう言って、ジュン姉はリビングのテレビの前でくつろいでいる。
床には見慣れたゲーム機が置かれていた。
テレビ画面には……「プロ野球チームをつくろう」というゲームの映像が流れている。ピコピコと、コントローラーを動かすたびに軽快な音が室内に流れた。
「ふふふ、純ちゃん、そのバットねー、うちの主人が若い頃草野球で使ってたやつなのよー」
「え? そうなんですか?」
「ええ。懐かしいわぁ。龍一も小さい頃はよくこれで主人と遊んでた気がするけど。最近はやらないわね」
「へえ……でもなんで今? もう、リュー君! これからわたしたち出かけるんだよ? 早く着替えて。わたしゲームして待ってるからー!」
ゲームを進めながら、ジュン姉がそんなふうに注意してくる。
「ほんと……急にそんなもの引っ張り出してきて、いったい何考えてんの? 長いこと庭の物置に入れておいたからホコリっぽいのよそれ。家の中に持ち込まないでくれる?」
バットはよく見るとうっすらと埃が付いていた。
僕はわかったよ、と答えて、すぐさまそれを玄関に置いてくる。
「ゆ、夢……じゃないよな?」
ダイニングに戻ってきた僕は、手の甲をつねりながらそんな風につぶやいていた。
「ちょっと龍一……ほんとに大丈夫? アンタ今日、これからどこに行くかわかってる?」
「え、えっと……」
母さんが僕に不審な目を向けながら言う。
僕はなんだっけと真剣に頭をめぐらした。
「あんたが晴れて中学三年生になったから、そのお祝いをしようって話だったでしょ。これから『海女』に行くのよ。昨日言っておいたじゃない。そのためにわたしも早く帰って来たんだから……いい加減早く支度なさい!」
どういうことだ?
中学三年生になった? 僕が?
キョロキョロとあたりを見回すと、食卓の上に置かれた新聞がちょうど目に入った。
「四月、一日……!?」
日付を見て愕然とする。
どうやら僕は、あの「中学三年生の始業式の日」に舞い戻ってしまったようだった。
でも、いくら思い返してもこんなイベントは起こっていない。
いままでと違う道が始まっている……。
僕はそのことに妙な喜びと、言い知れない不安を覚えた。
果たしてこれは吉と出たのか、それとも凶が出たのか――。
金色の野球のバットはよく見ると、なんだかごつごつとしていた。
いびつな四角形がランダムに、規則正しく表面を覆っている。それらはキラキラと僕の手の中で輝いていた。
「なんだこれ……。輝くトラ……?」
僕が訊くと、自称霊能力者でニャルなんとかっていう神の子孫でもある成神さんが答える。
「輝くトラペゾヘドロン、だよ。トラペジウムっていう平行な辺の無い四角形からなる多面体が、異次元から出現するとそう呼ばれる。普通は俺の祖先である、ニャルラトホテップ神を召喚するために使われるんだけどね……」
「召喚?」
「ああ。でも、君の場合だと逆だ。俺という存在と『出会ってから』、それをこの場に顕現させた。まるでコワガミサマだね。全部逆の因果だよ」
「よく、わからないですけど……どうして僕は今、これを手にしているんでしょう?」
「さあ? それは君自身の中に答えがあるんじゃないかな。それは面の数だけ『ifルート』に至れる力があるからね」
「……ifルート」
僕はしっかりとバットの柄を掴むと、何がしたいのかをもう一度強く願った。
僕は……かつての日常を取り戻したい。
ジュン姉とずっとゲームをしている日々を。ジュン姉と、あの平和な日々を取戻したい。それ以外は何もいらない。
僕は海岸沿いの道路以外何もない村の前に立ち、バットを振り上げた。
「ジュン姉を……返せ! 僕の日常を、返せーーーっ!」
ガツンと、バットを地面に叩きつける。
すると、そこからぶわっと得体の知れない黒い闇が噴出した。
「わっ……!」
闇の奔流にもまれながら、僕は後ろを振り返る。
そこには、足元をふらつかせる成神さんがいた。崩れゆく足場を必死で回避して、僕の所までやってくる。
「あははっ、ついに成し遂げたね。これには編集長もびっくりだ」
「成神さん……」
「さあ、この闇がすべてを塗り替えるよ。この先どんな世界が、君を待っているのかな?」
そう言うと、がくんと成神さんは体勢を崩して、足元の闇に吸い込まれてしまった。
あとにはバットを持った僕しかいない。
「成神さん……?」
声をかけるが、返事はない。
「成神さん!?」
声をかけるが返事はない。
「成神さん!!! これから、どうすればいいんですか! 僕は! 成神さーーん!!」
返事はない。
「なんで……なんで……?」
相変わらず、あたりは闇で塗りつぶされていく。
僕の周りには深いぬめりとした暗闇しかない。
現実はどこへ行ってしまったのだろう。今となっては、ほとんど何もなくなってしまった境雲村の風景すら、懐かしく感じる。
母さん。母さん。
母さんとは、この異常な日々が始まってからは、あまり話すことがなくなってしまった。
いままでもあまり会話する方ではなかったけれど。
母さんはいつも仕事で、僕は母さんがいない間はジュン姉と一緒に遊んでいて。
母さんが帰って来てからは少しだけ一緒に食事をとるだけで、あとはいつも別々の行動を取っていた。
それが、あの異常な日々が始まってからは、それすらも無くなってしまった。
いつも夜だけは一緒にいられたのに。
お役目が始まると、その夜も別々に過ごすことになってしまった。
愛されているのは、ずっと、変わってないと思う。
でも、何もかもがコワガミサマによって変えられてしまった。
「母さんに、また会いたいな……。ジュン姉にもだけど……やっぱり、あの元のような日々に戻るのが一番いい」
辺りは全て闇の中に沈んでしまった。
手にしたバットだけが光り輝いている。
そうだ、かつてこのバットをくれた母さんは、こんなことを僕に言っていた。
――待ちなさい、龍一。一応、これ持っていきなさい。
――あんただって男なんだから、自分の身くらい自分で守らないと!
そのときの会話が、もうずいぶん昔のことのように感じられる。
あんまりこれを活躍させることはできなかったけれど、今もこれをちゃんと使えているかはわからないけれど、母さんが言っていた意味が今なら少しはわかるような気がした。
そう。
僕はこれを、他人を守るためだけじゃなく、自分の身を守るためにも使わなくてはいけなかったんだ。
理不尽な世界から不当な攻撃をされないために。
僕を僕自身が守るために。
「僕は、かつての僕らしさを取り戻りたい。どうか、どうかこれからも……僕でいさせてくれ」
そうつぶやくと、バットにピシリと亀裂が入り、まるでガラスの破片のようにそれが一枚ずつ剥がれ落ちていった。
破片はすべて足元の闇の中に吸い込まれ、破片が落ちるたび暗さがどんどん強くなっていく。けれど最後の一辺が手元に残ると、その中にはなんと笑顔のジュン姉と母さんが映っていた。
「ジュン姉! 母さん……!」
破片の中のジュン姉と母さんは、不思議そうにこちらを見ている。
「どうしたのーリュー君、早くこっちにおいでよー」
「そうよ龍一。もう純ちゃん待ちくたびれちゃってるわよ。早く早く。もう、ぐずぐずしない!」
ジュン姉? 母さん?
僕が、そちら側にいる体で話しかけているのか? こんな破片越しじゃなくて……?
そう思ったら、いつもの自宅のダイニングにいた。
「へ?」
手にはあの黄金色のバットが握られている。
「どうしたのリュー君。なんでそんなバットなんて持ってるのー? それで本物の野球でもしたくなったのかな? でもやっぱりこっちのゲームだよー。ようやくこの球団が、強くなってきたんだからさー。もうすこし育成しよー?」
そう言って、ジュン姉はリビングのテレビの前でくつろいでいる。
床には見慣れたゲーム機が置かれていた。
テレビ画面には……「プロ野球チームをつくろう」というゲームの映像が流れている。ピコピコと、コントローラーを動かすたびに軽快な音が室内に流れた。
「ふふふ、純ちゃん、そのバットねー、うちの主人が若い頃草野球で使ってたやつなのよー」
「え? そうなんですか?」
「ええ。懐かしいわぁ。龍一も小さい頃はよくこれで主人と遊んでた気がするけど。最近はやらないわね」
「へえ……でもなんで今? もう、リュー君! これからわたしたち出かけるんだよ? 早く着替えて。わたしゲームして待ってるからー!」
ゲームを進めながら、ジュン姉がそんなふうに注意してくる。
「ほんと……急にそんなもの引っ張り出してきて、いったい何考えてんの? 長いこと庭の物置に入れておいたからホコリっぽいのよそれ。家の中に持ち込まないでくれる?」
バットはよく見るとうっすらと埃が付いていた。
僕はわかったよ、と答えて、すぐさまそれを玄関に置いてくる。
「ゆ、夢……じゃないよな?」
ダイニングに戻ってきた僕は、手の甲をつねりながらそんな風につぶやいていた。
「ちょっと龍一……ほんとに大丈夫? アンタ今日、これからどこに行くかわかってる?」
「え、えっと……」
母さんが僕に不審な目を向けながら言う。
僕はなんだっけと真剣に頭をめぐらした。
「あんたが晴れて中学三年生になったから、そのお祝いをしようって話だったでしょ。これから『海女』に行くのよ。昨日言っておいたじゃない。そのためにわたしも早く帰って来たんだから……いい加減早く支度なさい!」
どういうことだ?
中学三年生になった? 僕が?
キョロキョロとあたりを見回すと、食卓の上に置かれた新聞がちょうど目に入った。
「四月、一日……!?」
日付を見て愕然とする。
どうやら僕は、あの「中学三年生の始業式の日」に舞い戻ってしまったようだった。
でも、いくら思い返してもこんなイベントは起こっていない。
いままでと違う道が始まっている……。
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