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3月 卒業
19 奪われた日常19
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境内は鳥居をくぐると、右手に手水舎があって、正面には3m四方くらいの社がある古びた神社だった。俺は境内の真ん中にゴムボートを置き、その中に座った。
その時、さっきの犬が俺の近くにやってきて慣れた様子で、俺に近づいてくる。その犬の首輪にはリードが付いていて………………
よく見れば、その子は、はんぺんちゃん、美琴さんの愛犬、はんぺんちゃんだった。
「はんぺんちゃん、身体洗おうね」
俺は真っ黒くなった、元真っ白なはんぺんちゃんの身体を手桶で洗ってあげているのだが、汚れが、恐らく油なのだろうな、きれいな白にはならないが、まあ、いいだろう。出先だし。グレーの新しい身体に生まれ変わった。新生グレーはんぺん。爆誕だ。
その時、さっきの犬が俺の近くにやってきて慣れた様子で、俺に近づいてくる。その犬の首輪にはリードが付いていて………………
よく見れば、その子は、はんぺんちゃん、美琴さんの愛犬、はんぺんちゃんだった。
「はんぺんちゃん、身体洗おうね」
俺は真っ黒くなった、元真っ白なはんぺんちゃんの身体を手桶で洗ってあげているのだが、汚れが、恐らく油なのだろうな、きれいな白にはならないが、まあ、いいだろう。出先だし。グレーの新しい身体に生まれ変わった。新生グレーはんぺん。爆誕だ。
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