87 / 103
【陸王遼平】
お家に帰りますよ!
しおりを挟む
山本さんにはこれから色々と手を貸してもらうことになるだろう。
葉月の過去について証言してもらわなければならない。
幸い、奥さんのほうが毎日日記を付けており、葉月のことについて書かれたページをすでにいくつもコピーさせて貰っていた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
正直、目を通すのも胸糞悪い話ばかりだ。
よくもまあ、年端もいかぬ子どもにこんなことができるもんだと腸(はらわた)が煮え返る。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとは言うが、見て見ぬ振りをしていた山本さん夫妻まで憎くなってくる始末だ。
あの人たちがしかるべき機関に通報さえしてくれていれば……! いや、やめよう。学校さえ見て見ぬ振りをしていたぐらいだ。あの夫妻が通報したところで事態は変わらなかったに違いない。だがしかし……! いや、やめよう。いかん、エンドレス地獄にはまってきた。
少なくとも、最後の一線で葉月を救ってくれたのはあの老夫婦で、今となっては証言してくれるだけでもありがたいんだ。
それに――あの人たちの葉月を見る目は本当に孫に対するものと同じものだった。
葉月の頭を撫でた姿が、昔、俺の頭を撫でてくれた爺さんを彷彿とさせた。
気が短く何度も殴られたけど、俺に虫取りや山登りを教えてくれたいい爺さんだった。
夏休みに自由研究をサボってたらぶん殴られ怒鳴りつけられ、手元にあったビー玉で焼きビーを作らされたのは今となっては良い思い出だ。
出来るだけ頻繁に葉月を連れて行こう。
たくさんの人に見守られていたのだと信じられるようになれば、葉月も自分の存在に自信を持てるだろうから。
そうこうしている間に、葉月の退院の許可が下りた。
「よかったな。家に帰れるぞ!」
葉月の髪を撫でまわす。
葉月は俺を見上げニコニコとしてたが、突然、ハッと何かに気が付いた顔をして顔を青くし、ソワソワしはじめた。
ぐしゃぐしゃにしたせいで頭の上に一本立ち上がったアホ毛までソワソワしている。
どうしたんだろうか。
(遼平さん、大変だよ)
声は出てない。口を動かしてるだけだけど、間違いなくそう聞こえた。
「どうした?」
慌ててスケッチブックを取り出し、丁寧な字で書き始める。
『帰る家が無い!! どうしよう、どこか野宿できる場所を探さなきゃ』
おい待て。
「必要無いよ。俺の部屋が葉月の帰る場所です」
(えっ!?)
なぜ驚く。俺が葉月を野宿させるはずないだろ。
「さー着替えた着替えた。お家に帰りますよー」
(うぅ……)
服を着替えさせ荷物を手に病院を後にする。
長い入院生活だったな。
幸い葉月は食欲もあるようだし、今日はたっぷり食わせないと。
店で食っていくのもいいが……、リラックスできる自宅飯のがいいだろうな。うん。美味い惣菜でも買って帰ろう。
助手席に座っていた葉月が窓の外を見ながらまたソワソワとし始めた。
今度は何だろうか。
葉月は話が出来ない。伝えたくとも筆談という回りくどい方法しかないから負担になる状況だというのに、つい笑いが零れてしまった。
「どうかしたのか?」
スケッチブックを取り出して、ぴょん太を机にして何か書き始めた。
信号で止まって差し出されたそこには、
『ホコホコ弁当に寄ってください』
と書かれていた。
「了解しました」
目と鼻の先だ。
だが、葉月。
残念なことにホコホコ弁当は――――。
ホコホコ弁当の店先で車を止める。
店にシャッターが下りている。そして、シャッターには「差し押さえ」の紙が貼られていた。
「お前が居なくなってすぐに潰れちゃったんだよなあ」
このホコホコ弁当、給料の未払いだけでなく脱税までやらかしてたようなのだ。
気になってニュースサイトをチェックしてみれば、かつて働いてた人たちを恐喝したという記事もヒットした。葉月の両親を連れてこいと言ったのも金を巻き上げるためだったのだ。ホワホワした葉月の両親があんなのだとにわかには想像つかないからな。少し脅せば金を出すだろうとでも考えていたのだろう。
葉月の頭の上に「ガーンガーンガーン」と文字がいくつも浮かび上がっていた。
よっぽどショックだったようだ。わたわたと早足に歩き出す。どこに行くのか後をつけて見れば、数十メートル先のコンビニエンスストアに入っていった。
無料で配布されてる求人誌を手にして一生懸命捲りだす。
「はいはい、今は仕事しようなんて考えなくていいから。生活は全部、俺に任せておきなさい」
(でも、でも、)
「いいんだよ。せめて体調が万全になるまでは安静にしておくこと。ほら、戻るぞ」
それでも無料求人誌はしっかと手にし離さなかったので持たせたままコンビニを出た。
車を更に走らせ自宅のマンションを通り越し、百貨店に向かった。
美味い惣菜屋があるんだよなぁ。
おかずは買うとして、全部出来合いってのも寂しいな。米は家で炊いておにぎりでも作るか。
「葉月、今日は俺がおにぎりを作るよ。具は何がいい?」
百貨店のガラスドアを開いて先に葉月を通しながら聞く。
葉月は目をキラキラさせて、スケッチブックにペンを走らせた。
『こんぶがいいです!』
「よーしよーし。一杯入れような。から揚げ握りも作るかぁ?」
(ふわぁ)
あ。
今、ふわぁが出たな。
嬉しい時の葉月の鳴き声だ。
声が聴けないのが残念すぎる。
声が出るようにまでには平均で一週間ほどだと医者から説明された。早く出るようになればいいなぁ。数年かかることもあるとも言われたが、それは今考えないことにする。
ところで、案内所の前を通るとき、受付嬢の二人がやけにニヤニヤした顔でこちらを見てたが気のせいか?
☆☆☆
さてさて、すっかりと忘れていたのだが、俺、自分の部屋を二本松の部屋だと嘘付いていたんだった。
『ここ、二本松さんの部屋じゃなかったの?』
「うっ!!」
タワーマンションの45階に上り、部屋に入り、不思議そうに葉月が向けてきたスケッチブックを見てようやく思い出したと言うていたらくである。
「ご、ごめん……、葉月にドン引きされるのが怖くて嘘をついてました……」
『ドン引き? どうして?』
「トレーニングマシンとか動物の写真が置いてるの、気持ち悪がられるかなぁと……」
(ふふ)と、笑って、スケッチブックに文字を書く。
『気持ち悪がったりしないよ。とても優しい部屋だよ。やっぱりここ、遼平さんの部屋だったんだね。実はちょっと疑ってたんだ』
「しまったばれてたか……。心をこめておにぎりを握るから嘘ついてたの許してくれ」
葉月は笑顔で頷いてくれた。
「――――!」
葉月の喉が鳴った。
部屋の中央に駆けだす。
『これ、ぼくのへやの!』
焦る余り全部平仮名になってる。葉月が見つけたのはかつて葉月の部屋で使っていたちゃぶ台だった。
「あぁ。それもリサイクル店で見つけたんだ。残念ながら他の家具は全部売られてたけどな」
『嬉しいよありがとう! これ、遼平さんとの思い出がいっぱいあるから売りたくなかったんだ。戻ってきて嬉しい!!!』
そうだな。いっぱいあるな。初めて葉月が作ってくれた飯を食ったのもそのテーブルだったからな。
あの時食べたカレーと茶わん蒸しの味はいまだに忘れられねえ――
葉月の過去について証言してもらわなければならない。
幸い、奥さんのほうが毎日日記を付けており、葉月のことについて書かれたページをすでにいくつもコピーさせて貰っていた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
正直、目を通すのも胸糞悪い話ばかりだ。
よくもまあ、年端もいかぬ子どもにこんなことができるもんだと腸(はらわた)が煮え返る。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとは言うが、見て見ぬ振りをしていた山本さん夫妻まで憎くなってくる始末だ。
あの人たちがしかるべき機関に通報さえしてくれていれば……! いや、やめよう。学校さえ見て見ぬ振りをしていたぐらいだ。あの夫妻が通報したところで事態は変わらなかったに違いない。だがしかし……! いや、やめよう。いかん、エンドレス地獄にはまってきた。
少なくとも、最後の一線で葉月を救ってくれたのはあの老夫婦で、今となっては証言してくれるだけでもありがたいんだ。
それに――あの人たちの葉月を見る目は本当に孫に対するものと同じものだった。
葉月の頭を撫でた姿が、昔、俺の頭を撫でてくれた爺さんを彷彿とさせた。
気が短く何度も殴られたけど、俺に虫取りや山登りを教えてくれたいい爺さんだった。
夏休みに自由研究をサボってたらぶん殴られ怒鳴りつけられ、手元にあったビー玉で焼きビーを作らされたのは今となっては良い思い出だ。
出来るだけ頻繁に葉月を連れて行こう。
たくさんの人に見守られていたのだと信じられるようになれば、葉月も自分の存在に自信を持てるだろうから。
そうこうしている間に、葉月の退院の許可が下りた。
「よかったな。家に帰れるぞ!」
葉月の髪を撫でまわす。
葉月は俺を見上げニコニコとしてたが、突然、ハッと何かに気が付いた顔をして顔を青くし、ソワソワしはじめた。
ぐしゃぐしゃにしたせいで頭の上に一本立ち上がったアホ毛までソワソワしている。
どうしたんだろうか。
(遼平さん、大変だよ)
声は出てない。口を動かしてるだけだけど、間違いなくそう聞こえた。
「どうした?」
慌ててスケッチブックを取り出し、丁寧な字で書き始める。
『帰る家が無い!! どうしよう、どこか野宿できる場所を探さなきゃ』
おい待て。
「必要無いよ。俺の部屋が葉月の帰る場所です」
(えっ!?)
なぜ驚く。俺が葉月を野宿させるはずないだろ。
「さー着替えた着替えた。お家に帰りますよー」
(うぅ……)
服を着替えさせ荷物を手に病院を後にする。
長い入院生活だったな。
幸い葉月は食欲もあるようだし、今日はたっぷり食わせないと。
店で食っていくのもいいが……、リラックスできる自宅飯のがいいだろうな。うん。美味い惣菜でも買って帰ろう。
助手席に座っていた葉月が窓の外を見ながらまたソワソワとし始めた。
今度は何だろうか。
葉月は話が出来ない。伝えたくとも筆談という回りくどい方法しかないから負担になる状況だというのに、つい笑いが零れてしまった。
「どうかしたのか?」
スケッチブックを取り出して、ぴょん太を机にして何か書き始めた。
信号で止まって差し出されたそこには、
『ホコホコ弁当に寄ってください』
と書かれていた。
「了解しました」
目と鼻の先だ。
だが、葉月。
残念なことにホコホコ弁当は――――。
ホコホコ弁当の店先で車を止める。
店にシャッターが下りている。そして、シャッターには「差し押さえ」の紙が貼られていた。
「お前が居なくなってすぐに潰れちゃったんだよなあ」
このホコホコ弁当、給料の未払いだけでなく脱税までやらかしてたようなのだ。
気になってニュースサイトをチェックしてみれば、かつて働いてた人たちを恐喝したという記事もヒットした。葉月の両親を連れてこいと言ったのも金を巻き上げるためだったのだ。ホワホワした葉月の両親があんなのだとにわかには想像つかないからな。少し脅せば金を出すだろうとでも考えていたのだろう。
葉月の頭の上に「ガーンガーンガーン」と文字がいくつも浮かび上がっていた。
よっぽどショックだったようだ。わたわたと早足に歩き出す。どこに行くのか後をつけて見れば、数十メートル先のコンビニエンスストアに入っていった。
無料で配布されてる求人誌を手にして一生懸命捲りだす。
「はいはい、今は仕事しようなんて考えなくていいから。生活は全部、俺に任せておきなさい」
(でも、でも、)
「いいんだよ。せめて体調が万全になるまでは安静にしておくこと。ほら、戻るぞ」
それでも無料求人誌はしっかと手にし離さなかったので持たせたままコンビニを出た。
車を更に走らせ自宅のマンションを通り越し、百貨店に向かった。
美味い惣菜屋があるんだよなぁ。
おかずは買うとして、全部出来合いってのも寂しいな。米は家で炊いておにぎりでも作るか。
「葉月、今日は俺がおにぎりを作るよ。具は何がいい?」
百貨店のガラスドアを開いて先に葉月を通しながら聞く。
葉月は目をキラキラさせて、スケッチブックにペンを走らせた。
『こんぶがいいです!』
「よーしよーし。一杯入れような。から揚げ握りも作るかぁ?」
(ふわぁ)
あ。
今、ふわぁが出たな。
嬉しい時の葉月の鳴き声だ。
声が聴けないのが残念すぎる。
声が出るようにまでには平均で一週間ほどだと医者から説明された。早く出るようになればいいなぁ。数年かかることもあるとも言われたが、それは今考えないことにする。
ところで、案内所の前を通るとき、受付嬢の二人がやけにニヤニヤした顔でこちらを見てたが気のせいか?
☆☆☆
さてさて、すっかりと忘れていたのだが、俺、自分の部屋を二本松の部屋だと嘘付いていたんだった。
『ここ、二本松さんの部屋じゃなかったの?』
「うっ!!」
タワーマンションの45階に上り、部屋に入り、不思議そうに葉月が向けてきたスケッチブックを見てようやく思い出したと言うていたらくである。
「ご、ごめん……、葉月にドン引きされるのが怖くて嘘をついてました……」
『ドン引き? どうして?』
「トレーニングマシンとか動物の写真が置いてるの、気持ち悪がられるかなぁと……」
(ふふ)と、笑って、スケッチブックに文字を書く。
『気持ち悪がったりしないよ。とても優しい部屋だよ。やっぱりここ、遼平さんの部屋だったんだね。実はちょっと疑ってたんだ』
「しまったばれてたか……。心をこめておにぎりを握るから嘘ついてたの許してくれ」
葉月は笑顔で頷いてくれた。
「――――!」
葉月の喉が鳴った。
部屋の中央に駆けだす。
『これ、ぼくのへやの!』
焦る余り全部平仮名になってる。葉月が見つけたのはかつて葉月の部屋で使っていたちゃぶ台だった。
「あぁ。それもリサイクル店で見つけたんだ。残念ながら他の家具は全部売られてたけどな」
『嬉しいよありがとう! これ、遼平さんとの思い出がいっぱいあるから売りたくなかったんだ。戻ってきて嬉しい!!!』
そうだな。いっぱいあるな。初めて葉月が作ってくれた飯を食ったのもそのテーブルだったからな。
あの時食べたカレーと茶わん蒸しの味はいまだに忘れられねえ――
27
お気に入りに追加
3,127
あなたにおすすめの小説
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談? 本気? 二人の結末は?
美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
弱すぎると勇者パーティーを追放されたハズなんですが……なんで追いかけてきてんだよ勇者ァ!
灯璃
BL
「あなたは弱すぎる! お荷物なのよ! よって、一刻も早くこのパーティーを抜けてちょうだい!」
そう言われ、勇者パーティーから追放された冒険者のメルク。
リーダーの勇者アレスが戻る前に、元仲間たちに追い立てられるようにパーティーを抜けた。
だが数日後、何故か勇者がメルクを探しているという噂を酒場で聞く。が、既に故郷に帰ってスローライフを送ろうとしていたメルクは、絶対に見つからないと決意した。
みたいな追放ものの皮を被った、頭おかしい執着攻めもの。
追いかけてくるまで説明ハイリマァス
※完結致しました!お読みいただきありがとうございました!
※11/20 短編(いちまんじ)新しく書きました! 時間有る時にでも読んでください
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる