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藤次郎-12
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「佳宵様と私が繋がるまでどのくらいかかるでしょうか?」
「私の方は今夜中にバレる事は無いと思います。早ければ明日の食事の時でしょうね。でも、だからと言って藤次郎と繋がるとは考えにくい。わたしたちの事は誰も知らないはずだから」
「私の方はそろそろ騒ぎになるはずです。まずは敵襲から疑われて次に失踪でしょうね。私の方も佳宵様とつながる様な話は一切していないので、すぐにどうとなるとは思えませんが」
「犬の血と刀で斬った槍がどれほど効果があるか」
藤次郎は出奔する前に偽装工作をしてきたのだが、どの程度効果があるのか未知数だ。
佳宵が身体を藤次郎に預けてくる。
「おねむですか?」
「ちょっと身体は子供だけど中身は大人なのよ」
「あぁそうでした。ここまで子供になってしまうとどうも調子が狂いますね。
しかし、参りましたね。解呪の方法が全く分からない。京にでも出て聞きますか?」
「大丈夫。私に心当たりがあります。竜の一族については御所の蔵の中の書物で読んで知っています。このまま、東に向かいましょう。そこにその末裔がいるはずです」
「私の方は今夜中にバレる事は無いと思います。早ければ明日の食事の時でしょうね。でも、だからと言って藤次郎と繋がるとは考えにくい。わたしたちの事は誰も知らないはずだから」
「私の方はそろそろ騒ぎになるはずです。まずは敵襲から疑われて次に失踪でしょうね。私の方も佳宵様とつながる様な話は一切していないので、すぐにどうとなるとは思えませんが」
「犬の血と刀で斬った槍がどれほど効果があるか」
藤次郎は出奔する前に偽装工作をしてきたのだが、どの程度効果があるのか未知数だ。
佳宵が身体を藤次郎に預けてくる。
「おねむですか?」
「ちょっと身体は子供だけど中身は大人なのよ」
「あぁそうでした。ここまで子供になってしまうとどうも調子が狂いますね。
しかし、参りましたね。解呪の方法が全く分からない。京にでも出て聞きますか?」
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