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11月 質の悪い奴ら
13 タチの悪い奴3
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「あれ?」
次の日、俺は一番後ろの角の席に座る、香車の位置にいる俺は、盤の中央にいる相川君の挙動に注目していた。時折、視界を遮り、毒にもならないような話を振って来る完ロリの攻撃をものともせずに、俺はその日の3時間目の算数の授業に、相川君の挙動に、全神経を集中していた。
授業の開始早々、それはやって来た。陽葵先生が三角定規を使いやがれと言ったそのすぐに相川君は……机の中を覗き込み動かずにいた。
……昨日、彼女が持っていた定規は……やはり、……
真実を知っている俺は……ああ、見て見ないふり出来ないよな……
「けんたろー」
小声で囁く俺の隣のリリィさんが、
「何難しい顔しているの?」
「ああ? 互いに他を二等分するってことだよ」
「何言ってんの?」
中学生の範囲だったか?ボケミスな上に完ロリに言ってもわかんないだろうなあ。と、選択ミスを悔やみ、俺は心中で一人ボケ突っ込みをしていた。
次の日、俺は一番後ろの角の席に座る、香車の位置にいる俺は、盤の中央にいる相川君の挙動に注目していた。時折、視界を遮り、毒にもならないような話を振って来る完ロリの攻撃をものともせずに、俺はその日の3時間目の算数の授業に、相川君の挙動に、全神経を集中していた。
授業の開始早々、それはやって来た。陽葵先生が三角定規を使いやがれと言ったそのすぐに相川君は……机の中を覗き込み動かずにいた。
……昨日、彼女が持っていた定規は……やはり、……
真実を知っている俺は……ああ、見て見ないふり出来ないよな……
「けんたろー」
小声で囁く俺の隣のリリィさんが、
「何難しい顔しているの?」
「ああ? 互いに他を二等分するってことだよ」
「何言ってんの?」
中学生の範囲だったか?ボケミスな上に完ロリに言ってもわかんないだろうなあ。と、選択ミスを悔やみ、俺は心中で一人ボケ突っ込みをしていた。
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