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エピソード3

6話

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道中にて、翔太は無理矢理デモンズ末端を歩かせる
「翔太ぁぁぁぁ!!!翔太ァァァァァァァァ!!!!!」
後ろから呼ぶ声が聞こえる、聴き慣れた声
「キャロル、お前かどうしてここに?」
「いや、近所の人が黒い剣を持った人が闇金デモンズを懲らしめたって言う情報を聞いたんだ、お前の事かと思って早く合流したかった、はぁ~はぁ~」
キャロルが疲れ気味に言う
「所で翔太、最近、エリーゼが消息不明らしいんだ」
「それは初耳だな、何があった?」
「俺も分からない、最近、闇金デモンズの被害によって死亡者や自殺者続出してるから、彼女は闇金デモンズの尻尾を掴むためにいろいろ探ってたんだ、所でそいつは誰だ?」
「コイツ?闇金デモンズの末端だよ、ちょうど、コイツのアジトを皆殺し行くつもりだ」
「さすが、エスタンを誇る戦士だ、俺も同行する」
「フン」
(エリーゼ?あの女騎士の事?そうだ!)
「おいぃ...」
弱々しくデモンズ末端が翔太とキャロルに声をかける
「なんだよ」
翔太が反応する
「エリーゼって...あの女騎士だろ...へへっ、俺たちのアジトに捕まってるぜ...」
「なんだと!?あのエリーゼが!?」
キャロルが驚く
「そうだろうな、エリーゼを超える悪者捕まって、お前のような人面獣心な輩に性的に玩具にしてるもんなぁ」
翔太が怒りながら冷静に考察する、翔太はデモンズ末端の腕を骨がギシギシと割れるように力強く掴む、目が鬼の形相になってた
「キャロル、冷静になって聞いてくれ、エリーゼはコイツらの性的な玩具にされてる、アジトに辿り着くまで、コイツを殺すの我慢してくれ」
「ックゥ・・・・エリーゼ...すまない」
「陵辱された女は精神が悲惨だ、彼女は騎士を辞めて平穏を生きる事を薦める」
翔太が冷酷にアドバイスする
「しかし、それは憶測では?」
「賊に囲まれた女の末路なんか大体同じ目に遭うだろ、キャロル、せめて彼女が死なないようお前がケアしてやれ」
「ああ...そうだな...」

数分歩いていると、小さな洞穴があった二人の門番がいる
「どうやら、ここのようだな、キャロル、コイツを好きにしていい」
「ああ、大事な仲間を穢した罪は重い、万死に値する」
「命だっ!」
キャロルが容赦無く斬り殺した
「よう、ここが闇金デモンズのアジトか?」
「なんだ?!お前らは」
「お金を借りにきたんだ」
「なっ!翔太!どう言う事だ!」
素早く翔太がキャロルと肩を組んで耳打ちする
「いいか...キャロル...ここは金を借りにきた人のフリするんだ...」
「どうして?」
「奴らは闇金業者だ...客のフリして騙せばいい...」
「うーん騎士道に反するやり方だ...」
「拘るなよ...」
デモンズ末端の門番が大きな声で
「おい!何企んでる」
「いや、2人で借りる金額を考えたんだ、相補償でね」
「ふーん、外で話す事じゃないな、応接間に来い」

応接間にて

「お客様、幾ら融資してほしいですか?」
「100億円融資してくれや」
「は?お客様、ふざけているのですか?」
「ふざけて、なぁぁぁぁぁぁい!」
翔太は鞘から刀を抜き、素早い斬撃でデモンズの末端の首を切り落とした、キャロルが怒りを爆発させる
「10日5割で暴利を貪るお前らに言われたくない!」
「なんだんだ?コイツらぁー」
「はん!ゾロゾロと人面獣心な輩が湧いてきやがる!」
「怒りに身を任せて、斬る!斬る!斬る!」
キャロルの怒りが爆発する
奥に進むと、異様な光景が目に写った、ありとあらゆる債務者が縛られたり、女が陵辱され、臓器の摘出あとのような痕跡がある、キャロルが奥に縛られてるエリーゼを見つける
「エリーゼェェェェェェ!!!」
キャロルが大きく叫ぶ
翔太の言う通り、男達に陵辱された後だった、翔太が次々と襲いかかるデモンズ末端を切り殺す
キャロルがエリーゼを鎖から解放する、エリーゼは気を失ってる、早くここから連れ出して安静にしたい、キャロルがお姫様抱っこをして走り出す
「翔太ぁ!すまん!先にエリーゼをエスタン城に運ぶ!」
キャロルが翔太を置いて出口に向かう、出口を出た所で前方から人が歩いてくる
「どけぇ!邪魔だぁ!」
キャロルの怒号が轟く
「フン、翔太じゃないのか」
ジェダの真空斬りがキャロルとエリーゼを吹き飛ばす、エリーゼが強く地面に叩きつけられる
「何者だぁ!貴様はぁ!時間がないんだぁ」
「ちょっと弄んでやる」
「本当にぃなんだんだ!貴様はぁ!?」
刀と剣が激しくぶつかり合う
(コイツ...翔太みたいな剣に翔太のような太刀筋...」
キャロルがそう感じる、ジェダはまだ全てを見切るように弾き凌ぎ避ける、ジェダはキャロルを足払いで体勢を無理矢理壊し、脇腹に刀を突き刺す、キャロルは剣を地面に落とした、ジェダの刀を必死に抜こうと両手で押さえる、ジェダはキャロルの脇腹から刀を抜く、キャロルはそのまま地面に倒れた、洞穴から、数本のクナイとボルトが飛んできた、ジェダは超反応でクナイの軌道を読み、弾き凌ぎ避けた、ジェダの周りに煙幕が爆発した
「なんの芸だ」
ジェダが左手で鼻と口を抑える、数秒すると煙幕が消えた、キャロルとエリーゼの姿が消えてた、最後に撒かれた煙幕の中から翔太が現れた
「ようやく、メインディッシュが来たか」
ジェダが嬉しそうに言う、キャロルはまだ意識があり物陰から翔太とジェダの対峙する時を眺めてる、エリーゼが気を取り戻した
「私...いったい...!?キャロル?!アンタが助けてくれたの?」
「それより、あの2人を見ろ」
「!?」
エリーゼが恐怖して硬直した、あのトラウマがエリーゼを支配した、
「おい!エリーぜ!?大丈夫か?」

翔太とジェダの凄まじい攻防戦が繰り広がる
「はっはっはぁぁぁ!楽しいぃ~なぁ!翔太ぁ!」
「はん!やるじゃねぇ~か!闇金社長さんよぃ!」
ジェダが翔太から距離を取り、素早く納刀して居合をする、真空斬りが翔太を襲う
「なんだ...?この技!」
翔太の服装がはだけた、ジェダが素早く接近する、翔太は煙幕を貼り、体勢を整えた、煙幕の中から無数のクナイとボルトを飛ばす
「小細工なんぞで、俺に傷を負わせる事は不可能!」
ジェダは真空斬りで煙幕の払い除ける、翔太は袈裟斬りを繰り出す、ジェダが受け止める
「これほどの剣客がいるとは」
「さすが阿久津翔太!ロイタールが興味を持つ素質を持っている事だけはある」
ギシッ!ギシ!っと鍔迫り合いで金属音なる
「ロイタールだとぉ!貴様っ!関わりがあるのか!」
「フン、知人程度だがな」
「ロイタールと関わりがあるなら、お前も捕まえて尋問してやろうか」
「フン」
凄まじい攻防戦が繰り広がる、このレベルの戦いはキャロルもエリーゼも見た事がなかった、惚れ惚れする戦いに見惚れずにいられなかった、両者は一歩も譲らない、どっちが勝つんなんて予想ががつかない、
(次の居合で決着をつけてやる)
翔太がそう思う、刹那、一瞬の隙、両者が素早く納刀する、お互い抜刀術で決着を付けるつもりだ、両者が同時に居合で刀を抜く、強烈な鍔迫り合いで凄まじい衝撃波が辺りを吹き飛ばす、翔太もジェダも吹き飛んだ、決着はつかず、勝負は終わった
「フン、このぐらい勘弁するか」
ジェダが鞘に刀を納める、翔太も鞘に刀を納める
「じゃあな」
ジェダがそう言い、その場を去った

翔太がキャロルとエリーゼに近づく、エリーゼが翔太を見ると酷く怯えてる
「勝負は終わった、何を怯えている」
「来ないで!」
「?」
「キャロル、救助隊を呼んでくる、そのまま陰で待機してくれ」
「ああ、分かった」
翔太はエスタン城に向かい救助隊を増援した
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