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【最後の葉月視点】
ぴょん太から声を貰って喋れるようになった。
これでいいはずがない。
どうすればいいんだろう。どうやってぴょん太に恩返しをすればいいんだろう。そうだ、お金を返せばいい。今は遼平さんに禁止されてバイトをすることができないけど、バイトできるようになったらぴょん太にお金で恩返しするからね。ごめん。ありがとう、ぴょん太。
「はーづき、起きろ!」
いつもは僕が先に起きるのに、遼平さんに起こされてびっくりしてしまった!
ね、寝坊した!?
「ハッピーバースデー葉月!!! お誕生日おめでとう!」
遼平さんがベッドの上で僕に覆いかぶさって頬を突いてきた。
え、あ、う、あ、
た、誕生日……。
僕が生まれてきた日。
それと同時に、僕がお母さんを殺した日だ。
今まで一度も祝ってもらったことがないけど、お母さんが死んだ日だと知った今は、大嫌いな日になった。
生まれて初めて誕生日を祝ってもらったのに嬉しくない。それどころか、嫌、だ。
でも、祝ってくれる遼平さんをがっかりさせたくなくて、喜ぶ顔を作ろうとするのに顔が引きつってしまう。
「喜ばないんだな」
「――――――!!!」
喜べない僕を見抜かれて息を呑んでしまった。
遼平さんが大きな体を僕の前でしゃがみこませ、僕をのぞき込んでくる。
「里見さんは、葉月を家族にしたくて産んだんだぞ。それでも、喜べないのか?」
「…………」
喜べない。喜べるはずなんかない。
遼平さんが、僕の頭を掴んでめちゃくちゃにかき回した。
そして、痛いぐらいに抱きしめられた!!
「喜べよ。全世界のお母さん達に聞かれたらめっちゃ怒られるぞ。『母ちゃんの命と引き換えに生まれたんだから他の子たちの百倍ずうずうしく幸せになれ』ってな」
「そんなこと、ない……」
「ないはずないだろ。母ちゃんを舐めるなよ。里見さんはお前と同じぐらいに華奢な人だったけど、自分の命と引き換えにしてもお前を産んでやるってぐらいに根性座った女だったろが。んな強い人から生まれたお前が後悔してたら駄目だ」
「――――――!!!???」
「俺がちゃんと幸せにしてやるからお母さんを安心させてやれ。ほら、ここにサイン!」
「サイン……?」
遼平さんがぴらりと書類を僕の前に出した。
「家族になるって言っただろ? 養子縁組の書類な。8月3日、葉月君の誕生日に葉月君は陸王葉月君になります。婚約指輪はこれ、結婚指輪はこっちな」
「え……!?」
ベットの横に置かれたサイドボードにきれいな宝石箱に入った指輪が四つ並んでる。
遼平さんのサイズの指輪が二つと、僕のサイズの指輪が二つ。
片方は煌びやかな宝石で彩られた指輪。もう片方はシンプルな銀の指輪。
「こっちが婚約指輪で、これが結婚指輪な。ほら、手」
無理やり手を引っ張られて左手薬指にシンプルな指輪をはめられた。
遼平さんの大きな左手が差し出される。
「え……」
「俺の指にもはめてくれ」
「………………!!?」
ゆ、指が震える。
何度も失敗しながら、遼平さんの左手の薬指に指輪をはめた。
「ありがとうな。ここに葉月の名前を書け」
遼平さんの名前は当たり前のように書類に書いてあった。
「…………!!!」
手の震えが止まらない。
いつもより何倍も汚い字で僕の名前を書く。
「昼飯食べたら一緒に役所に出しに行こうな。8月3日、今日が遼平さんと葉月くんが家族になった記念日だ」
同じリングをはめた僕の左手と、遼平さんの左手が重なり合う――。
「――う、ぅ、う、うわぁあああ…………!!」
初めて、涙が零れた。
ずっと、ずっと、涙が出なかったのに、
目の奥と目の下と頬っぺたと全部が熱くなって、一気に涙が出てきた。
「ご、ごめんなさい、おがあさん――!! ――ごめんなさい――――ごめんなさいごめんなさい――――!」
家族になってくれる人がいるのが、こんなに幸せなことだったなんて!!
産んでほしくなかったといってごめんなさい! 僕がこれだけ嬉しいんだからお母さんは僕の何十万倍も嬉しかったはずだ!! なのに、産んでほしくなかったなんて、ごめんなさい、ごめんなさい…………!!!
泣きわめく僕を遼平さんが抱きしめてくれた。
何も言わない。ただ、ただ、そっと背中を撫でてくれる。
僕は、僕は、生まれたての赤ん坊のように大声で泣きわめいて優しい体にしがみつくことしかできなかった。
それから、数時間後。
「お待たせ致しました、葉月君、遼平さん」
二本松さんが部屋に入ってきた。
「遅くなって悪かった。まーたまっちゃんが通りすがりの浮遊霊と話をしててさー。コンビニに駆け込んで塩を買う羽目になったもんで」
「あの人は普通の人間でしたよ。それなのにいきなり塩をぶん投げるとは非常識にも程がある」
「足が無かっただろ! 体もちょっと透けてたし、無自覚な霊感いい加減にしなさいね!!」
びっくりして泣いた顔のまま遼平さんから全力で離れた。
二人に泣き腫らした汚い顔を見られたくなくて俯く。
「ぴょん太の故障の原因はやはり不明でした。残念です」
二本松さんが僕にぴょん太を差し出した。
二本松さんは生産メーカーだけじゃなくて、いろんなメーカーにぴょん太を修理に出してくれてた。
なのに……治らなかったんだ……。
「二本松さん……ありがとうございます……ぴょん太……ごめんね、ぴょん太……」
震える手でぴょん太を抱きしめてふかふかの毛に顔を埋めて謝る。
声をくれてありがとう……、でも、でも……、
『なんで謝るの? ぴょん太は葉月君が大好き! 謝る必要なんてない!』
え!?
「ぴょんた、ぴょん太!?」
ぴょん太が喋った!!!!!????
驚きすぎて叫び声みたいにぴょん太を呼んで体から引き離して顔を見てしまう!!!
『ぴょん太だよー?』
当たり前みたいにぴょん太は返事をくれた!!!!
「ようやく喋りましたか。私が持ってきたぬいぐるみがそうそう駄目になるはずありませんからね」
二本松さんが笑い、
「さーすがまっちゃん。ついでにぴょん太」
静さんも笑った。
「よかった…………!!!」
ぴょん太を抱きしめて、ぼろぼろぼろぼろ涙を零してしまう。
「やっと戻ってきたか。遅いぞ毒舌ウサギ」
遼平さんが軽くぴょん太の頭をデコピンした。
『やっと喋れるようになったよ! 葉月君の誕生日に間に合ってよかったあー! ただいま葉月君! お誕生日おめでとう!!!』
遼平さんの手がぴょん太を撫でる!
「最高の誕生日プレゼントだな」
うん!!!
遼平さんと会ってから僕の毎日は『はじめてのこと』ばっかりだった。毎日毎日初めての経験しかなかった。
初めての友達、初めてのドライブ初めてのドリンクバー遊園地初めてのプリン、初めてのケーキのイチゴ、初めての友達――――――――
最後の最後まで、初めての友達で終われるなんて!!!
「私が友達二号ですからね」
「えー、オレが二号じゃないの?」
二本松さんと静さんが喧嘩して、
「友達二号は俺だろうが。ちなみに恋人プラス家族も俺だ」
「に、二号はぴょん太です!」
と僕が言い放ってしまい周囲が凍ったけど、家族と友達は違うと思いますから大丈夫だよね!?
遼平さんに怒られないよね!!!???
かなりぶるぶるしてしまったけど、遼平さんは笑って抱きしめてくれた。
アパートと仕事場の往復で費やし、ある日、僕は誰にも看取られないままアパートで死ぬんだろう。
そんな人生を想像してたのに
こんな、幸せで終われるなんて――
明日は、どんな初めてがあるんだろ!
生まれてきて、よかった……!!!!!!
ぴょん太から声を貰って喋れるようになった。
これでいいはずがない。
どうすればいいんだろう。どうやってぴょん太に恩返しをすればいいんだろう。そうだ、お金を返せばいい。今は遼平さんに禁止されてバイトをすることができないけど、バイトできるようになったらぴょん太にお金で恩返しするからね。ごめん。ありがとう、ぴょん太。
「はーづき、起きろ!」
いつもは僕が先に起きるのに、遼平さんに起こされてびっくりしてしまった!
ね、寝坊した!?
「ハッピーバースデー葉月!!! お誕生日おめでとう!」
遼平さんがベッドの上で僕に覆いかぶさって頬を突いてきた。
え、あ、う、あ、
た、誕生日……。
僕が生まれてきた日。
それと同時に、僕がお母さんを殺した日だ。
今まで一度も祝ってもらったことがないけど、お母さんが死んだ日だと知った今は、大嫌いな日になった。
生まれて初めて誕生日を祝ってもらったのに嬉しくない。それどころか、嫌、だ。
でも、祝ってくれる遼平さんをがっかりさせたくなくて、喜ぶ顔を作ろうとするのに顔が引きつってしまう。
「喜ばないんだな」
「――――――!!!」
喜べない僕を見抜かれて息を呑んでしまった。
遼平さんが大きな体を僕の前でしゃがみこませ、僕をのぞき込んでくる。
「里見さんは、葉月を家族にしたくて産んだんだぞ。それでも、喜べないのか?」
「…………」
喜べない。喜べるはずなんかない。
遼平さんが、僕の頭を掴んでめちゃくちゃにかき回した。
そして、痛いぐらいに抱きしめられた!!
「喜べよ。全世界のお母さん達に聞かれたらめっちゃ怒られるぞ。『母ちゃんの命と引き換えに生まれたんだから他の子たちの百倍ずうずうしく幸せになれ』ってな」
「そんなこと、ない……」
「ないはずないだろ。母ちゃんを舐めるなよ。里見さんはお前と同じぐらいに華奢な人だったけど、自分の命と引き換えにしてもお前を産んでやるってぐらいに根性座った女だったろが。んな強い人から生まれたお前が後悔してたら駄目だ」
「――――――!!!???」
「俺がちゃんと幸せにしてやるからお母さんを安心させてやれ。ほら、ここにサイン!」
「サイン……?」
遼平さんがぴらりと書類を僕の前に出した。
「家族になるって言っただろ? 養子縁組の書類な。8月3日、葉月君の誕生日に葉月君は陸王葉月君になります。婚約指輪はこれ、結婚指輪はこっちな」
「え……!?」
ベットの横に置かれたサイドボードにきれいな宝石箱に入った指輪が四つ並んでる。
遼平さんのサイズの指輪が二つと、僕のサイズの指輪が二つ。
片方は煌びやかな宝石で彩られた指輪。もう片方はシンプルな銀の指輪。
「こっちが婚約指輪で、これが結婚指輪な。ほら、手」
無理やり手を引っ張られて左手薬指にシンプルな指輪をはめられた。
遼平さんの大きな左手が差し出される。
「え……」
「俺の指にもはめてくれ」
「………………!!?」
ゆ、指が震える。
何度も失敗しながら、遼平さんの左手の薬指に指輪をはめた。
「ありがとうな。ここに葉月の名前を書け」
遼平さんの名前は当たり前のように書類に書いてあった。
「…………!!!」
手の震えが止まらない。
いつもより何倍も汚い字で僕の名前を書く。
「昼飯食べたら一緒に役所に出しに行こうな。8月3日、今日が遼平さんと葉月くんが家族になった記念日だ」
同じリングをはめた僕の左手と、遼平さんの左手が重なり合う――。
「――う、ぅ、う、うわぁあああ…………!!」
初めて、涙が零れた。
ずっと、ずっと、涙が出なかったのに、
目の奥と目の下と頬っぺたと全部が熱くなって、一気に涙が出てきた。
「ご、ごめんなさい、おがあさん――!! ――ごめんなさい――――ごめんなさいごめんなさい――――!」
家族になってくれる人がいるのが、こんなに幸せなことだったなんて!!
産んでほしくなかったといってごめんなさい! 僕がこれだけ嬉しいんだからお母さんは僕の何十万倍も嬉しかったはずだ!! なのに、産んでほしくなかったなんて、ごめんなさい、ごめんなさい…………!!!
泣きわめく僕を遼平さんが抱きしめてくれた。
何も言わない。ただ、ただ、そっと背中を撫でてくれる。
僕は、僕は、生まれたての赤ん坊のように大声で泣きわめいて優しい体にしがみつくことしかできなかった。
それから、数時間後。
「お待たせ致しました、葉月君、遼平さん」
二本松さんが部屋に入ってきた。
「遅くなって悪かった。まーたまっちゃんが通りすがりの浮遊霊と話をしててさー。コンビニに駆け込んで塩を買う羽目になったもんで」
「あの人は普通の人間でしたよ。それなのにいきなり塩をぶん投げるとは非常識にも程がある」
「足が無かっただろ! 体もちょっと透けてたし、無自覚な霊感いい加減にしなさいね!!」
びっくりして泣いた顔のまま遼平さんから全力で離れた。
二人に泣き腫らした汚い顔を見られたくなくて俯く。
「ぴょん太の故障の原因はやはり不明でした。残念です」
二本松さんが僕にぴょん太を差し出した。
二本松さんは生産メーカーだけじゃなくて、いろんなメーカーにぴょん太を修理に出してくれてた。
なのに……治らなかったんだ……。
「二本松さん……ありがとうございます……ぴょん太……ごめんね、ぴょん太……」
震える手でぴょん太を抱きしめてふかふかの毛に顔を埋めて謝る。
声をくれてありがとう……、でも、でも……、
『なんで謝るの? ぴょん太は葉月君が大好き! 謝る必要なんてない!』
え!?
「ぴょんた、ぴょん太!?」
ぴょん太が喋った!!!!!????
驚きすぎて叫び声みたいにぴょん太を呼んで体から引き離して顔を見てしまう!!!
『ぴょん太だよー?』
当たり前みたいにぴょん太は返事をくれた!!!!
「ようやく喋りましたか。私が持ってきたぬいぐるみがそうそう駄目になるはずありませんからね」
二本松さんが笑い、
「さーすがまっちゃん。ついでにぴょん太」
静さんも笑った。
「よかった…………!!!」
ぴょん太を抱きしめて、ぼろぼろぼろぼろ涙を零してしまう。
「やっと戻ってきたか。遅いぞ毒舌ウサギ」
遼平さんが軽くぴょん太の頭をデコピンした。
『やっと喋れるようになったよ! 葉月君の誕生日に間に合ってよかったあー! ただいま葉月君! お誕生日おめでとう!!!』
遼平さんの手がぴょん太を撫でる!
「最高の誕生日プレゼントだな」
うん!!!
遼平さんと会ってから僕の毎日は『はじめてのこと』ばっかりだった。毎日毎日初めての経験しかなかった。
初めての友達、初めてのドライブ初めてのドリンクバー遊園地初めてのプリン、初めてのケーキのイチゴ、初めての友達――――――――
最後の最後まで、初めての友達で終われるなんて!!!
「私が友達二号ですからね」
「えー、オレが二号じゃないの?」
二本松さんと静さんが喧嘩して、
「友達二号は俺だろうが。ちなみに恋人プラス家族も俺だ」
「に、二号はぴょん太です!」
と僕が言い放ってしまい周囲が凍ったけど、家族と友達は違うと思いますから大丈夫だよね!?
遼平さんに怒られないよね!!!???
かなりぶるぶるしてしまったけど、遼平さんは笑って抱きしめてくれた。
アパートと仕事場の往復で費やし、ある日、僕は誰にも看取られないままアパートで死ぬんだろう。
そんな人生を想像してたのに
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生まれてきて、よかった……!!!!!!
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