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エピソード4

5話

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エスタン城下町にて

エスタン城下町、雑貨屋で達也とアレックスが買い物をしている、レーナは大切な友達であるエリーゼを救うために1人旅だった、キャロルはエリーゼに世話をしなければならないから、仲間に誘えない
「達也、やっぱ聞き込み調査が一番いいんじゃない?」
「ああ、でも、奴らに勘付かれて逆に口封じで罪のない人が殺される可能性もある、尻尾を見た人を探す事より、俺らが尻尾を掴んで離さないよう握る方が安全だと思う、もちろん、周りから悟られずにね」
「まずは一旦、捜索を諦めたフリをしよう、そうすれば、再び奴らが活動するかも知れない、奴らは人間の生命エネルギーを得るために常に慎重に行動してる筈だ」
「押してダメなら引いてみろってか、それでいいか」

とある館

「『リエール様』最近、我々の足を掴もうと後を嗅ぎ回る人がいます」
「そうね、あなた、『生命の結晶化』は持ってきたかしら」
「はい」
「もっとだ、もっと持って来い、もっと人のエネルギーを結晶化させて来い」
「しかし、足を掴まれてあなたの計画の失敗は高くなります、ここは尻尾を掴まれず慎重にいくべきです」
「何?私に指図する機?ならあなたが結晶化になる?」
「申し訳ございません」

エスタン城下町にて

「達也!あれはヴァリスタン兵士を辞めようと思う」
「奇遇だな、俺も辞めようと考えてた所だ、翔太みたいに、自由になるべきか、そっちの方が調査も捗りやすいやろ」
「所でレーナの奴、ちゃんと退職書をちゃんと提出したのかな?」
「あのまま即効に旅立ったら提出してないだろうな」
「レーナの分まで退職書を出しに行こう」
達也とアレックスはヴァリスタン兵を辞退しに自国に戻った

とある隠れ家

ローザンは部下と共にどうやって手取り早く多くの生命のエネルギーを集め、人々を結晶化する方法がないか模索していた
「ローザン様、あのヴァリスタン国が管理してるあの集落はどうでしょうか?」
「集落?デロリ村か、あの余所者に排他的で有名な村か、あそこなら、追手にも気づかれにくいかもしれんな」
ローザンは部下と連れてデロリ村に向かった

達也、アレックスは今後の戦いにおいて、激しくなると思い、達也とアレックスは組み手に勤しむ、裕也は休みの日に立ち会う事にしている、達也が剣術の休憩をしていると裕也が横に座った
「今度は、新興宗教アルカディア ね」
裕也が言う
「『ローザン』と『リエール』『新興宗教アルカディア』についてもっと情報が欲しい」
達也が言う、
「そういうと思って、ある情報屋を呼んでおいたのさ」
「情報屋?お前が言ってた人か?」
「僕の話を聞くより、直接情報屋から聞いた方が理解がしやすいと思う、アレックスさんもここに呼んであるよ、噂をすればなんとやら」
「すまないな、2人とも」
アレックスと情報屋らしきがやって来た
「情報屋ってお金とか取るの?」
「無料な情報もあれな有料の情報もある、勿論、知ってるだけで命を狙われる情報は高値で金を貰う、君達の追っている『新興宗教アルカディア』『ローザン』『魔女リエール・イスカリア』でしょ」
「もう、そこまで把握してたか」
「最近、噂になってる『新興宗教アルカディア』あれはヤバい君達が思ってる以上にやばい組織だ、この情報は持ってるだけで命を狙われる可能性があるから、高値で売らせてもらうよ」
アレックスが大金を出した
「情報屋、このぐらいでどうだ」
「ま。交渉成立だな」
交渉取引は成立した
「新興宗教アルカディアを率いている『魔女リエール・イスカリア』その幹部である、『ローザン・オリバー』、ローザンとその部下は人々を集めて生命エネルギーを採取してるんだ」
「それは知ってる、一度そいつらの儀式を覗いたから」
「そうか、主犯である『魔女リエール・イスカリア』について話そうか、魔女リエールは100年前にいた有名な魔法使いだ」
「『魔女リエール...』リエール・イスカリア...確か現代医学の聖女と言われた魔法使い、ありとあらゆる万病を治す魔術を会得している」
「さすが、アレックス、歴史に詳しいね、でも、彼女はお腹に子を宿していた、だが、彼女の子供は『不治の病』だったんだ、彼女はどうしてもこの現実を受け止められる事は出来ない、彼女はどうしても『我が子』を生き返らせたいと思い、倫理や道徳を捨てて、黒魔術や禁術にも手を出した、生命エネルギーを吸い取る技も黒魔術の一つなんだ、それを幹部ローザンと部下達にやらせてるって事さ」
「そういう背景があるわけか、だが、悪行を許す事は出来ないな」
「とういうわけで、僕はこの場から消えさせてもらうよ、この情報は識るだけで命のリスクがあるから、自己責任でよろしくな」
「じゃぁアンタはどうやって命を守るんだよ」
「秘密、じゃあね、聞きたい事があったら、また僕を呼ぶといい、内容によって料金は変わるけどね、あ!後1つのオマケに教えるけど、デロリ村が最近様子がおかしいと聞くよ、もしかしたら、アイツらかもしれないね」

そう言い残し、情報屋はこの場を去った
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