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エピソード7

3話

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翔太とジェダはお互いに疲れ果て、地面に腰を下ろす、村や家屋、植物が燃える
「気が変わった、ロイタールを追ってるんだっ?だったら教えてる、奴をの目的をな」
ジェダが立ち上がり鞘に刀を納める
「エスタンとヴァリスタンの戦争を引き起こした張本人はアイツだ、それはわかるな、エスタン王国の国宝『賢者の秘石』ヴァリスタン王国の国宝『英雄の秘石』、それを手に入れる為に引き起こされた両国の戦争、だがこの2つだけでは魔王を復活する事は出来ない、完全なる魔王を呼び起こす為には『女神の魂石』が必要なのだ」
「魔王だと?!」
「『魔王ゼルキオラ』 先代のエスタン王とヴァリスタン王の英雄が女神とも封印した、この世の半分を絶望の魔界に陥れた」
「ああ、面白いお伽噺だったよ」
「ふふっ、信じようが信じまいが貴様の自由だ、ロイタールを追いたいなら先に『女神の魂石』を手に入れる事だ、俺はここからおいとまさせてもらおう」
ジェダが去って行く
「がはっ!まっ待て!」
ゼオが声に力を入れようとするが出ない、達也は腹に刺し傷が、レーナの服装はボロボロ、ゼオは臓器をやられている、翔太は達也、ゼオに肩を貸す、レーナは1人で立ち上がる
「はぁ、なんとか退けたようね」
「翔太、お前が来てくれなかったら俺は死んでた」
「達也、あまり無理すんじゃね」
そして、見ず知らずのゼオに肩を貸す翔太
「アンタが阿久津翔太か」
「アンタも裏社会の猛者だろ?」
「流石、エスタン最強の兵士だな、誤魔化せないか」
「達也、俺はロイタールは追う為にレアルカリスに行く」
「奇遇ね、私も秘宝求めにレアルカリスに行くと所よ」
「なら、俺も同行しよう、達也、お前は帰って裕也と同じパン職人として働いたらどうだ?」
「達也、お前」
「そこの武道家は寝れば直ぐに完治するやろ」
「まあな」
「そこの武道家、名だけ教えてくれ」
「俺はゼオ・ゼオ・ラーチス、武道家だ」
「服装を見れば、そうだろうな」
村は焼け果てて、焦げた匂い充満する、そして雨が降る
「雨だ」
「あそこに避難しよう」
「濡れるの本当に嫌い」
翔太は達也を、レーナはゼオを肩を貸す、一つ屋根の下で火を起こす、そして誰も負傷者3人を助ける人は翔太しかいない、雨は当分止みそうない
「寝るわ、リーに蹴られた臓器を癒すには寝るのが一番や、ふわぁぁぁ」
リーはソファーの上で寝た」
「レーナ、あの男は何者だ?」
翔太がレーナに声をかける
「(言っていいのかな~?まあいいか)彼は裏社会の有名な殺し屋よ」
「殺し屋、俺は一度、『シノブ・シモン』ていう忍者と戦った事がある」
「ほう、あのシノブ・シモンと一戦交えたか」
ゼオがいきなり喋り出す
「アンタ、起きてたの?」
「なんか、こういう会話が好きでね~眠るのは惜しい」
「はあ」
「シノブかぁ、随分懐かしい名前が出たな」
「アンタとはどういう関係なんだよ、俺はアイツの片腕を切ってやった」
「あの剣豪の片腕を切るとはな、やるじゃん、そうだな、翔太、『暗殺組織クリードAK』に知って置いた方がいい」
「なんだ、その組織は」
「一流の暗殺者を幼少期から育て上げる、闇の組織だよ、金さえ払えば誰でも殺す、俺やシモン、ジェダも同じ組織で育った」
「そして、個性や特徴見出してそれを極めるんだよね」
レーナが口を挟む
「お、俺はレイモルって奴を退けたぞ」
達也が見栄を張る
「レイピア使いのレイモルかぁ、組織では中位ぐらい実力者だよ」
「そうなのか」
達也は自分の戦闘能力の低さに劣等感を感じ始める、口が裂けても、レイモルから見逃してもらったなんか恥ずかしくて言えない、外はまだ雷鳴と豪雨の音で騒めく、そして、レーナはいつのまにか寝ている、そしてゼオも睡魔に耐えられず寝てしまった、そして、翔太と達也だけが残った
「達也、嘘が下手だな」
「お前、レイモルにやられただろ、それか見逃して貰った」
達也は図星によって同様した
「図星だな、お前が闇堕ちしないよう警告しておく」
「あ?」
「俺さぁ人間臭い感情で事件とか厄介ごとは嫌いなんでね」
「そう、見えるか?てゆうか悟りすぎ」
「強くなりたい、賢くなりたいと人間臭い理由で闇堕ちしても困るしな」
「そうだな、お前とは戦いたくないしな」
「はぁ~強くなりたい(だが、レイモルが言った、俺には可能性があると、腐る必要はない)
「裕也は相変わらずパン屋で働いてるのか」
「そうだよ、ヴァリスパン食いたいな~」
「しかし、腹にジェダの刺突を食らってよく喋れるな」
「強くなるなら、この痛みも必要だ(本当は眠たいんだけどね)
「達也、俺はそろそろ寝る」
「ああ、お疲れさん」

聖域レアルカリス
一般の人では立ち入る事が難しい聖域、美しく輝く遺跡は神々しさを感じる
「リエール様、こんなに大量の生命の結晶化を集めて参りました」
「素晴らしい量じゃ、後はローザンがロイタールに渡された『生命の種』、そして『祝福の花瓶』を手にするだけ」
「リエール様、ただいま、お持ち参りましたこれがロイタールに渡された『生命の種』でございます」
ローザンと信徒が魔女リエールに『生命の結晶化』と『生命の種』を献上する
「リエール様、祝福の花瓶を探索しなくていいんですか?」
「レーナって言う女魔法使いが私と同じ祝福の花瓶を探してるらしいわ、探索は彼女に任せましょう」
「しかし、リエール様、レーナは最強の暗殺者であり至高の武道家、ゼオがついてる」
「そこはローザンに任せましょ、ローザンは完璧な戦士、私の誇る完璧な瀟酒」
「ありがたきお言葉、?!誰だ?!」
ローザンは魔弾を飛ばす
「おいおい、完璧な瀟酒の戦士が挨拶代わりに魔弾を飛ばすとか聞いて呆れますわ」
「貴様はロイタール!何の用だ!」
「ここに翔太、レーナが来る、貴公は祝福の花瓶を欲しているのだろう、私は翔太と一戦、交えるそれまで貴公と同行するつもりだ」
「好きにすればいい、変な真似はするなよ」
「フフフ、そうゆっくりさせてもらおう」
ロイタールは瓦礫を椅子代わりにして座った

とある村で雨宿りしてた、4人、最初目を覚ましたのはレーナだった
「ふわぁぁ、うーん、良く寝た、あら、私が一番ね」
雨は止み、空は綺麗になっている、だが、焦げ臭さは少し匂う、そして、翔太、達也、ゼオが同じ時間帯に目を覚ます
「ふう、リーに蹴られた腹の中の臓器は治ったみたいだ」
翔太と達也は日本刀の手入れをする
「2人って同じ国の出身かい?」
「そうだよ、訳あって此処に流れ着いた、異国人だ」
ゼオが翔太と達也に声をかける
(いや~俺達、異世界人だし、絶対に信じてくれない)
(案外、この世界も悪くないかも)
「まあ、あれだ、2人はレアルカリスに行くつもりだろ、一旦、落ち着いてエスタン王国で作戦会議するってのはどうだ?」
「そうだな、そうしよう」
「レーナ、帰ったらエリーゼに声をかけてやれ」
「そのつもり」
(ふーん、レーナが救いたいと思ってる友達、会ってみるか)
「よし、決まりだな」
4人はエスタンは王国に向かい、次の戦いに備える為にいろいろ準備をする、エスタン王国の街道を歩き、とある山岳の陸橋つく
「気をつけろ!上から何かが近づいてくる!」
「アルカディアに仇なす者は誰であろうとぶっ殺してやるぅぅぅ!!!」
上からからワイバーンに乗ったアルカディア信徒、服装が幹部クラスの敵が翔太御一行の前に立ち塞がる、ワイバーンが激しい炎のブレスを吐く
「走れぇぇぇ!!!」
「うぉぉぉぉ!!!」
「人間の丸焼きになるがいぃぃぃぃ!!!!」
陸橋が燃えゆく、今にも壊れそうな状態だ、翔太とゼオが予想通りに炎のブレスで陸橋が破壊された、そして4人は流れが強い大河に落ちる
「うわぁぁぁぁ!」
「のわぁぁぁぁ!!」
「クソがァァァァ!!!」
「ちっ!」
そして、4人は大河に流される
「ひゃははははぁぁぁぁぁ!!!帰って信者から騙くらかした金で女遊びじゃぁぁぁぁ!!!ヒャッホォォォォ!!!いぇぇぇい!!!」

ワイバーンに乗ったアルカディア幹部の信徒はそのままレアルカリスの方角に向かって行った
「ベイビ!ベイビ!ベイビ!」
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