72 / 390
8月 リリィさんと海 (前編)
8 リリィさんの……
しおりを挟む
「店長、あの子、店長の知り合いなの?」
美琴さんが俺のテーブルに来て、遠く、ホールの出口のドアを開けて、トイレに行くといって席から立ったリリィさんの後姿を見ながら、グラスを傾けている。
「そうだけど……どうかした?」
「あの子、私のアパートの一階に住んでる子よ。可哀想にね。あんなことになっちゃって」
美琴さんが、俺の表情を伺う様に話し出した。
「なに? どういう事?」
グラスの水割りをやっつけている美琴さんに、説明を求めた。
「店長知らないの? 同じ学校でしょ?」
「知らないって、何よ」
美琴さんが俺のテーブルに来て、遠く、ホールの出口のドアを開けて、トイレに行くといって席から立ったリリィさんの後姿を見ながら、グラスを傾けている。
「そうだけど……どうかした?」
「あの子、私のアパートの一階に住んでる子よ。可哀想にね。あんなことになっちゃって」
美琴さんが、俺の表情を伺う様に話し出した。
「なに? どういう事?」
グラスの水割りをやっつけている美琴さんに、説明を求めた。
「店長知らないの? 同じ学校でしょ?」
「知らないって、何よ」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる