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エピソード9
15話
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翔太御一行は村に戻る、すると村が焼けていた、一体、何事かと思い走り出す、ロゴリアとローズが重度の火傷を負っている、だけど2人はかろうじで意識はある
「おい!一体、ここで何があった!」
「翼...竜...に.乗った、かはっ」
「喋るんじゃない!」
ゼオはロゴリアを、翔太はローズを担ぐ
「やたら...テンション...たかい...奴...村を焼き尽くした...」
「いいから喋るな」
翔太は2人を黙らせる、達也とレーナは生存者がいない探し始める
「しっかりしろ!」
「う...」
「達也!生存者はいるか!」
「いや、多くの村人が焼け死んでる...」
「どうやら、いないらしい」
それでも4人は生存者がいないか信じた、ロゴリアは無言で指をさした
「じっとしてろ!」
達也が言うが、翔太は何もいわない、わかっているんだろう、もう自分は救われない事に、だから俺達に道を示そうと最後の力を振り絞った、そして、腕が落ちて命が消えた
(向こうに指を差したって事は、この村を焼き尽くした、テンション高い奴?もしかして、まあ、あっちに行ったんだろう、テンション高い奴、そうか、アイツだな、アイツかもな)
翔太はこの村の犯人が分かった、4人は亡くなった村人を集めて、村の中心部に穴を掘って埋めた、そして黙祷を捧げて祈った
「命尽きる前に、奴が教えてくれたんだ」
「ああ、この村の無念を晴らしてやろう」
翔太御一行は村から出た、森林に入ると、レーナが急にお腹を鳴らした、それを聞いて顔が赤面するレーナ
「食事にするか」
翔太はいつの間にかイノシシを狩っていた
「いつの間に狩っていた?」
「ああ、俺も腹が空いた」
それは矢を撃った後の体勢だった、矢を納め、イノシシの肉を千切り、ダッチオープンを作ろうと準備をする、レーナは大木に座り、輝く鉱石を見つめる、そして、秘境で手に入れた重要アイテムを整理する、幸運水、世界樹の聖土、そして今は持ってないが祝福の花瓶
「この鉱石、使い道なくなったわね」
幸運の水で浄化した鉱石には人を正気に戻す力がある、あの闇金をやってた魔剣士の部下によって輪姦で性的被害を遭った女性の心を生き返らせる事が出来るのだろうか、これはレーナが考察して考えた錬金術だ
「大切な友人を救うためにこんなに遠回りなるとわね」
「独り言か」
ゼオが言う、イノシシのダッチオープンが出来た、肉を均等に切り分け、食器はないから、男3人は素手で食うしかない、レーナはそんなはしたいな事はが出来なかった
(よく...素手で食べられるわねぇ)
レーナはガーゼを取り出して肉を摘んで食べる、味はそこまで美味くないが腹が空いてるせいで美味く感じる、少し臭みを感じるが気にならない、食べ終わると翔太御一行は立ち上がり、森林の中を進む、森林から抜けると海が広がってた
「海?」
下を見ると浜辺がある、アルカディア信徒がボートの近くで横になって寝ている
「ふわぁぁぁ」
「ふぅぃ。こうやって適当に悪事を手伝うだけで生活が安定するなんて、でも出来るだけで罪悪感を感じたくないから見張り役が一番楽だわ」
「あはははは」
翔太は談笑している信徒に一瞬で割り込む
「おい、お前らアルカディア信徒だな」
「お、お前は...」
「あの村で悲惨な事が起きた、犯人はお前か?」
翔太は鬼のような視線で信徒達を睨みつける
「いや、違います!か!幹部様にここでいるように言われて、暇してたんですー」
「ほう、なら、あの村を燃やした犯人は何処にいった?」
「む...向こうの孤島に行きました!」
「それでは失礼しましたぁぁぁぁ!!!」
一目散に信徒は逃げ出した、ちょうど、そこに幾つかボートがある、拝借して孤島に向かった、孤島の空は赤黒く不気味な陰鬱を醸し出していた
孤島のとある施設
「どうやら、招かれざる客が来たみたいよ」
リエールは、ワイバーンの幹部に迎撃の指令を下す
「分かりました、あの連中を落としてまいります、行くぞ!ベイビィ!」
幹部はワイバーンに跨り、翔太御一行を追い返そうと飛び始める
神殿から元に戻されたキャロルと武道家キーシリアンを仲間に連れて、翔太の元へ向かう、背後からウィーズリーが現れる
「どうやら、試練は乗り越えたようだな」
「アンタは誰だ!?」
キーシリアンは警戒する、キャロルが落ち着かせる
「待て、知り合いだ」
そういうと、キーシリアンは警戒を解いた
「ウィーズリー、翔太は今、何処にいる?」
「待て、そう急ぐな、まだ出番はない」
「どういう意味だ?」
ウィーズリーが興奮気味なキャロルを抑える
翔太御一行は、2隻のボートで空が赤黒く渦巻く孤島に向かう
「後、もう少しだ」
そう思った瞬間
「ベイビィ!ベイビィ!ベイビィ!ヒャッハァァァァァ!!!」
「おいおいおい!この変な奇声は!」
「冗談はエイプリル・フールだけにしてくれ!」
「ヒャッハァァァァァ!まさに泳いでいる海の人だな!くらえぇ」
ワイバーンの口内が赤く染まる、灼熱のブレスを吐き出す
(泳いでる海の人?なんだ?飛んでいる夏の虫と同じ意味のなのか?)
そんな言葉に気を取られてしまって、翔太と達也が漕いでいるボートが転倒した、そして、ブレスの衝撃波でゼオとレーナが漕いでるボートも転倒した
「クソ野郎が!ちょうどいい時に現れていろいろやってくれたな!」
ゼオがめちゃくちゃキレている
「孤島の砂浜は近い!全力で泳ぎきれ!」
「そんな必要はないわ!」
達也とレーナが氷の合体技で海を瞬時に凍らし、翔太とゼオが瞬時に察する、そして、4人は氷の上をスケートのように滑り一気に駆け抜ける
「ベイビィ!ベイビィ!氷の全てを焼き尽くせぇ!」
上から容赦無く火球が降ってくる、そして4人は砂浜に辿り着く、ワイバーンに乗っている幹部は高いテンションを上げながら空から波状攻撃を繰り返す、いくら4人とはいえ、空を制する相手をどうやって退けようか考えた、翔太は言った
「全員散らばれ!」
「何故だ!?」
「ああいう空飛ぶ敵は、俺達に地上で一ヶ所に纏まってはラチがあかん、一人一人の作戦でアイツの、ワイバーンの翼をどうやって部位破壊をすればいいか、各個人で考えてくれ」
「そんな投げやりな!」
「いいから!散開!」
4人はバラバラになって森林の中に姿を消す
「ちぃ!面倒な動きしやがる」
そして、4人はバラバラになって時間が経過する、相変わらず空を飛びながら翔太御一行を捜索する
「どこだどこだどこだどこだぁぁぁぁぁ!!!」
「相変わらず、テンションたけぇなぁ」
達也が木の枝を切ってクロスボウガンの矢を調達する、そして矢を構える体勢に入る、翔太はありとあらゆる場所にサウンドトラップを仕掛ける、少しでも相手の隙を晒すために入念に準備を施す
「しかし、あの飛竜、長時間も飛翔出来るなぁ」
ゼオがじっと茂みから見つめている
「いったぁぁぁぁぁぁいぃぃぃぃ!!!!どぉこぉにぃ隠れたぁぁぁぁぁぁ!!!」
凄まじいハイパーボイスで森林が揺れた
「うるさぁぁ」
レーナが耳を塞ぐ、ハイパーボイスでレーナが隠れていた茂みが吹き飛んで居場所が丸裸になってしまった
「しまったぁ!?」
「ヘイィ!焼き尽くせぇヒャッハァァァァァ!!!」
火球がレーナを襲う、レーナは氷の壁を張って火球が壁に当たった瞬間、後ろに逃げ始める、何処か身を隠れる場所がないか走り回る
「もういぃやぁぁぁぁ!!!」
「ベイビィ!ベイビィ!ベイビィ!ベイビィ!」
レーナが大きな声をあげる、達也が一番高い大樹に登りクロスボウガンのボルトが届く距離にいた、細い木の枝でバランスを取り、不安定な体勢から射抜くは難しかった、そしてワイバーンが疲れ気味のレーナを捕まえようと滑空し始める、達也はタイミングを測ってクロスボウガンを連射する、だが、幹部は巧みな騎乗捌きでワイバーンの操り綺麗な躱す
「今の躱すのか!」
ワイバーン幹部が華麗な一回転をした後、返しの火球が達也に向かってくる、達也はギリギリの所で別の大樹の場所に回避した、と、思った瞬間、飛び移り着地した足元の枝が折れてしまったのだ
「なあ!」
達也はすかさず落ちていった行くのであった、ワイバーン幹部がそれを見逃さない、狙いを定め必中の火球を達也に発射する
「そうはさせない!」
レーナが、氷の魔術で壁を作って達也を守る、そして翔太が受け止めて救う、ゼオがワイバーン幹部の背後に現れる、渾身の踵落としが幹部の頭部に向けて放つ
「あめぇよぉベイビィィ!」
プロテクションでゼオの踵落としを払い退ける、翔太は再び飛翔する前にワイバーンの脚を掴み、何がなんでも離さない
「離せぇ!降りやがられぇ!」
ワイバーンは激しく揺れ動かし翔太を振りほどそうと暴れ回る、だけど徐々に左の翼に登り詰める、そして渾身の斬撃で翼を破り切る
「なんだとぉ!?」
ワイバーンの飛翔能力が失われていく、翔太はワイバーンをクッション代わりにして衝撃を緩衝する、煙が舞い上がる中、ワイバーンは落下の衝撃で絶命していた、足元を見ると、血痕らしき跡が続く
「カハッ!ゴホッ!はぁはぁはぁはぁ...」
幹部が這いずり周りながら逃げようとするが、翔太、達也、ゼオ、レーナが囲む
「観念するんだなぁ」
「終わりよ」
4人の冷たい視線が幹部を見下ろす
「フハハァァァァァ!!!ベイビィ!ベイビィ!ベイビィ!ベイビィ!」
いつもの奇声をあげて、翔太とゼオはその違和感に気づき
「此処から離れろぉ!」
と、翔太とゼオが大きく声をあげる、幹部の身体が眩い閃光を包まれて大爆発した、翔太とゼオは超反応で距離を取り躱すが、達也とレーナが反応を遅れて爆発に巻き込まれた
「達也ぁぁぁぁ!!!」
「レーナァァァァ!!!」
2人は物凄く吹き飛んだ、両方とも樹木に叩きつけられる
「ゴホッ...」
「あぁ...」
2人は口から血を流す
「エリ...ゼ...」
レーナが呟くと2人は気絶した、凄い重症で吐血が凄い
翔太とゼオ2人を治療するために、隠れる場所を探した
「おい!一体、ここで何があった!」
「翼...竜...に.乗った、かはっ」
「喋るんじゃない!」
ゼオはロゴリアを、翔太はローズを担ぐ
「やたら...テンション...たかい...奴...村を焼き尽くした...」
「いいから喋るな」
翔太は2人を黙らせる、達也とレーナは生存者がいない探し始める
「しっかりしろ!」
「う...」
「達也!生存者はいるか!」
「いや、多くの村人が焼け死んでる...」
「どうやら、いないらしい」
それでも4人は生存者がいないか信じた、ロゴリアは無言で指をさした
「じっとしてろ!」
達也が言うが、翔太は何もいわない、わかっているんだろう、もう自分は救われない事に、だから俺達に道を示そうと最後の力を振り絞った、そして、腕が落ちて命が消えた
(向こうに指を差したって事は、この村を焼き尽くした、テンション高い奴?もしかして、まあ、あっちに行ったんだろう、テンション高い奴、そうか、アイツだな、アイツかもな)
翔太はこの村の犯人が分かった、4人は亡くなった村人を集めて、村の中心部に穴を掘って埋めた、そして黙祷を捧げて祈った
「命尽きる前に、奴が教えてくれたんだ」
「ああ、この村の無念を晴らしてやろう」
翔太御一行は村から出た、森林に入ると、レーナが急にお腹を鳴らした、それを聞いて顔が赤面するレーナ
「食事にするか」
翔太はいつの間にかイノシシを狩っていた
「いつの間に狩っていた?」
「ああ、俺も腹が空いた」
それは矢を撃った後の体勢だった、矢を納め、イノシシの肉を千切り、ダッチオープンを作ろうと準備をする、レーナは大木に座り、輝く鉱石を見つめる、そして、秘境で手に入れた重要アイテムを整理する、幸運水、世界樹の聖土、そして今は持ってないが祝福の花瓶
「この鉱石、使い道なくなったわね」
幸運の水で浄化した鉱石には人を正気に戻す力がある、あの闇金をやってた魔剣士の部下によって輪姦で性的被害を遭った女性の心を生き返らせる事が出来るのだろうか、これはレーナが考察して考えた錬金術だ
「大切な友人を救うためにこんなに遠回りなるとわね」
「独り言か」
ゼオが言う、イノシシのダッチオープンが出来た、肉を均等に切り分け、食器はないから、男3人は素手で食うしかない、レーナはそんなはしたいな事はが出来なかった
(よく...素手で食べられるわねぇ)
レーナはガーゼを取り出して肉を摘んで食べる、味はそこまで美味くないが腹が空いてるせいで美味く感じる、少し臭みを感じるが気にならない、食べ終わると翔太御一行は立ち上がり、森林の中を進む、森林から抜けると海が広がってた
「海?」
下を見ると浜辺がある、アルカディア信徒がボートの近くで横になって寝ている
「ふわぁぁぁ」
「ふぅぃ。こうやって適当に悪事を手伝うだけで生活が安定するなんて、でも出来るだけで罪悪感を感じたくないから見張り役が一番楽だわ」
「あはははは」
翔太は談笑している信徒に一瞬で割り込む
「おい、お前らアルカディア信徒だな」
「お、お前は...」
「あの村で悲惨な事が起きた、犯人はお前か?」
翔太は鬼のような視線で信徒達を睨みつける
「いや、違います!か!幹部様にここでいるように言われて、暇してたんですー」
「ほう、なら、あの村を燃やした犯人は何処にいった?」
「む...向こうの孤島に行きました!」
「それでは失礼しましたぁぁぁぁ!!!」
一目散に信徒は逃げ出した、ちょうど、そこに幾つかボートがある、拝借して孤島に向かった、孤島の空は赤黒く不気味な陰鬱を醸し出していた
孤島のとある施設
「どうやら、招かれざる客が来たみたいよ」
リエールは、ワイバーンの幹部に迎撃の指令を下す
「分かりました、あの連中を落としてまいります、行くぞ!ベイビィ!」
幹部はワイバーンに跨り、翔太御一行を追い返そうと飛び始める
神殿から元に戻されたキャロルと武道家キーシリアンを仲間に連れて、翔太の元へ向かう、背後からウィーズリーが現れる
「どうやら、試練は乗り越えたようだな」
「アンタは誰だ!?」
キーシリアンは警戒する、キャロルが落ち着かせる
「待て、知り合いだ」
そういうと、キーシリアンは警戒を解いた
「ウィーズリー、翔太は今、何処にいる?」
「待て、そう急ぐな、まだ出番はない」
「どういう意味だ?」
ウィーズリーが興奮気味なキャロルを抑える
翔太御一行は、2隻のボートで空が赤黒く渦巻く孤島に向かう
「後、もう少しだ」
そう思った瞬間
「ベイビィ!ベイビィ!ベイビィ!ヒャッハァァァァァ!!!」
「おいおいおい!この変な奇声は!」
「冗談はエイプリル・フールだけにしてくれ!」
「ヒャッハァァァァァ!まさに泳いでいる海の人だな!くらえぇ」
ワイバーンの口内が赤く染まる、灼熱のブレスを吐き出す
(泳いでる海の人?なんだ?飛んでいる夏の虫と同じ意味のなのか?)
そんな言葉に気を取られてしまって、翔太と達也が漕いでいるボートが転倒した、そして、ブレスの衝撃波でゼオとレーナが漕いでるボートも転倒した
「クソ野郎が!ちょうどいい時に現れていろいろやってくれたな!」
ゼオがめちゃくちゃキレている
「孤島の砂浜は近い!全力で泳ぎきれ!」
「そんな必要はないわ!」
達也とレーナが氷の合体技で海を瞬時に凍らし、翔太とゼオが瞬時に察する、そして、4人は氷の上をスケートのように滑り一気に駆け抜ける
「ベイビィ!ベイビィ!氷の全てを焼き尽くせぇ!」
上から容赦無く火球が降ってくる、そして4人は砂浜に辿り着く、ワイバーンに乗っている幹部は高いテンションを上げながら空から波状攻撃を繰り返す、いくら4人とはいえ、空を制する相手をどうやって退けようか考えた、翔太は言った
「全員散らばれ!」
「何故だ!?」
「ああいう空飛ぶ敵は、俺達に地上で一ヶ所に纏まってはラチがあかん、一人一人の作戦でアイツの、ワイバーンの翼をどうやって部位破壊をすればいいか、各個人で考えてくれ」
「そんな投げやりな!」
「いいから!散開!」
4人はバラバラになって森林の中に姿を消す
「ちぃ!面倒な動きしやがる」
そして、4人はバラバラになって時間が経過する、相変わらず空を飛びながら翔太御一行を捜索する
「どこだどこだどこだどこだぁぁぁぁぁ!!!」
「相変わらず、テンションたけぇなぁ」
達也が木の枝を切ってクロスボウガンの矢を調達する、そして矢を構える体勢に入る、翔太はありとあらゆる場所にサウンドトラップを仕掛ける、少しでも相手の隙を晒すために入念に準備を施す
「しかし、あの飛竜、長時間も飛翔出来るなぁ」
ゼオがじっと茂みから見つめている
「いったぁぁぁぁぁぁいぃぃぃぃ!!!!どぉこぉにぃ隠れたぁぁぁぁぁぁ!!!」
凄まじいハイパーボイスで森林が揺れた
「うるさぁぁ」
レーナが耳を塞ぐ、ハイパーボイスでレーナが隠れていた茂みが吹き飛んで居場所が丸裸になってしまった
「しまったぁ!?」
「ヘイィ!焼き尽くせぇヒャッハァァァァァ!!!」
火球がレーナを襲う、レーナは氷の壁を張って火球が壁に当たった瞬間、後ろに逃げ始める、何処か身を隠れる場所がないか走り回る
「もういぃやぁぁぁぁ!!!」
「ベイビィ!ベイビィ!ベイビィ!ベイビィ!」
レーナが大きな声をあげる、達也が一番高い大樹に登りクロスボウガンのボルトが届く距離にいた、細い木の枝でバランスを取り、不安定な体勢から射抜くは難しかった、そしてワイバーンが疲れ気味のレーナを捕まえようと滑空し始める、達也はタイミングを測ってクロスボウガンを連射する、だが、幹部は巧みな騎乗捌きでワイバーンの操り綺麗な躱す
「今の躱すのか!」
ワイバーン幹部が華麗な一回転をした後、返しの火球が達也に向かってくる、達也はギリギリの所で別の大樹の場所に回避した、と、思った瞬間、飛び移り着地した足元の枝が折れてしまったのだ
「なあ!」
達也はすかさず落ちていった行くのであった、ワイバーン幹部がそれを見逃さない、狙いを定め必中の火球を達也に発射する
「そうはさせない!」
レーナが、氷の魔術で壁を作って達也を守る、そして翔太が受け止めて救う、ゼオがワイバーン幹部の背後に現れる、渾身の踵落としが幹部の頭部に向けて放つ
「あめぇよぉベイビィィ!」
プロテクションでゼオの踵落としを払い退ける、翔太は再び飛翔する前にワイバーンの脚を掴み、何がなんでも離さない
「離せぇ!降りやがられぇ!」
ワイバーンは激しく揺れ動かし翔太を振りほどそうと暴れ回る、だけど徐々に左の翼に登り詰める、そして渾身の斬撃で翼を破り切る
「なんだとぉ!?」
ワイバーンの飛翔能力が失われていく、翔太はワイバーンをクッション代わりにして衝撃を緩衝する、煙が舞い上がる中、ワイバーンは落下の衝撃で絶命していた、足元を見ると、血痕らしき跡が続く
「カハッ!ゴホッ!はぁはぁはぁはぁ...」
幹部が這いずり周りながら逃げようとするが、翔太、達也、ゼオ、レーナが囲む
「観念するんだなぁ」
「終わりよ」
4人の冷たい視線が幹部を見下ろす
「フハハァァァァァ!!!ベイビィ!ベイビィ!ベイビィ!ベイビィ!」
いつもの奇声をあげて、翔太とゼオはその違和感に気づき
「此処から離れろぉ!」
と、翔太とゼオが大きく声をあげる、幹部の身体が眩い閃光を包まれて大爆発した、翔太とゼオは超反応で距離を取り躱すが、達也とレーナが反応を遅れて爆発に巻き込まれた
「達也ぁぁぁぁ!!!」
「レーナァァァァ!!!」
2人は物凄く吹き飛んだ、両方とも樹木に叩きつけられる
「ゴホッ...」
「あぁ...」
2人は口から血を流す
「エリ...ゼ...」
レーナが呟くと2人は気絶した、凄い重症で吐血が凄い
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