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11月 質の悪い奴ら
14 タチの悪い奴4
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「結城さん、ちょっと良い?」
廊下で結城さんの取り巻き二人と理科室の帰りに俺は背中からツインテールの小柄なクラスメートに声を掛けた。
「………………」
振り向いた3人の真ん中、瞳の色を失った結城さんは俺を見ているが何も答えない。
「佐藤さん! 結城さんに付きまとわらないで!!」
「私達、結城さんから相談を受けたの。近づかないで! 気持ち悪い!!」
げ! 何で! 結城さんの取り巻き、山辺さんと上野さんに思いもよらない言葉を浴びせられる。
「結城さんが、佐藤さんに付きまとわれて困ってるって聞いてるの、これ以上しつこくしたら、先生に言うから!!」
廊下で結城さんの取り巻き二人と理科室の帰りに俺は背中からツインテールの小柄なクラスメートに声を掛けた。
「………………」
振り向いた3人の真ん中、瞳の色を失った結城さんは俺を見ているが何も答えない。
「佐藤さん! 結城さんに付きまとわらないで!!」
「私達、結城さんから相談を受けたの。近づかないで! 気持ち悪い!!」
げ! 何で! 結城さんの取り巻き、山辺さんと上野さんに思いもよらない言葉を浴びせられる。
「結城さんが、佐藤さんに付きまとわれて困ってるって聞いてるの、これ以上しつこくしたら、先生に言うから!!」
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